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海外の食事が苦手なあなたへ。旅先でも安心、世界中で見つかる美味しい味方15選

こんにちは、旅ライターの亜美です。アパレル企業で働きながら、長期休暇を見つけては世界の街角を旅しています。きらびやかなファッションや心揺さぶるアートに触れる旅は、私の人生にとって欠かせないスパイス。でも、そんな旅の途中で、ふと心が曇る瞬間がありました。それは「食事」の時間です。

「せっかく海外に来たのだから、現地の名物を楽しまなきゃ」。そう頭では分かっていても、独特のスパイスの香りや、慣れない油の匂いに、どうしても食欲が湧かない。メニューを前にしても言葉が分からず、出てきた料理が想像と全く違ってがっかり…。そんな経験を重ねるうち、いつしか「食事」が旅の不安要素になっていたのです。

この記事を読んでくださっているあなたも、もしかしたら同じような悩みを抱えているかもしれません。でも、安心してください。食事の不安で、旅そのものを諦めてしまうなんて、あまりにもったいないですから。世界は広く、私たちの口に合う美味しいものは、意外なほどたくさん、そして身近な場所に隠されています。この記事では、私が世界中を旅して見つけ出した「海外の食事が苦手な人でも安心して食べられるもの」や、食の不安を解消するための具体的な準備、そして万が一の時のためのトラブルシューティングまで、私の経験をすべて詰め込んでお話しします。この記事を読み終える頃には、あなたの食に対する不安はきっと、旅への期待に変わっているはずです。さあ、一緒に食の不安を乗り越えて、もっと自由な旅へと出かけましょう。

食の不安を解消したら、次は冬の海外旅行におすすめの国を計画してみませんか。

目次

なぜ海外の食事が苦手だと感じるの?原因を探ってみよう

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旅の楽しみを大きく削いでしまう「食の悩み」。ですが、なぜ私たちは海外の食事に苦手意識を持ってしまうのでしょうか。その原因を少し掘り下げてみることで、対策のヒントが見えてくるかもしれません。まずは、自分がどのタイプに当てはまるのか、少し考えてみてくださいね。

独特なスパイスやハーブの香り

飛行機を降りて異国の空気に胸を高鳴らせるその瞬間、鼻をくすぐる見慣れない香り。市場を歩けば、日本では聞き慣れないスパイスの香りが漂っています。この「香り」が、最初の壁になることも少なくありません。特に、東南アジアのパクチー(コリアンダー)や中東のクミン、インドのガラムマサラなどは、好きな人にはたまらない魅力がある一方、苦手な人には料理を口にする前から食欲をそぐ要因になりかねません。日本の食事は出汁や醤油の繊細な香りがベースであることが多いため、強い香りに脳が驚いてしまうのかもしれませんね。

油分の多さや味付けの濃さ

ヨーロッパの揚げ物料理やアメリカのダイナーで出されるボリューム満点の一皿、あるいはアジアの炒め物など、地域によっては油を多く使った料理が主流です。旅の初日は美味しく感じられても、続くと胃が疲れて「もっとあっさりしたものが食べたい…」と切実に思うこともあります。また、塩分や甘みが日本の感覚より強く、一口で「しょっぱい!」と感じることも珍しくありません。健康面を気にする方なら、毎食濃い味の食事を続けることに抵抗を覚えるでしょう。こうした味の濃さや油分の多さが、海外の食事への苦手意識を生み出す一因となっています。

衛生面の不安

特に発展途上国を訪れる際、多くの人が気にするのが衛生面の問題です。「生水は避けるべき」「屋台の食べ物は注意が必要」といった情報はガイドブックにも頻出していますよね。氷入りの飲み物を控えるべきか、カットフルーツは安全か、といった細かい点を気にしているうちに、何を食べればいいのか分からなくなってしまうことも。実際には衛生管理が行き届いている店も多いのですが、もしお腹を壊したら…と思うと保守的になってしまうのは仕方ありません。この不安が、食事を楽しむ心を抑え込んでしまうのです。

食文化の違い(食材や調理法)

日本ではなじみのない昆虫食や、癖の強い発酵食品、内臓料理など、その土地特有の食文化は旅の醍醐味であると同時に、大きなハードルにもなります。見た目のインパクトが強すぎて箸が進まない経験をしたことがある人もいるでしょう。また、日本では生卵を食べる習慣がありますが、逆に海外ではお肉の火の通りが甘いことに戸惑うこともあります。こうした食文化の根本的な違いが、未知の料理への挑戦をためらわせる原因になっているのです。

言葉の壁による注文の難しさ

最後に挙げられるのは、言葉の壁です。レストランに入ってもメニューに並ぶ単語が分からず、写真がなければどんな料理か全く想像できません。おすすめを店員に聞きたくても伝え方が分からず、結局一番無難そうなものや知っている単語(チキンやポテトなど)が入った料理を選ぶしかない。そうなると食事選びの楽しさを味わえず、「注文すること自体がストレス」と感じてしまいます。このストレスが積もると、外食に対して億劫になる人が意外に多いのです。

食の不安を解消!旅に出る前の準備と心構え

旅先での食事を快適な時間にするためには、日本にいる間の「事前準備」が非常に重要です。ほんの少しの準備と心構えがあるだけで、現地での安心感は大きく違ってきます。ここでは、私が常に行っている旅前の準備リストと情報収集のポイントをお伝えします。これらを押さえておけば、旅先での食生活がぐっと楽になることでしょう。

持ち物リストで安心感をプラス

スーツケースに少しだけ「日本の味」を忍ばせておくと、それが頼もしいお守りになります。疲れた時や、現地の食事がどうしても合わない時に、ホッと心も体も癒してくれるアイテムを用意しておきましょう。

なじみの味でひと息「インスタント食品」

フリーズドライの味噌汁やスープ、お茶漬けの素、カップ麺などは、軽くてかさばらず、お湯さえあればどこでも日本の味を楽しめる便利なアイテムです。特に味噌汁を一口飲むと、疲れた胃にやさしく染み込み、心からホッとできます。緑茶やほうじ茶のティーバッグも、気分転換に役立ちますよ。近年はお湯や水を注ぐだけでいただけるアルファ米も人気で、白米が恋しくなったときに心強い味方となります。

ただし、国によっては食品の持ち込み規制が厳しい場合もあります。肉エキス(ビーフ、ポーク、チキン)が含まれるカップ麺やカレールー、スナック菓子などは、検疫で没収されることがあるので注意が必要です。渡航前には、必ず動物検疫所の公式サイトなどで渡航先のルールを確認し、持ち込む食品の成分表示もチェックする習慣をつけましょう。植物由来のだしを使ったうどんやそば、塩ラーメンなどは比較的持ち込みやすい傾向にあります。

胃腸をサポートする「常備薬」

環境の変化や普段と違う食事は、体調に意外な影響を与えます。普段健康な方でも、胃薬や整腸剤、下痢止めに加え、乗り物酔いの薬は必ず持参しましょう。海外の薬局で薬は買えますが、成分が強かったり、自分の体に合わなかったりすることもあります。何より、不調が出てから言葉が通じない場所で薬を探すのは大きなストレスです。普段使いなれた日本の薬が一番安心で、ピルケースにまとめて手荷物に入れておくとすぐに取り出せて便利です。

小腹が空いた時の「お気に入りスナック」

ちょっとした空腹を癒してくれるお菓子も大切な旅の相棒です。チョコレート、クッキー、グミ、飴など、あなたの「いつものお気に入り」をいくつか持っていきましょう。長距離移動の合間や観光で疲れた時、甘いものは心を落ち着かせてくれます。甘いものが苦手な方は、おせんべいやカリカリ梅などもおすすめです。ジッパー付きの袋に入れておくと持ち運びも便利です。

情報収集で不安を解消

事前に情報を集めることは、食に関する不安をなくす最大の武器です。無計画に現地へ向かうのではなく、ある程度「食の地図」を頭に描いておきましょう。

目的地の食事情をチェック

まずは訪問先の国や都市の食文化をざっと調べてみます。どんな料理が人気なのか、味付けの特徴(辛い、甘い、酸っぱいなど)、主食は何なのかを把握しましょう。また、「日本人でも食べやすい料理」についても情報を集めてみてください。ブログや旅行記には先輩旅行者のリアルな声がたくさんあります。さらに重要なのは、Googleマップで滞在予定のホテル付近にある日本食レストラン、評判の良いスーパーマーケット、そして主要なファストフードチェーンを調べ、ピンを立てて保存することです。この「食のセーフティーネット」を作っておくだけで、「もしもの時はここに行けば大丈夫」という大きな安心につながります。

便利な翻訳アプリを準備

現代の旅で翻訳アプリは欠かせません。特に、スマートフォンのカメラをかざすだけでメニューの文字をリアルタイムに翻訳してくれる機能(Google翻訳など)は、レストランでの注文をぐっと楽にしてくれます。事前にアプリをインストールし、オフラインでも利用できる言語パックをダウンロードしておくと、ネットが繋がらない場所でも安心です。使い方をあらかじめ試しておくと、いざという時にスムーズに使えます。

アレルギーや苦手食材の伝え方を準備

どうしても避けたい食材がある場合は、その旨を伝えるフレーズを用意しておきましょう。「〇〇アレルギーです(I’m allergic to 〇〇)」「パクチーを抜いてください(No coriander/cilantro, please)」「辛くしないでください(Not spicy, please)」など、重要な言い回しを現地の言葉で調べ、スマホのメモ帳や小さな紙に書いておくのがおすすめです。注文時にこれを見せるだけで、口頭よりも正確かつ確実に自分の希望が伝わります。このちょっとした準備が、食事の失敗を防ぐ大きな助けになります。

世界中どこでも見つかる!安心の食べ物リスト

さて、ここからが本題です。これまでの旅で「これなら安心」と自信を持てた、世界中で見つけやすい安全な食べ物をご紹介します。これらを覚えておけば、レストランの前で迷って立ち止まることもなくなります。実は、選択肢はあなたが思っている以上に豊富なのです。

朝食はホテルのビュッフェを最大限に活用しよう

多くのホテルで用意されている朝食ビュッフェは、食に自信のない人にとってのまさに聖地です。その理由は、世界共通の「安心できる定番メニュー」が並んでいるからです。焼き立てのパン、バターやジャム、数種類のシリアルやグラノーラ、プレーンヨーグルト、新鮮なフルーツ、そしてスクランブルエッグやソーセージなどの卵料理。これらはどの国へ行っても大きく変わることはありません。自分の好きなものを好きな量だけ選べるビュッフェ方式は、失敗がなく精神的にもとても楽です。ここでしっかり野菜や果物を摂っておけば、その日の栄養バランスの心配も幾分軽減されます。朝食付きのホテルを選ぶことは、食事に不安がある旅人にとって、旅の快適さを左右する重要なポイントと言えるでしょう。

スーパーマーケットは食の宝庫です

私が旅先で必ず訪れるのは、地元のスーパーマーケットです。観光客向けのレストランよりもリアルな現地の食生活の一端を垣間見ることができるだけでなく、食に自信がない人にとっては心強い味方となります。特にフランスの「Carrefour(カルフール)」、イギリスの「Tesco(テスコ)」、アメリカの「Walmart(ウォルマート)」や「Whole Foods Market(ホールフーズ・マーケット)」などの大手チェーンは、品揃えが豊富で品質も安定しており、安心して買い物ができます。

まずはこれを探そう!鉄板の購入アイテムリスト

スーパーに入ったら、まずは以下のアイテムをチェックしてみてください。これらを組み合わせれば、ホテルの部屋があっという間に素敵なレストランに変身します。

  • パンとチーズ、ハム: 焼きたてのパン(バゲットやクロワッサンなど)と、パックに入ったチーズやハムがあれば、簡単に美味しいサンドイッチが作れます。特にヨーロッパのパンや乳製品は格別の美味しさ。言葉が通じなくても、指差しで買えるので安心です。
  • ヨーグルトや牛乳: ダノンなど、世界的に知られたブランドのヨーグルトは味の想像がつきやすく、旅で疲れやすい胃腸に優しいです。フルーツ入りやプレーンタイプなど種類も豊富。小さなパックの牛乳も、シリアルと合わせて購入すると便利です。
  • フルーツ: バナナ、りんご、オレンジ、ぶどうなど、自分で皮をむいて食べられる果物は衛生的で手軽なビタミン補給源です。ただし、カット済みのフルーツは水の衛生状況が不明な場合があり、不安な場合は避けた方が無難かもしれません。
  • サラダ: 袋やパックに入ったサラダは、手軽に野菜を補いたい時にぴったり。ドレッシングはオリーブオイルと塩のシンプルなものやビネガーベースのものを選ぶと、クセがなく食べやすい場合が多いです。中身が見えるので、苦手な野菜が入っていないか確認できるのも嬉しいポイントです。
  • 惣菜コーナー(デリ): 大きなスーパーには量り売りの惣菜コーナーがあることがよくあります。ローストチキン、フライドポテト、キッシュ、パスタサラダなど、見た目で味が想像しやすい料理が揃っています。温かいものから冷たいものまで、その日の気分に合わせて選べるのが魅力。少しずつ色々な種類を試すのも楽しみの一つです。
  • お菓子やジュース: 現地ならではのポテトチップスやチョコレートは旅のささやかな楽しみ。パッケージのデザインを眺めるだけでもワクワクします。100%果汁のジュースも、手軽に水分や糖分を補給できるのでおすすめです。馴染みのないブランドでも、オレンジやアップルなら味のイメージが付きやすいです。

世界のチェーン店も頼りになる存在

「海外まで来てチェーン店か…」と思う人もいるかもしれません。しかし、どうしても食事が難しくなった時、その看板は砂漠に現れるオアシスのように頼もしい存在です。味が世界基準で統一されている安心感や、注文が分かりやすいシステムは何にも代えがたい魅力です。

マクドナルドやスターバックス

このふたつはもはや説明不要の世界的サービスです。マクドナルドのポテトの味はどこでも同じで、スターバックスで「カフェラテ」を頼んで違うものが出てくることはほとんどありません。注文の流れも日本とほぼ同じです。さらに清潔なトイレが使えたり、無料Wi-Fiがあるのも旅行者にとって大きな利点です。もし少し冒険したい場合は、その国限定の「ご当地メニュー」に挑戦してみるのも面白いでしょう。予想外の美味しさに出会えるかもしれませんよ。

サブウェイ

私が特におすすめしたいのはサブウェイです。なぜなら、パンの種類から野菜、ドレッシングまで、全ての具材を目の前で見て指差しで選べるからです。苦手なものは「No, thank you」と伝えれば抜いてもらえますし、好きな野菜を多めにお願いすることも可能です。サンドイッチが目の前で作られていく過程を見ることは安心感があり、何より豊富な生野菜を手軽に摂れるのが魅力です。世界中どこに行っても、あの緑の看板を見ると私は心の中でガッツポーズをしてしまいます。

実は世界共通?気軽に試せる各国の定番料理

現地のレストランに入るのはまだ勇気が出ない。でもスーパーの食事ばかりでは物足りない…そんな時にぜひ試してほしいのが、世界中で愛されている「定番料理」です。日本人の口にも比較的合いやすく、味の想像がつきやすいので挑戦しやすいはずです。

イタリア料理:ピザとパスタ

イタリアンは世界で最も親しまれている料理の一つです。特にピザとパスタは、日本人にも馴染み深いメニューです。トマトソースとチーズ、バジルの「マルゲリータ」ピザや、オリーブオイルとニンニク、唐辛子のシンプルな「ペペロンチーノ」パスタはまず外れません。クリームソース系パスタも比較的マイルドで食べやすいです。メニュー選びに迷ったら、この基本の数種類を思い出してください。

中華料理:チャーハンと餃子

世界中にチャイナタウンがあるように、中華料理もどこへ行っても見つけやすく頼りになります。特に炒飯(Fried Rice)と餃子(Dumplings/Potstickers)は、日本の味に近く安心して注文できる代表的なメニューです。ただし、地域によっては八角など独特のスパイスが使われたり、予想以上に油っぽかったりすることがあるので、まずはシンプルなものから試すのがおすすめです。

世界各地の「焼き鳥」的串焼き料理

肉を串に刺して焼くという素朴な調理法は、世界中で見かけます。日本の焼き鳥のように素材の味を活かした料理が多く、比較的口に合いやすいのが特徴です。例えば中東の「ケバブ」、東南アジアの「サテ」(ピーナッツソースがかかっていることが多いですが、別添えにできることもあります)、フランスの「ブロシェット」など。香辛料が気になる場合は、シンプルに塩味での調理をお願いしてみるのも手です。屋台で売られていることも多く、手軽に挑戦できるのも魅力的です。

スープ類

温かいスープは、疲れた体を内側から癒やしてくれます。特にジャガイモのポタージュやパンプキンスープ、シンプルなコンソメスープなどは、どこの国で飲んでも優しい味わいです。レストランの前菜にスープがあれば、まず注文してみて、その店の味付けの特徴を探るのも良いでしょう。体が温まると心もほぐれて、次の料理にチャレンジする勇気が湧いてくるかもしれません。

それでも困ったときのトラブルシューティング

どれだけ準備を重ねていても、旅先でのトラブルは避けられません。勇気を出して注文した料理がどうしても合わなかったり、体調を崩してしまったりすることもありますよね。そんな「もしもの」状況に備えて、具体的な対処法を事前に知っておきましょう。心の準備ができていれば、慌てずに冷静に対応できるはずです。

レストランで注文を失敗したと感じたら

料理を一口食べて、「これはちょっと無理かも…」と思う瞬間は気まずいものです。まずは正直に、しかし丁寧に店員さんへ伝えてみましょう。「申し訳ありませんが、私の好みには少し合いません(I’m sorry, but it’s not quite to my taste.)」といった言い方が適切です。親切なお店ならば、別のメニューに変更してもらえたり、何らかの対応をしてくれる場合もあります。ただし、文化によってはこうした対応が一般的ではない国も多いので、その際は無理に全部食べる必要はありません。支払いは注文した分の全額を払うのがマナーです。この経験も貴重な文化体験と割り切り、追加でパンやポテトフライなど確実に食べられるものを頼んで、その場を乗り切りましょう。落ち込む必要はありません。旅では誰にでも起こり得ることです。

食中毒の可能性がある場合の対応策

吐き気、腹痛、下痢などの症状が出たらまず食中毒を疑いましょう。焦らずに以下の手順で対処してください。

  • 安静と水分補給: 無理して動かず、宿泊先でゆっくり休むことが大切です。特に水分補給をしっかり行い、脱水症状を防ぐために水やスポーツドリンク、経口補水液を少量ずつ頻繁に摂取してください。経口補水液は現地の薬局でも購入可能で、粉末タイプを日本から持参するとさらに安心です。
  • 常備薬の使用: 日本から持ってきた整腸剤や下痢止めを服用しましょう。ただし、高熱がある場合や症状がかなり重い場合は、自己判断で薬を飲む前に医療機関へ相談することが重要です。
  • 医療機関の受診: 症状が改善しない、または悪化する場合は無理せず病院を受診してください。その際、まず連絡すべきは加入中の海外旅行保険のサポートデスクです。ほとんどは24時間日本語対応で、キャッシュレス診療可能な病院の紹介や通訳手配も行ってくれます。渡航前に保険証券に記載された緊急連絡先をスマホに登録しておくことを忘れないでください。

また、外務省が提供している「世界の医療事情」というサイトでは、国別の医療情報や衛生状況を確認できます。出発前にぜひ一度チェックしておくと安心です。

どうしても日本食が恋しくなったときは

心身ともに疲れて、無性に白ご飯と味噌汁を食べたくなったら、それは体と心からのサインです。無理せずに日本食のレストランを探しましょう。Googleマップで「Japanese restaurant」や「sushi」と検索すれば、多くの都市で見つかります。お店のレビューや写真をよく確認し、日本人経営や現地の日本人から評価が高いところを選ぶのが成功のポイントです。海外の日本食は現地の好みに合わせてアレンジされていることも多く、料金が日本の何倍もする場合もありますが、安心できる味は旅の活力になります。これは浪費ではなく、自分自身への大切な「投資」と捉えましょう。

旅の食事を「楽しむ」ための小さなヒント

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これまで、食の不安を克服するための「守り」のアプローチを中心にお話ししてきました。しかし、せっかくの旅なら、少しでも食事を「楽しむ」方向へ気持ちを向けてみたいものです。ここでは、苦手意識をほんの少し横に置き、現地の食文化に親しむためのささやかなコツをお伝えします。

まずは「一口だけ」試してみる

一人で一皿を丸ごと試すのは勇気がいるものですが、友人や家族と一緒なら、シェアして「一口だけ」味見するのはいかがでしょうか。もし口に合わなくても、残りは他の人が食べてくれます。逆に、その一口がきっかけで「あれ、意外と美味しいかも?」という新たな発見に繋がることも珍しくありません。この「一口チャレンジ」を繰り返すことで、自分の食べられるものの幅が少しずつ広がっていくのを実感できるはずです。

市場(マーケット)をのぞいてみる

レストランに入るのが気後れするなら、まずは現地の市場(マーケット)を訪れてみましょう。色鮮やかな新鮮な野菜や果物、日本では見かけない魚介類、山のように積み上げられたスパイスの数々。賑やかな市場を歩くうちに、その土地の人々の活気や食文化を肌で感じ取れます。店主と身振り手振りでやりとりをしながら、フルーツを一つ購入してみたり、味見をさせてもらったり。こうした体験は、食事そのものとは違う、心に残る食の思い出になるでしょう。

料理教室に参加してみる

少しレベルアップした体験として、もし時間に余裕があれば、現地の料理教室に参加してみるのもおすすめです。自分で食材に触れ、どんな調味料が使われているのかを知ることで、料理への理解や親しみが急速に深まります。調理法が分かれば、レストランのメニューを見た時にも「これはあの料理だな」と想像しやすくなり、注文がぐっと楽になります。何より、現地の人たちと交流しながら一緒に料理を作る時間は、きっと旅の忘れがたいハイライトとなるでしょう。

私が見つけた、世界各国の「これなら食べられる!」体験談

最後に、私の少しだけ個人的な体験談をお聞かせください。かつては食べず嫌いが多かった私ですが、旅を重ねる中で多くの美味しい発見に出会いました。特に心に残っているのが、世界中の「食の救世主」とも言える存在たちです。

パリのマルシェで味わったバゲットとチーズの思い出

初めて訪れたパリで、華やかなレストランに圧倒された私は、サンジェルマン・デ・プレのマルシェ(市場)へ足を運びました。そこで、焼きたてのバゲットを一本、チーズ屋さんで勧められたコンテチーズ、そして少量の生ハムを買い求めました。それらを手にリュクサンブール公園へ向かい、ベンチに腰かけて食べたのです。外はパリッと、中はもちもちのバゲットの香ばしさ、濃厚なチーズのコク、生ハムの塩気――ただそれだけなのに、どんな高級レストランの料理よりも美味しく感じられました。気取らないピクニックランチは、パリでの忘れがたい思い出の一つとなりました。

ベトナムの屋台で出会った「バインミー」

東南アジアの旅で、香草のクセに戸惑っていた私を救ってくれたのは、ベトナムのサンドイッチ「バインミー」でした。フランスパンにレバーパテを塗り、焼いた肉やなます、野菜をたっぷり挟んだボリューム満点の一品です。特に印象的だったのは、注文時に苦手なパクチーを指差して「これは抜いてほしい」と伝えると、快く対応してくれたこと。自分好みにカスタマイズできる自由度の高さと、西洋のパンと東洋の具材が融合した親しみやすい味わいにすっかり魅せられました。

ニューヨークのフードトラックで楽しんだホットドッグ

物価の高いニューヨークで手軽に腹ごしらえをしたい時に、何度も助けられたのが街角のフードトラックで売られているホットドッグです。焼いたソーセージをパンに挟み、ケチャップやマスタードを好きなだけかけるだけのシンプルさ。その潔さが逆に安心感を与えてくれました。セントラルパークのベンチに座り、ニューヨーカーたちに交じってほおばるホットドッグは、この気取らない街の空気にぴったりで、旅の良き相棒となりました。

イギリスのスーパーで見つけた「ミールディール」

イギリスの食文化に不安を感じていた私ですが、スーパーの「ミールディール」に何度も助けられました。これはサンドイッチや寿司、サラダなどのメイン一品に加え、ポテトチップスやフルーツなどのスナック一品、そして飲み物一品をセットで購入すると割引になる、非常にありがたいシステムです。例えば、大手スーパーのTescoでは、このセットが数ポンドで手に入ります。多彩な種類から好みの組み合わせを選べる楽しさもあり、節約になるだけでなく、毎日のランチ選びのストレスを軽減してくれる、まさに救世主的な存在でした。

食の不安を乗り越えて、もっと自由な旅へ

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旅の中で食事は非常に大切な要素ですが、それがすべてではありません。食事が自分の好みに合わないからといって、その国の魅力が薄れるわけではないのです。重要なのは無理をしないこと、そして自分にとって心地よい食のスタイルを見つけることです。

毎日現地の名物料理を試す必要はありません。朝はホテルのビュッフェでしっかりと食べ、お昼は近くのスーパーで買ったサンドイッチを公園で楽しみ、夜は少しだけ勇気を出してレストランに足を運ぶ。そんなふうに、安心できる食事と挑戦してみる食事をうまく組み合わせることで、旅がより楽しくなります。

今回ご紹介した方法や食べ物リストは、あなたの食に対する不安を和らげるための心強い味方です。これをそばに置いておけば、「なんとかなる」と安心できるでしょう。その余裕こそが、新しい味への興味や冒険心を引き出すきっかけになるかもしれません。

食の不安という重荷を少し下ろして、もっと軽やかに、もっと自由に、あなたらしい旅を思い描いてみてください。その旅が美味しい笑顔と素敵な思い出で満たされることを、心から願っています。

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この記事を書いたトラベルライター

アパレル企業で培ったセンスを活かして、ヨーロッパの街角を歩き回っています。初めての海外旅行でも安心できるよう、ちょっとお洒落で実用的な旅のヒントをお届け。アートとファッション好きな方、一緒に旅しましょう!

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