どこまでも続く青い空、透き通るエメラルドグリーンの海、そして頬をなでる心地よい風。世界中の人々を魅了してやまない常夏の楽園、ハワイ。考えるだけで、心が躍りますよね。私もアパレルの仕事の合間を縫って、長期休暇が取れるたびにこの島の虜になっています。カラフルなリゾートウェアに身を包み、おしゃれなカフェを巡り、夕暮れのビーチを散歩する時間は、何にも代えがたい特別なひとときです。
しかし、この美しい楽園には、その美しさを守り、文化を尊重するために作られた大切なルールやマナーが存在します。私たちが「知らなかった」では済まされない、意外な禁止事項が実はたくさんあるのです。うっかりルールを破ってしまい、高額な罰金を科されたり、せっかくの旅行が台無しになったりするのは、誰だって避けたいはず。また、現地の文化や習慣を理解することは、旅行をより深く、豊かなものにしてくれるスパイスにもなります。
この記事では、ハワイを愛する一人の旅人として、そして皆さんに最高の旅を体験してほしいという思いから、ハワイで禁止されていることや観光客が注意すべき点を、具体的な対策とともに徹底的に解説していきます。環境保護に関するルールから、街歩き、交通、食事、ショッピングに至るまで、これさえ読めば安心してハワイ旅行の準備ができる、そんな情報をぎゅっと詰め込みました。さあ、楽園での素敵な時間を最高のものにするために、一緒に旅の準備を始めましょう。
例えば、喫煙者の方は、ハワイの最新喫煙ルールと罰金事情を事前に確認しておくことが大切です。
自然と文化を守るために。ハワイの環境保護に関するルール

ハワイの魅力の根底にあるのは、間違いなくその壮大で美しい自然環境です。ハワイ州は、このかけがえのない自然とともに息づく生態系を守るために、非常に厳格な法律を制定・施行しています。私たち観光客も、その取り組みを理解し尊重することが求められています。
サンゴに有害な日焼け止めは使用禁止!「リーフセーフ」を選びましょう
ハワイの美しい海を守るための代表的なルールとして、日焼け止めに関する規制が挙げられます。2021年1月1日以降、ハワイ州ではサンゴ礁の白化の原因とされる特定の化学成分を含む日焼け止めの販売・流通が法律で禁止されました。対象となる成分は「オキシベンゾン(Oxybenzone)」と「オクチノキサート(Octinoxate)」の2つです。これらは多くの商品に紫外線吸収剤として使用されているため、知らずに使ってしまうこともあり得ます。
読者が実践できること:リーフセーフな日焼け止めを用意する
この規制を遵守するために、旅行前にしっかりと準備することが大切です。日本から持参する日焼け止めは、成分表を必ず確認してください。パッケージ裏の成分リストに「オキシベンゾン」や「オクチノキサート」が記載されていないかチェックしましょう。近年では日本国内でも「リーフセーフ」や「ハワイ準拠」と謳った商品が増えているので、そういったものを選ぶのが安心です。
現地で購入する場合は、ドラッグストアやABCストア、スーパーマーケットで手に入ります。パッケージに「Reef Safe」や「Reef Friendly」と大きく記載されたものを目印にしてください。私のおすすめは、天然由来の成分を使ったミネラルベース(ノンナノの酸化亜鉛や二酸化チタンが主成分)の日焼け止めです。少し白みがかることがありますが、肌に優しく環境にも配慮された選択肢です。現地で人気のブランドは「Thinkbaby」「Badger」「Kokua Sun Care」などがあります。使用する際は、海に入る30分前までに塗り、肌になじませるのが効果的です。
砂浜の砂や溶岩石の持ち帰りは厳禁!
ハワイの輝く砂浜の砂や、ハワイ島に点在するごつごつした溶岩石。旅の記念に少しだけ持ち帰りたい気持ちは理解できますが、これは絶対に避けなければならない行動です。自然公園法で厳しく禁止されており、違反した場合は高額な罰金が科されることもあります。
さらに、ハワイには古来からの言い伝えが存在します。特にハワイ島のキラウエア火山の溶岩石は、火の女神ペレの所有物とされており、これを島外に持ち出すとペレの怒りを招き、不運が降りかかるという伝説が根強く信じられています。実際にハワイ火山国立公園には、不幸に見舞われた人々が返送した溶岩石が山のように積まれているのだそうです。
読者が実践できること:自然を敬い行動する
美しい自然は、写真に収め心に刻んで持ち帰りましょう。靴の中に砂が入った場合も、ビーチを離れる前にシャワーなどで丁寧に洗い流す心がけが大切です。もし誤って石などを持ち帰ってしまった場合は、罪悪感を抱え続けるよりも正直に元の場所の近辺に返送することが最善です。ハワイ火山国立公園のビジターセンターなどでは、返送された石を受け付けています。自然の一部を所有しようとせず、その土地にある美しさを尊重することこそ、ハワイへの最大の敬意と言えるでしょう。
野生動物との適切な距離感を守ろう。ウミガメやアザラシに触れないで
ハワイのビーチで甲羅干しをするホヌ(アオウミガメ)や、のんびり昼寝をするハワイアンモンクシールと出会うことがあります。その愛らしい姿に近づいて触りたくなるかもしれませんが、それは厳禁です。これらの野生動物は州法と連邦法により厳重に保護されています。
ルールとして、ウミガメには最低10フィート(約3メートル)、ハワイアンモンクシールには50フィート(約15メートル)の距離を保つことが推奨されています。これは動物たちにストレスを与えたり、人間の病気をうつすのを防ぐためです。また、餌やりは生態系を乱すため禁止されています。
読者が実践できること:野生動物への敬意を忘れず観察する
ビーチで遭遇した際は、静かに距離を保ちましょう。彼らの進行を妨げたり、大声を出したりすることは避けてください。写真を撮る際は、スマートフォンのズーム機能や望遠レンズ付きカメラを利用するとよいでしょう。オアフ島のノースショアにあるラニアケアビーチは「タートルビーチ」とも呼ばれ、ウミガメに出会える確率が高い場所ですが、ボランティアの方々が近づきすぎないようにロープを張り、観光客のマナーを見守っています。その指示に従い、敬意をもって観察しましょう。常に最新の野生動物保護情報は、NOAA(アメリカ海洋大気庁)のウェブサイトで確認可能です。私たちは彼らのテリトリーにお邪魔しているという謙虚な気持ちを忘れずに過ごしましょう。
街歩きやショッピングで気をつけたい、ハワイの法律とマナー
ビーチや自然だけでなく、ワイキキの市街地やショッピングモールにも、日本とは異なる様々なルールが存在します。快適かつ安全に街歩きを楽しむため、ぜひ事前に把握しておきましょう。
横断歩道以外の道路横断は違法!「ジェイウォーク」に注意
日本では、信号がなくても車が来なければ道を渡ることがありますが、ハワイ(およびアメリカ全土)ではこれを「ジェイウォーク(Jaywalking)」といい、法律で禁止されています。横断歩道や信号の設置されていないところを渡ると、警察に取り締まられた際、100ドル以上の罰金を科せられる可能性があります。
さらに、ホノルル市では2017年から「ながらスマホ」に関する条例が施行されています。これはスマホやタブレット、携帯ゲームの画面を見ながら道路を渡ることを禁じるもので、世界的にも厳しい規制として知られています。緊急通話は例外ですが、メッセージのチェックやSNS閲覧などは罰金対象です。旅行中の解放感から地図アプリを見ながら歩くこともありますが、道路を渡る際は必ず立ち止まり、周囲の安全を十分に確認しましょう。
実践ポイント:安全に道路を渡るために
道路を横断するときは必ず横断歩道を使いましょう。信号機には押しボタンが付いていることが多いので、まずは押して歩行者用信号が青(または白い歩行者マーク)に変わるのを待ちます。信号が点滅し始めたら「渡らないで」の合図なので、まだ渡っていない場合は次の青信号まで待つのがおすすめです。ハワイの車は歩行者に比較的配慮していますが、それでも油断せず、左右の確認を徹底しましょう。
公共の場での飲酒は厳禁!ルールは日本より厳しい場合も
「ハワイのビーチで夕日を見ながらビールを楽しむ」そんな理想的な光景を思い浮かべるかもしれませんが、実はこれは法律違反です。ハワイではビーチ、公園、路上、バスの車内など、指定された場所以外の公共の場での飲酒は禁止されています。違反すると罰金や場合によっては逮捕されることもあります。
また、お酒の購入やレストランでの注文も日本より厳しく管理されており、飲酒可能な年齢は21歳以上に定められています。購入時には写真付きの身分証明書(ID)が必須で、見た目に関わらず提示を求められることが多いです。パスポートのコピーはほとんど認められず、原本を携帯する必要があるため注意しましょう。
実践ポイント:ハワイでのスマートな飲酒方法
飲酒したい場合は、レストランやバー、ホテルのプールサイドバーなど、正式なライセンスを持つ施設を利用するのが安全です。購入したお酒はホテルの客室やラナイ(バルコニー)で飲むことができます。ABCストアなどでは、手軽にハワイアンビールやリキュールを購入できるので、部屋でゆっくり楽しむのもおすすめです。お酒を購入するときは必ずパスポートの原本を持参し、貴重品の管理には首から下げられるセキュリティポーチなどの利用を検討しましょう。
喫煙者必読!ハワイの厳格な禁煙規制
ハワイ州は、アメリカの中でも特に禁煙規制が厳しい地域です。2016年にタバコ製品(電子タバコやVAPEも含む)の購入年齢が18歳から21歳に引き上げられました。加えて「Healthy Air & Workplaces Law」という法律により、飲食店、バー、ショッピングセンター、ホテルのロビーや廊下、空港など屋内のほぼすべての公共施設が禁煙となっています。
屋外でも建物の出入り口から約6メートル(20フィート)以内や、バス停、公園、ビーチ、動物園、スタジアムなどは禁煙区域に指定されています。喫煙が許されるのは、指定の「Smoking Area」のみで、それ以外での喫煙は罰金対象です。
実践ポイント:喫煙エリアの探し方とマナー
喫煙者は宿泊先のホテルの喫煙ポリシーをまず確認しましょう。ホテルによっては全館禁煙のところもあれば、敷地内に喫煙所が用意されているケースもあります。街中では灰皿の設置された場所が喫煙可能エリアの目印です。ワイキキには喫煙所がいくつかありますが数は多くありません。事前にホテルのコンシェルジュに尋ねたり、地図アプリで「Smoking Area」を検索したりすると便利です。また、携帯灰皿を携行し、ポイ捨ては厳禁とするなど、マナーを守って喫煙しましょう。最新の禁煙法については、ハワイ州保健局の公式サイトでご確認ください。
レンタカーや公共交通機関を利用する際の注意点

広大なハワイの島々を自由に巡るには、レンタカーや公共交通機関が欠かせません。しかし、日本とは異なる交通規則やマナーも存在するため、安全かつ快適に移動するためには、あらかじめしっかりと理解しておくことが重要です。
押さえておきたい交通ルール。後部座席もシートベルト着用は必須
ハワイでレンタカーを運転する場合、最も重視すべきなのはシートベルトの着用ルールです。運転席や助手席だけでなく、後部座席にいる全員もシートベルトを締めることが法律で義務付けられています。小さな子供が同乗する場合は、年齢や身長、体重に応じたチャイルドシートの装着が必須です。レンタカーを予約する際は、チャイルドシートも一緒にレンタルするのを忘れないようにしましょう。規定は細かく変わることがあるので、レンタカー会社に事前に確認しておくと安心です。
日本と違う主な交通ルールもいくつかあります。
- 赤信号での右折:多くの交差点では赤信号でも一旦停止し、安全が確認できれば右折できます。ただし、「NO TURN ON RED」という標識がある場所では、必ず青信号になるまで待つ必要があります。
- スクールバス:黄色いスクールバスが赤い点滅ランプをつけて停止している場合、後続の車だけでなく対向車も必ず停止しなければなりません。子供たちが乗り降りしている合図なので、バスが再び発進するまで追い越しは絶対に禁止です。
- 制限速度:速度表示はマイル(1マイル=約1.6キロメートル)です。一般的にフリーウェイは時速50~60マイル、市街地では25~35マイルが多く見られます。標識をよく確認し、速度を守って運転しましょう。
実際にできること:レンタカーの準備とトラブル対応
ハワイでの運転には、日本で有効な運転免許証に加え、国際運転免許証または翻訳証明書の携行が必要です。渡航前にお住まいの地域の運転免許センターなどで国際運転免許証を取得しておくことをおすすめします。レンタカー予約は、日本からオンラインで済ませるとスムーズです。万が一、事故や交通違反があった場合は、冷静に安全な場所へ停車し、警察(911)およびレンタカー会社へ連絡しましょう。負傷者がいる場合は救急車も速やかに要請してください。事故現場や車の損傷部分を写真に収めておくと、後の手続きで役立ちます。英語でのやり取りが不安な場合は、海外旅行保険に付帯する日本語通訳サービスなどを活用しましょう。
TheBusやトロリーの利用方法とマナー
オアフ島内を移動する際、「TheBus」という市バスは非常に便利かつ経済的な交通手段です。しかし、利用時にはいくつかのマナーを守る必要があります。まず、バス車内での飲食は禁止されています。蓋つきの飲み物なら持ち込み可能な場合もありますが、基本的には控えるのがマナーです。また、サーフボードや大きなスーツケースなど、他の乗客の迷惑になる大きな荷物は持ち込めません。
TheBusの乗車方法はやや特徴的です。乗車時に運賃を支払いますが、お釣りは出ません。2023年時点では大人の料金が3ドルなので、事前にぴったりの現金を用意しておく必要があります。より便利なのは、「HOLOカード」という交通系ICカードの利用です。ワイキキのABCストアなどで購入・チャージでき、乗車時にカードをタップするだけで支払いが完了します。1日の料金上限が設定されているため、何度も乗り降りする方には特におすすめです。降車時は窓際にあるワイヤーを引くかボタンを押して運転手に知らせましょう。そして、降りるときに「Thank you, driver!」と声をかけるのは、地元で親しまれている素敵な習慣です。この一言が、旅をより心温まるものにしてくれます。
ホテルやレストランでのスマートな振る舞い
旅の楽しみの大きな要素として、食事やホテルでの滞在が挙げられます。ここでは、ハワイの文化に根ざしたドレスコードやチップの習慣についてご紹介します。スマートに振る舞うことで、より質の高いサービスを受けられ、快適な時間を過ごせるでしょう。
ドレスコードは大丈夫?高級レストランでの服装について
リラックスした雰囲気のハワイですが、場所によってはドレスコードが設けられています。特にホテルのメインダイニングや高級レストランでのディナーでは注意が必要です。ビーチでの水着やTシャツ、ビーチサンダルといった格好では、入店を断られることもあります。
ハワイのドレスコードは「リゾートカジュアル」や「スマートカジュアル」が基本です。男性の場合は、襟付きのシャツ(アロハシャツは正式な服装として認められています)、長ズボン(チノパンやスラックス)、そしてつま先を覆う革靴やローファーが望ましいです。女性は、上品なワンピースやリゾートドレス、ブラウスとスカートまたはパンツの組み合わせが適しています。足元は、ヒール付きのサンダルやデザイン性の高いおしゃれなものを選ぶと良いでしょう。
実際にできること:ディナーに向けたワードローブの準備
荷物をまとめる際に、ディナー用の少しフォーマルな服を一着用意しておくことをおすすめします。シワになりにくい素材のワンピースや、着回ししやすいシンプルなパンツは便利です。アパレル業界に携わる私からのアドバイスですが、アクセサリーを上手に活用すると、昼間のカジュアルな装いも夜のディナーにふさわしいスタイルに変わります。大ぶりのピアスやネックレス、クラッチバッグなどをプラスすれば、ぐっと印象が変わります。レストランを予約する際は、公式サイトでドレスコードの有無を必ず確認すると、当日慌てることがなく安心です。
チップは感謝の証。スマートな支払い方と相場
日本人旅行者が戸惑いやすい習慣のひとつにチップがあります。日本ではあまり馴染みがありませんが、アメリカのサービス業ではチップがスタッフの重要な収入源です。感謝の気持ちを込めてスマートに渡せるようになりたいですね。
チップの相場はサービス内容によって異なりますが、レストランでは食事代の15%〜20%が一般的です。特に満足したサービスの場合は20%以上を渡し、少し改善の余地があると感じても最低15%は置くことがマナーです。
- レストラン:15%〜20%
- ホテルのベルマン:荷物1つにつき1〜2ドル
- ホテルのハウスキーピング:1泊1部屋につき2〜5ドル(毎朝ベッドサイドなどに置く)
- タクシーや配車サービス:運賃の約15%
- ツアーガイド:ツアー料金の10%〜15%
- バーテンダー:1杯につき1〜2ドル
実際にできること:チップの計算方法と支払い方
チップの計算は最初は難しく感じるかもしれません。簡単な計算法としては、レシートにある税金(Tax)の額を確認し、オアフ島の税率は約4.7%なので、その金額に3倍または4倍をかけると、だいたい15%〜20%の範囲になります。スマートフォンの計算機を使うのも便利です。
支払い方法は、クレジットカードの場合、会計時に渡されるレシートの「Tip」または「Gratuity」という欄にチップの金額を書き込み、「Total」欄に合計金額を記入しサインします。現金の場合は、テーブルにお札を置いて席を立つ形です。お釣りのなかからチップ分を残す方法も問題ありません。なお、レシートに「Gratuity Included」や「Service Charge」と記載がある場合はサービス料がすでに含まれているため、二重に支払う必要はありません(主に6人以上のグループなどで見られます)。
意外と知らない?ハワイへの持ち込み禁止・制限品リスト

楽しいハワイ旅行は、空港の税関での手続きから始まります。トラブルを避けるためにも、日本からハワイに持ち込む物品に関するルールをしっかりと把握しておきましょう。
肉製品や生の果物は持ち込めない?食品検疫の基礎知識
アメリカでは、農産物や畜産物への病気や害虫の持ち込みを防ぐために非常に厳しい検疫制度が設けられています。多くの食品が持ち込み禁止または制限の対象となっており、特に以下の品目に注意が必要です。
- 肉製品:牛肉、豚肉、鶏肉を含むあらゆる肉製品や肉エキスが含まれる商品(例:ビーフジャーキー、インスタントラーメンのチャーシュー、肉エキス入りのスナック菓子など)は、基本的に持ち込み禁止です。
- 生の果物・野菜、植物、種子:ほとんどのものが持ち込み禁止となっています。
- 卵や乳製品:卵や加工が不十分な乳製品(生乳など)も持ち込みできません。
機内で配布される税関申告書には、食品を所持しているかどうかを尋ねる欄があります。食品を少しでも持っている場合は必ず正直に「はい」と記入し、係官に現物を提示して判断を受けてください。隠蔽が発覚すると虚偽申告とみなされ、高額な罰金が課されることがあります。迷った場合は必ず申告することが基本です。詳細は在日米国大使館・領事館の公式サイトで最新情報を確認してください。
ドローンを飛ばしたい!知っておくべき規制と注意点
ハワイの美しい景色をドローンで撮影したいという方も増えていますが、ドローンの飛行には厳格なルールが存在します。まず、趣味目的であっても重量が250g以上のドローンはFAA(連邦航空局)への登録が義務付けられています。
飛行エリアにも多くの制限があります。国立公園(ハワイ火山国立公園やハレアカラ国立公園など)や州立公園の敷地内でのドローン使用は禁止されています。また、空港から5マイル(約8キロ)以内や軍施設の周辺も飛行禁止区域です。人の頭上やイベント会場の上空を飛行させることも厳禁です。規則に違反すると、ドローンの没収や罰金、さらには法的措置が取られる可能性もあります。
実践的なアドバイス:ドローン飛行に向けての準備
ドローンを持参する場合は、渡航前に必ずFAAの公式サイトで機体登録を完了させてください。現地では、「B4UFLY」などの公式アプリで飛行予定地が許可されているかを事前に確認する習慣をつけましょう。ルールを遵守し、安全にハワイの絶景撮影をお楽しみください。
安全に楽しむためのヒントと、万が一の時の備え
ハワイは比較的治安が良好な地域ですが、日本と同じ感覚でいると思わぬトラブルに巻き込まれることもあります。旅の最後まで楽しい思い出にするために、基本的な安全対策と万が一の備えについてご紹介します。
貴重品の管理は徹底しよう。車上荒らしや置き引きに注意
観光客を狙った盗難で最も多いのは置き引きや車上荒らしです。ビーチで泳いでいる間に砂浜に置いたバッグが盗まれたり、レンタカーの窓を割られて車内の物が盗まれる事件が後を絶ちません。
- ビーチでの対策:荷物から目を絶対に離さないようにしましょう。必ず誰か一人が荷物の見張りをするか、貴重品はホテルのセーフティーボックスに預けるなどし、必要最低限のものだけを持ち歩くことをおすすめします。
- レンタカー利用時:たとえ短時間でも、車内にバッグやスーツケース、ショッピングバッグを放置したまま車を離れないようにしてください。貴重品は「外から見える場所に置かない」ことが基本です。トランクの中も必ずしも安全とは限らないので、貴重品は常に身につけて行動することが重要です。
- 街歩きの際:バッグは車道側ではなく建物側に持ち、ファスナーはしっかり閉めておきましょう。夜間の一人歩きや人通りの少ない路地の利用は避けるのが賢明です。最新の治安情報は、在ホノルル日本国総領事館の安全対策基礎データで確認可能です。
万が一に備えた連絡先リスト
トラブル時に慌てないためにも、緊急連絡先をメモして持ち歩くことが安心です。スマホに保存するほか、紙に書いて財布などに入れておくこともおすすめします。
- 警察・消防・救急:911
- 在ホノルル日本国総領事館:+1 (808) 543-3111(パスポート紛失・盗難や事件・事故などに対応)
- クレジットカード会社の紛失・盗難窓口:カード裏面や公式サイトに記載の緊急連絡先
- 海外旅行保険サポートデスク:保険証券に記載の連絡先
パスポートを紛失した際は、まず最寄りの警察署で紛失・盗難証明書(Police Report)を取得し、その後総領事館で「帰国のための渡航書」やパスポートの再発行手続きを行います。手続きには戸籍謄本(または抄本)や写真が必要となるため、コピーやデータを準備しておくとスムーズです。何よりも、海外旅行保険に加入しておくことは必須です。高額な医療費や盗難による損害を補償するだけでなく、日本語対応のサポートを受けられる心強い存在となります。
旅の終わりに想うこと。アロハの心を忘れずに
これまで、ハワイにおけるさまざまなルールや禁止事項についてご紹介してきました。少し窮屈に感じられたかもしれませんが、これらの規則は決して私たち観光客を縛るためのものではありません。すべてのルールは、ハワイのかけがえのない自然環境を守り、先住民から受け継がれた豊かな文化を尊重し、現地の人々の日常の安らぎを維持するために設けられているのです。
ハワイには「アロハ・スピリット」という美しい言葉があります。これは単なる挨拶の言葉ではなく、「思いやり」「敬意」「調和」「謙虚さ」など、人々がお互いに敬い合いながら自然と調和して生きるための心のあり方を表しています。私たちがルールやマナーを守ることは、このアロハ・スピリットを実践し、ハワイという特別な場所への敬意を示すことと直結しています。
美しいサンゴ礁を守るためにリーフセーフの日焼け止めを選び、女神ペレの伝説に思いを馳せて溶岩石を優しく元の場所に戻し、ホヌの安らかな眠りを妨げないよう静かに見守る。こうしたひとつひとつの小さな行動が、この楽園を未来へとつなぐ大切な一歩となります。ルールを理解し、文化に触れることで、あなたのハワイ旅行は単なる観光を越え、より深く意味のある体験へと変わっていくでしょう。アロハの心を胸に、素敵な旅の時間をお楽しみください。

