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シンガポール航空とエア・インディアが提携強化、インドへの空の旅がさらに便利に

シンガポール航空(SIA)とエア・インディアは、両社間の商業協力を大幅に拡大し、共同事業(ジョイントベンチャー)の実施に向けた枠組み協定に合意したと発表しました。この提携は、急成長するインド市場と世界を結ぶ空のネットワークを強化し、旅行者にとっての利便性を大きく向上させるものとして注目されています。

目次

巨大航空市場インドへのアクセスが飛躍的に向上

今回の合意は、関係当局の承認を経て、シンガポールとインドを結ぶフライトにおける両社の協力を新たな段階へと引き上げるものです。具体的には、運航スケジュールの調整による乗り継ぎ時間の短縮や、両社のネットワークを組み合わせた最適なルートの提供が計画されています。

将来的には、利用者はシンガポール航空またはエア・インディアのどちらのウェブサイトからでも、両社のフライトを組み合わせた旅程を一度に予約・購入できるようになります。これにより、航空券の購入から最終目的地までの移動がよりシームレスになります。

両社はすでに、日本を含む20か国・地域の61地点でコードシェア(共同運航)を実施していますが、今回の共同事業はこの関係をさらに深化させるものです。

なぜ今?提携強化の背景にある深い関係

この協力拡大の背景には、単なる航空会社間の業務提携にとどまらない、より強固な資本関係が存在します。

資本提携が生み出す強固なパートナーシップ

現在、エア・インディアはインド最大のコングロマリットであるタタ・グループの傘下にあります。一方で、シンガポール航空はタタ・グループと共同でインドの航空会社「ビスタラ」を設立・運営してきました。

現在進行中の計画では、このビスタラがエア・インディアに統合される予定です。この統合プロセスの一環として、シンガポール航空は統合後の新生エア・インディアの株式25.1%を保有することになります。今回の共同事業は、この資本関係を背景とした、長期的な戦略的パートナーシップの重要な一歩と言えるでしょう。

急成長するインド航空市場の魅力

インドは世界で最も急速に成長している航空市場の一つであり、中間層の拡大に伴い、国内外への旅行需要が爆発的に増加しています。シンガポール航空にとって、広大なインド国内ネットワークを持つエア・インディアとの提携は、この巨大市場へのアクセスを盤石にする上で極めて重要です。同時に、エア・インディアにとっては、シンガポール航空の持つ世界的なネットワークを活用することで、国際線を強化できるというメリットがあります。

旅行者への具体的なメリットと今後の展望

では、この提携は私たち旅行者にどのようなメリットをもたらすのでしょうか。

スムーズな乗り継ぎと豊富な選択肢

運航スケジュールが両社間で調整されることで、シンガポールのチャンギ国際空港での乗り継ぎがよりスムーズになり、待ち時間の短縮が期待できます。日本からシンガポールを経由して、デリーやムンバイといった主要都市はもちろん、これまでアクセスしにくかったインドの地方都市へ向かう際の選択肢が大幅に増えるでしょう。

マイレージ会員には朗報

両社のマイレージプログラムにおける連携強化も計画されています。シンガポール航空の「クリスフライヤー」とエア・インディアの「フライング・リターンズ」の会員は、マイルの相互加算や特典航空券への交換がしやすくなる可能性があります。また、上級会員向けの特典(ラウンジ利用、優先搭乗など)の相互利用も拡大されることが期待され、マイレージ会員にとっての魅力は一層高まるはずです。

法人向けサービスや貨物分野でも協力

旅行者だけでなく、法人向けの出張プログラムや航空貨物の分野でも協力が進められる予定です。これにより、ビジネスでのインド渡航や、両国間の物流も円滑化される見込みです。

まとめ:アジアの空に新たな勢力図

シンガポール航空とエア・インディアの提携強化は、単に2社間の協力にとどまらず、アジアの航空業界における勢力図を塗り替える可能性を秘めています。特に、インドと欧米を結ぶ路線で競争が激しい中東の航空会社に対抗する、強力なアライアンスが誕生することになります。

私たち旅行者にとっては、インドへの旅がより身近で、より快適になることは間違いありません。今後の具体的なサービス展開に期待が高まります。

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この記事を書いたトラベルライター

SimVoyage編集部は、世界を旅しながら現地の暮らしや食文化を体感し、スマホひとつで快適に旅する術を研究する旅のプロ集団です。今が旬の情報から穴場スポットまで、読者の「次の一歩」を後押しするリアルで役立つ記事をお届けします。

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