万博開幕まで1年、世界が日本に注目
2025年4月13日に開幕する2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)まで、ついに残り1年となりました。開催地である大阪をはじめ、日本全体で海外からの旅行者を迎え入れる準備が本格化しています。記録的な円安が追い風となり、日本旅行への関心が世界的に高まる中、この万博は日本の文化、技術、そしておもてなしを体験する絶好の機会として注目を集めています。
simvoyageでは、この国際的なビッグイベントが海外からの旅行者にどのような影響を与えるのか、最新の準備状況と背景を交えて解説します。
350万人の海外来場者を見込む国家プロジェクト
今回の大阪・関西万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、184日間にわたって開催されます。日本政府および博覧会協会は、期間中の総来場者数を約2,820万人と想定しており、そのうち海外からの来場者は約350万人にのぼると見込んでいます。これは、日本の観光産業にとって極めて大きなインパクトを持つ数字です。
この目標達成に向け、政府は国を挙げて受け入れ体制の整備を急ピッチで進めています。
海外旅行者向け準備の最前線
海外からの旅行者がスムーズで快適な滞在を送れるよう、具体的な取り組みが加速しています。旅行を計画している方が知っておくべきポイントをまとめました。
入国手続きを迅速化する「万博EVISA」
特に注目すべきは、政府がすでに運用を開始した万博専用の電子ビザ(EVISA)発給システムです。これにより、対象国の旅行者はオンラインでビザ申請が可能となり、従来の手続きに比べて大幅な時間短縮と簡素化が実現します。空港での混雑緩和にも繋がり、日本到着後の体験をよりスムーズにするための重要な施策です。
アクセスと滞在環境の向上
会場となる大阪の夢洲(ゆめしま)へのアクセス改善も急がれています。鉄道の延伸やシャトルバスの増便計画が進んでおり、関西国際空港や大阪市内の主要拠点からの移動がより便利になる予定です。
また、急増する旅行者に対応するため、宿泊施設の確保も重要な課題です。大阪市内や周辺地域ではホテルの新規開業が相次いでいるほか、多様なニーズに応えるための準備が進められています。さらに、会場内外での多言語対応の強化も図られており、言語の壁を感じさせない環境づくりが期待されます。
背景にある円安と訪日旅行ブーム
今回の万博が特に注目される背景には、現在の歴史的な円安があります。海外の旅行者にとって、日本の商品やサービスが相対的に割安になっており、旅行先としての日本の魅力が格段に高まっています。
この円安を追い風に、日本のインバウンド観光はすでにコロナ禍以前を上回る勢いを見せています。万博は、この訪日旅行ブームをさらに加速させ、日本各地へ観光客を誘致する起爆剤となることが期待されています。
予測される未来と旅行者が注意すべきこと
万博の開催は、関西地方に莫大な経済効果をもたらすと同時に、日本の国際的なプレゼンスを高める機会となります。しかし、旅行者にとってはいくつかの注意点も考えられます。
ポジティブな影響
- 未来の技術と文化の体験: 世界中の国々が参加するパビリオンで、最先端の技術や多様な文化に触れることができます。
- 快適な旅行環境: EVISAの導入やインフラ整備により、ストレスの少ない旅行が期待できます。
- お得な旅行: 円安が続けば、滞在中の食事やショッピングをより一層楽しむことができるでしょう。
懸念と対策
一方で、海外パビリオンの一部で建設の遅れが報じられており、開幕時にすべての施設が万全の状態で揃うかについては、引き続き注視が必要です。
また、これだけの規模のイベントが開催されることで、期間中の航空券や宿泊施設は高騰し、予約が困難になることが予想されます。特にゴールデンウィークや夏休みと重なる期間は、会場内外で相当な混雑が見込まれます。
大阪・関西万博への旅行を計画している方は、今から情報収集を始め、航空券やホテルの予約を早めに済ませることを強くお勧めします。日本の新たな魅力を発見する旅に向けて、計画的に準備を進めましょう。

