MENU

タイ・バンコク【サトーン暮らし】のリアル。Webエンジニア女子が語る都会のオアシス生活の魅力と予算

きらびやかな高層ビルが空に向かって伸び、その足元ではエネルギッシュな屋台が湯気を立てる街、バンコク。訪れるたびに新しい顔を見せてくれるこの都市に、ただ「旅する」だけでなく、「暮らす」という選択をする日本人が増えています。こんにちは、旅ライターの亜美です。今回は、そんなバンコクの中でも、金融・ビジネスの中心地として知られる「サトーン」エリアに焦点を当てます。

「サトーンって、オフィス街でしょ?」「住むにはちょっと無機質じゃない?」そんなイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。でも実は、洗練された都会の利便性と、心安らぐ緑のオアシスが絶妙なバランスで共存する、とても魅力的なエリアなんです。今回は、そんなサトーンで実際に暮らし始めて1年半になるというWebエンジニアのエリカさん(28歳)にお話を伺いました。リモートワークをこなしながら、バンコクライフを満喫する彼女の言葉から、サトーン暮らしのリアルな魅力、そして気になる生活費やリアルな困りごとまで、徹底的に掘り下げていきたいと思います。この記事を読み終える頃には、あなたのバンコク移住計画が、ぐっと現実味を帯びているはずです。

サトーンでの生活費を抑えつつローカルな朝食を楽しみたいなら、バンコクの朝のフードコートを体験してみるのがおすすめです。

目次

なぜバンコク?なぜサトーン?エリカさんがタイ移住を決めた理由

naze-bangkok-naze-sathon-erika-san-ga-tai-iju-wo-kimeta-riyu

東京のIT企業でWebエンジニアとして働いていたエリカさんは、充実した日々を過ごしつつも、心のどこかで「このままで本当に良いのか?」という漠然とした疑問を抱いていたそうです。そんな彼女がバンコクへの移住という大きな決断を下した背景には、いくつかのきっかけがありました。

「パンデミックがきっかけで、会社が完全リモートワークへと移行したことが最も大きな変化でした。場所に縛られず仕事ができるようになると、『それなら日本にいる必要はないんじゃないか』と自然に考えるようになりました。私は以前から海外旅行が好きで、特に東南アジアの活気あふれる雰囲気が大好きでした。その中でもタイは、食事が美味しくて、人々は親切だし、気候も温暖で魅力的です。何度か訪れるうちにその魅力に心を奪われ、いつかここに住んでみたいなと漠然と思っていたんです」

その夢が、現実の目標へと変わった瞬間と言えますね。ただ、海外移住の候補地は多々あったはずです。なぜ数ある中でバンコクを選んだのでしょうか。

「クアラルンプールやホーチミンなど、他の東南アジアの都市も調べましたが、最終的にバンコクを選んだのは都市の規模と生活コストのバランスが絶妙だったからです。世界中から人や物が集まる国際都市でありながら、地元の生活感も感じられる温かみがあります。そして何より、日本の生活と比べて生活費をかなり抑えられるのが魅力的でした。エンジニアとしての収入があれば、快適でゆとりのある暮らしが実現できると感じました」

確かに、そのバランスはバンコク独特の魅力かもしれませんね。では、バンコク内の数あるエリアからサトーンを選んだ決め手は何だったのでしょう。

「最初は日本人駐在員が多く住むプロンポンやトンローも検討しました。日系のスーパーや飲食店が豊富で、確かに暮らしやすそうだなとも思いました。でも内見を重ねるうちに、私はもう少し『ローカルと国際色が混じり合う場所』に住みたいと気づいたんです。サトーンは外資系企業が軒を連ねるビジネス街で、欧米系ビジネスパーソンも多く、国際的な雰囲気があります。それでいながら、一歩路地に入ると昔ながらの屋台や地元市場が残っており、タイの生活を肌で感じられる。このコントラストがとても面白いと思いました。また、BTS(スカイトレイン)のシーロム線が通っていて、どこへ行くにも便利なアクセスも大きな魅力でした。私は完全リモートですが、将来的にバンコクのオフィスに出社することがあった時も通勤が楽だろうな、と考えました」

都会的な刺激とローカルな日常の両方を間近に感じられるサトーンは、エリカさんの理想とするライフスタイルに perfectly合った場所のようです。

サトーンでのリアルな1ヶ月。気になる生活費を大公開!

さて、ここからは皆さんが最も関心を寄せているであろう、実際の生活費について詳しく掘り下げていきます。エリカさんが毎月どのくらいの費用で暮らしているのか、具体的な内訳を教えてもらいました。日本での生活と比較しながら見ると、より鮮明にイメージしやすいかもしれません。

家賃:都心エリアなのに意外と手ごろ?コンドミニアムの選び方

まず、生活費の中で大きな比重を占める家賃ですが。サトーンのような都心部では、かなり高いのではと想像しがちです。

「私が現在住んでいるのは、BTSチョンノンシー駅から徒歩約8分の位置にあるコンドミニアムです。広さは40平米ほどの1LDKで、プールとジムが利用可能です。家賃は月22,000バーツで、日本円に換算するとおよそ88,000円(1バーツ=4円で計算)になります。東京で同様の条件の物件を探すと、倍以上の価格になるのではないでしょうか」

プールとジム付きでこの家賃はかなりお得ですね。どのようにしてこの物件を見つけたのですか?

「タイでの住まい探しは、日系の不動産エージェントに依頼するのが一般的です。インターネットで複数の候補を見つけて問い合わせをしました。LINEで連絡が取れて、希望する条件(エリア、予算、間取り、必須設備など)を伝えると、それに合う物件を数件ピックアップして提案してくれました。内見も、エージェントの方が車で案内してくれるのでスムーズに進みました」

これは、タイでの物件探しを考えている読者にとって非常に役立つ情報ですね。物件探しのポイントもいくつかあります。

  • 物件探しの流れ
  • まずはHipflatやDDpropertyなどの不動産情報サイトで、希望エリアの家賃相場や物件の雰囲気を把握します。
  • 次に、日本語対応可能な不動産エージェントを複数見つけ、連絡を取ります。連絡の速さや提案内容を元に、信頼できるエージェントを選ぶことが大切です。
  • 希望条件を伝えて内見を予約し、1日に3〜5件程度の内見を効率よくこなします。
  • 内見の際は、部屋の状態だけでなく、共有施設(プール、ジム、コワーキングスペースなど)の管理状況や建物のセキュリティ、周辺環境(スーパーやコンビニ、駅までの道の安全性)もじっくり確認します。
  • 気に入った物件が見つかれば申し込みをします。通常、家賃2ヶ月分のデポジット(保証金)と1ヶ月分の前家賃を支払って契約完了となり、このデポジットは退去時に問題がなければ返還されます。

「契約書はタイ語と英語で作成されていることが多いため、エージェントにしっかり内容を確認してもらうことが重要です。特に契約期間や退去時の手続き、修繕費の負担範囲などはトラブル防止のために事前に明確にしておくべきです」とエリカさん。入念な準備と確認が、快適なバンコク生活の第一歩になるでしょう。

食費:屋台から高級レストランまで、食のバリエーションは無限大

次に注目したいのが食費です。グルメの街バンコクでは、食の楽しみ方も非常に多彩です。

「1ヶ月の食費は大体15,000バーツ(約60,000円)ほどです。自炊と外食がおよそ半々ですね。平日の昼食はコンドミニアム近くの屋台やフードコートを利用することが多いです。カオマンガイやガパオライスだと50〜60バーツ(約200〜240円)で満足できる量が食べられて、本当に美味しくて安いのが魅力です」

500円以下で本格的なタイ料理を楽しめるのは、タイでの暮らしの醍醐味ですね。

「そうですね。ただ、それだけではなく、サトーンはおしゃれなカフェや多国籍のレストランも豊富です。週末は友人とブランチに出かけたり、ちょっと贅沢して話題のレストランでディナーを楽しんだりします。そういったお店では、一食あたり500〜1,000バーツ(約2,000〜4,000円)ほどかかります。自炊の際は、Tops MarketやVilla Marketといったスーパーを利用します。特にVilla Marketは輸入食材が充実しており、日本の調味料も手に入るので重宝しています。やや割高ですが、日本の味が恋しくなる時に心強い存在です」

屋台、レストラン、自炊と、その時の気分や予算に応じて食のスタイルを変えられる点が、バンコクでの食生活の楽しさと言えそうです。

交通費:BTSとMRTを上手に活用

バンコクは交通渋滞が深刻なことで知られています。移動手段やそのコストも気になるところです。

「主な移動手段はBTS(スカイトレイン)とMRT(地下鉄)です。渋滞に巻き込まれず時間も正確なので、これらの利用が基本です。私はラビットカードという交通系ICカードを使ってチャージして乗っています。1ヶ月あたりの交通費は約1,500バーツ(約6,000円)ほど。週末に少し遠出するくらいで、平日はあまり移動しないのでこのくらいで収まっています」

  • ラビットカードの入手と使い方
  • ラビットカードは、BTSの各駅の窓口で購入可能です。購入時にパスポートの提示を求められることがあるため、持参するとスムーズです。
  • カードの価格と初期チャージ料金を支払い、窓口や券売機で簡単にチャージ(トップアップ)ができます。窓口で「Top up, please」と伝えれば、すぐにチャージできます。
  • 日本のSuicaやPASMOと同様に、改札機にタッチするだけで乗降ができます。さらに、提携飲食店やコンビニでも使えるので非常に便利です。

「近距離の移動や駅から離れた場所へ行く際は、Grab(配車アプリ)のバイクタクシーを利用することも多いです。ヘルメットをかぶって風を感じながら走るのは気持ちいいですよ。アプリで行き先を指定し、料金も事前に確定するので、ドライバーと交渉する必要がなく安心です」

通信費・光熱費:快適なデジタルノマド生活の基盤を支える費用

リモートワークをするエリカさんにとって、インターネット環境は欠かせません。通信費や光熱費はどれくらいかかっているのでしょう。

「携帯のSIMカードは、AISという通信会社のプリペイドプランを利用しています。データ無制限のプランで、月額約300バーツ(約1,200円)。料金が安く、通信速度も安定していて満足しています。コンドミニアムの部屋にはWi-Fiも完備されており、これは家賃に含まれています。光熱費は電気代と水道代で、水道代は毎月ほぼ一定の約100バーツ(約400円)。電気代はエアコンの使用状況で変動し、日中も仕事で家にいることが多いため、暑い季節は月に2,000バーツ(約8,000円)ほどになることもあります」

交際費・娯楽費:仕事も遊びも充実させるために

プライベートの時間も充実したバンコクライフには欠かせません。

「交際費や娯楽費は月によって変動しますが、おおよそ10,000バーツ(約40,000円)程度です。友人とカフェに出かけたりショッピングを楽しんだり。タイはマッサージが非常に安く、1時間300バーツ(約1,200円)で本格的なタイマッサージが受けられるため、週に一度は自分へのご褒美として通っています。週末には、バスで2時間ほどのパタヤやホアヒンへ小旅行に出かけることもあります」

月間合計と日本との比較

それでは、エリカさんの月々の生活費を合算してみましょう。

  • 家賃:22,000バーツ
  • 食費:15,000バーツ
  • 交通費:1,500バーツ
  • 通信費:300バーツ
  • 光熱費:約1,000バーツ(平均)
  • 交際費・娯楽費:10,000バーツ

合計:49,800バーツ(約199,200円)

「だいたい毎月50,000バーツ前後で生活しています。もちろん、旅行や大きな買い物をした月はもう少し増えますが、通常の暮らしとしてはこの金額で十分です。東京で一人暮らしをしていた頃は、家賃だけでも約12万円かかり、食費や交際費ももっと高かったため、トータルで30万円近くになる月も珍しくありませんでした。それと比べると、生活コストを大幅に抑えられているのが実感できます。その分、貯金や自己投資にお金を回せるようになり、自由に使える資金が増えたのは大きな変化ですね」

都会の利便性と癒やしの両立。エリカさんが語るサトーンの魅力

metropolitan-convenience-and-healing-balance-erika-talks-about-satown-charm

生活費の面で大きなメリットがあることは理解できました。では、実際に暮らしてみて感じるサトーンという街の魅力は、具体的にどのような点にあるのでしょうか。

仕事もプライベートもはかどる!抜群のアクセス環境

「やはり何と言っても交通の利便性の高さが大きな魅力です。サトーンにはBTSシーロム線のスラサック駅、チョンノンシー駅、サラデーン駅があり、バンコクの中心地であるサイアムまで乗り換えなしで10分もかかりません。ショッピングや映画鑑賞など、何かとサイアムに行く機会が多いので本当に便利です。また、ビジネスの中心地スクンビットエリア(アソークやプロンポンなど)へも、サイアムで1度乗り換えるだけで簡単にアクセスできます」

ビジネスの中心地であると同時に、プライベートの活動拠点としても申し分ない環境なのですね。

「その通りです。リモートワーカーにとってもサトーンは非常に快適な環境だと思います。おしゃれで居心地の良いカフェが多く、ほとんどのお店でWi-Fiや電源が完備されているため、気分転換に場所を変えながら仕事をするには最適です。最近はコワーキングスペースも増えていて、仕事とプライベートの切り替えがしやすい街と言えますね」

緑に癒やされる都会のオアシス「ルンピニー公園」

高層ビルが建ち並ぶサトーンですが、意外にも近隣には広大な緑地空間が広がっています。

「サトーンの北側に広がる『ルンピニー公園』の存在は私にとってとても大きな意味があります。東京でいう日比谷公園や代々木公園のような場所で、まさに都会のオアシスです。仕事で煮詰まった時やリフレッシュしたい時に気軽に散歩に行き、自然の中を歩くだけで心がとても落ち着きます。朝早く訪れると太極拳をする高齢者の姿が見られ、夕方には大音量の音楽に合わせてエアロビクスを楽しむ人々の姿もあり、タイの生活の一端が垣間見えるのも面白いですね。公園内には大きな池があって、アヒル型のボートに乗ることもできますよ」

都会の喧騒から離れ、手軽に自然を感じられる場所があることは、生活の質(QOL)を大きく高める重要なポイントと言えるでしょう。

食の達人も納得!多彩なグルメスポット

先ほどの食費の話にも関連しますが、サトーンはグルメの宝庫でもあります。

「本当に、食の選択肢が豊富で困ることはありません。安くて美味しいローカルフードはもちろんですが、とくにサトーンはインターナショナルなレストランが多いのが特徴です。本格的なイタリアンやフレンチ、インド料理、そしてもちろん日本食も揃っています。世界各国の料理を高いクオリティで楽しむことができます。私が特に気に入っているのは、古い建物を改装した隠れ家的なカフェやレストランで、雰囲気も素敵なので週末に訪れるのが楽しみのひとつです。それから、やはりルーフトップバーですね。サトーンには有名なルーフトップバーがいくつかあり、そこからのバンコクの夜景は息をのむ美しさです。特別な日に少しお洒落をして出かけるには最高のスポットです」

良いことばかりじゃない?バンコク暮らしで直面する「困りごと」と対策

ここまで、サトーンでの暮らしの魅力的な点について多く伺ってきましたが、海外生活には文化や習慣の違いから生じる「困りごと」もあるはずです。そこで、エリカさんが実際に直面した課題と、その克服方法についてもお話を伺いました。

言葉の壁とコミュニケーション

「やはり最も大きな壁は言葉の問題ですね。サトーンのレストランやデパートでは英語が通じることが多いものの、地元の屋台や市場、バイクタクシーの運転手さんと話す際は基本的にタイ語が必要になります。最初のうちはジェスチャーや翻訳アプリに頼ることが多く、なかなか苦労しました」

どのようにして乗り越えられたのでしょうか。

「簡単な挨拶や数字、よく使うフレーズを覚えておくことで、相手の反応が大きく変わることに気づきました。『サワディーカー(こんにちは)』『コップンカー(ありがとう)』『タオライ(いくらですか?)』といった言葉でも、笑顔で返してもらえる機会が増えました。今でもタイ語の勉強を続けていますが、完璧でなくても伝えようとする気持ちが重要だと感じています。加えて、Google翻訳の音声入力やカメラ翻訳機能は非常に優秀で、今でも欠かせません」

渋滞と交通事情

「バンコク名物の交通渋滞は予想以上でした。特に夕方のラッシュアワーやスコールの後は道路がほぼ機能しなくなります。一度、Grabでタクシーを呼んだ際、30分の距離に2時間かかってしまったこともありました。それ以降、車での移動は時間に余裕があるときだけにし、基本的にはBTSやMRTを利用するようにしています」

医療と健康管理

慣れない海外生活では、体調を崩すこともありますが、医療面での不安はありませんでしたか?

「移住前に一番気がかりだったのは医療のことでした。しかし、バンコクには日本語対応の私立病院がいくつもあるため大変安心しています。サミティベート病院、バムルンラード病院、バンコク病院などでは、日本人専用の相談窓口や通訳サービスが整っており、医療水準も非常に高いと聞いています」

ただ、医療費が高額になるケースも多いため、その備えは欠かせません。

  • トラブル時の対応策:医療と保険について
  • 海外旅行保険の活用: 長期滞在でも、まずは日本の海外旅行保険に加入しておくのが安心です。治療費はもちろん、盗難や賠償責任までカバーするプランを選びましょう。キャッシュレス対応の提携医療機関を事前に確認することも大切です。
  • 現地医療保険: タイで長期就労する場合は、現地の社会保険や民間の医療保険に加入する選択肢もあります。保障内容や保険料は様々なので、自分の生活設計に合ったものを選ぶ必要があります。
  • 常備薬の持参: 日本で慣れている風邪薬や胃腸薬、鎮痛剤は、ある程度持ち込むと安心です。タイの薬局でも薬は購入できますが、成分が強かったり説明が不十分だったりする場合があるため、初期の備えとして役立ちます。
  • 公式情報の確認: 医療機関の選び方や現地の医療状況については、在タイ日本国大使館のウェブサイトに詳しい情報が掲載されています。渡航前に必ずチェックすることをおすすめします。

突然のトラブルに備える!緊急時の連絡先と対応策

病気以外にも、盗難や事故など予測できないトラブルに巻き込まれる可能性はゼロではありません。

「幸いにも私は大きなトラブルに遭ったことはありませんが、万が一に備えて準備はしています。パスポートのコピーや顔写真はクラウドに保存し、財布を盗まれた際に備えてクレジットカードは複数枚を別の場所に保管しています。また、カード会社の緊急連絡先も控えてあります」

  • トラブル対応策:盗難・紛失の場合
  • 警察への届け出: まずは最寄りの警察署、もしくはツーリストポリス(観光警察:電話番号1155)に連絡し、ポリスレポート(紛失・盗難証明書)を作成してもらいます。これはクレジットカードの不正利用停止手続きや保険請求、パスポート再発行に必要です。
  • カードの停止手続き: クレジットカードやキャッシュカード、携帯電話を紛失した場合は、すぐに各社の緊急連絡先に電話し利用停止を申請します。
  • パスポートの再発行: 紛失時は警察からポリスレポートを取得後、日本大使館または総領事館で再発行の申請を行います。
  • 公式情報の参照: 海外での安全対策については、外務省の海外安全ホームページで最新情報を確認し、渡航前には「たびレジ」や在留届の提出を必ず済ませておきましょう。

これからバンコク移住を目指す人へ。エリカさんからのアドバイス

erika-advice-for-those-aiming-to-relocate-to-bangkok

最後に、これからバンコクでの移住や長期滞在を検討している読者の皆様に向けて、エリカさんから実践的なアドバイスをいただきました。

まずは「お試し滞在」からスタートしよう

「いきなり移住を決めるのは少々リスクが伴うかもしれません。まずは観光ビザの範囲内で、1ヶ月から3ヶ月程度の『お試し滞在』をしてみることを強くお勧めします。実際に現地で暮らしてみないと実感できない雰囲気や生活の快適さ、自分との相性などが必ずあるからです。家具家電がそろったサービスアパートメントなら、ホテルよりも費用を抑えられるので中期滞在には最適です」

お試し滞在の期間を使って、その地が自分に本当に合っているかを見極めることが重要です。また、ビザに関する知識を正しく持つことも欠かせません。

  • 役立つ情報:ビザについて
  • 観光ビザ: 日本国籍の方は空路で入国した場合、30日間の滞在がビザなしで可能です。それ以上滞在したい場合は、事前にタイの在外公館で観光ビザを申請しましょう。
  • 就労ビザ・ビジネスビザ: タイで職を得る際には、就労ビザ(Non-Immigrant B Visa)および労働許可証(ワークパーミット)の取得が必須です。
  • タイランドエリート: 長期滞在を希望する富裕層向けの特別プログラムで、5年から20年の長期ビザが取得できますが高額な会費が伴います。
  • 禁止されている行為: 「ビザラン」と呼ばれる、ビザ期限直前に近隣国へ出国し再入国して滞在期間を延ばす行為は、近年厳格に取り締まられており入国拒否のリスクが高まっています。必ず正規のビザを取得して滞在しましょう。
  • 公式情報の参照: ビザの規定は頻繁に変わるため、必ず在大阪タイ王国総領事館などの公式サイトで最新情報を確認してください。

理想の住まい探しに向けた準備リスト

本格的に移住を決めた際には、日本からの荷造りも重要なポイントです。

  • 準備すべき持ち物リスト
  • 日本から持参したいもの:
  • 常備薬やコンタクトレンズ・洗浄液(特定ブランドを愛用している場合)
  • こだわりの化粧品やスキンケア用品(タイでも日本製品は買えますが、価格が高く種類も限られます)
  • 日本の調理器具や調味料(質の良い包丁やお気に入りのだしパックなど)
  • ノートパソコンやカメラ類など精密機器用の変圧器・変換プラグ
  • 日本語の書籍(電子書籍も便利ですが、紙の本が好きな方はぜひ持参を)
  • 現地調達できるもの:
  • 衣服(特に夏物は安くて可愛い服が豊富ですが、大きめサイズはやや少なめ)
  • 家具・家電(コンドミニアムには備え付けのことが多いです)
  • 日用品(シャンプーや洗剤など)

「日本でしかできない手続き、例えば住民票の海外転出届や、国民年金・健康保険の手続きも忘れず行いましょう。私は年金については任意加入を続けています」

現地でのコミュニティ構築

新しい環境で孤独を感じないためには、現地での人間関係づくりがとても大切になります。

「初めは知り合いがいなくて不安でしたが、積極的に外出してみることで少しずつ人の輪が広がってきました。SNSでバンコク在住の日本人コミュニティを調べてイベントに参加したり、趣味のヨガスタジオに通ってみたりしました。また、言語交換アプリで知り合ったタイ人の友人に、地元の穴場スポットを案内してもらうこともあります。自分から心を開いて一歩踏み出せば、タイには温かく迎え入れてくれる人がたくさんいるというのが素敵な点だと思います」

サトーンの未来と、エリカさんのこれから

インタビューの締めくくりに、エリカさんのこれからの展望についてお話を伺いました。

「サトーンエリアは今もなお、新しいコンドミニアムや商業施設の建設が進み続けており、日々進化を遂げている街です。これからどのように変わっていくのか、ここで暮らしながら見守るのがとても楽しみです。私自身は現在のリモートワークのスタイルを維持しつつ、さらにタイ語の能力を高めて、タイの文化や歴史についても深く学んでいきたいと思っています。将来的には、タイと日本の架け橋となるような仕事に挑戦するという、少し大きな夢も抱いています」

バンコクでの生活は、エリカさんに新たな視点や価値観をもたらしたようです。

「日本にいた頃は、キャリアの道筋や周囲の目を気にするあまり、どこか窮屈に感じることもありました。しかし、バンコクに移り住んで、多様な生き方があっていいのだと心から実感できるようになりました。ここでは、誰もが良い意味で『マイペンライ(気にしない)』の精神を持ち、自分のペースで暮らしています。その穏やかな空気感が、私には非常に合っているようです。もし今の生活に迷いか閉塞感を感じている方がいるなら、環境を大胆に変えてみるという選択肢もぜひ検討してほしいです。一歩踏み出す勇気が、新たな景色をあなたに見せてくれるはずです」

エリカさんの輝く笑顔からは、サトーンでの充実した生活が何より伝わってきました。都会の利便性と心落ち着く日常が融合するサトーンは、新しい自分に出会うための最高の舞台なのかもしれません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いたトラベルライター

アパレル企業で培ったセンスを活かして、ヨーロッパの街角を歩き回っています。初めての海外旅行でも安心できるよう、ちょっとお洒落で実用的な旅のヒントをお届け。アートとファッション好きな方、一緒に旅しましょう!

目次