南国の太陽が昇り始め、街がゆっくりと目覚める時間。タイ・バンコクの朝は、独特の活気と香りに満ちています。トゥクトゥクのエンジン音、行き交う人々の話し声、そしてどこからともなく漂ってくるスパイシーで甘い料理の香り。この街のエネルギーを全身で感じるなら、朝食をホテルのビュッフェで済ませてしまうのは、あまりにもったいないことかもしれません。
こんにちは、旅ライターの亜美です。アパレル企業で働きながら、長期休暇を見つけては世界の街角を旅しています。特に心惹かれるのが、その土地の「日常」が垣間見える場所。そしてバンコクにおいて、その最たる場所が「フードコート」なのです。
「え、フードコート?デパートの?」そう思われるかもしれません。日本のそれとは少し違い、バンコクのフードコートは、安くて美味しいローカルフードの宝庫。屋台の名店の味を手軽に、しかも清潔で涼しい環境で楽しめる、まさに食の天国。地元の人々に混じって朝のお粥をすすり、淹れたてのタイティーで一日を始める。そんな体験は、あなたのバンコク旅行を何倍も色鮮やかで、忘れられないものにしてくれるはずです。
この記事では、バンコクのフードコートの魅力から、初心者でも安心して楽しめる完全利用ガイド、そしてエリア別のおすすめフードコートまで、私の足で集めた情報を余すことなくお届けします。さあ、一緒にバンコクの美味しい朝を探しに出かけましょう。
フードコートで朝食を楽しんだ後は、都会のオアシスとして知られるルンピニ公園を散策してみるのもおすすめです。
なぜバンコクの「朝」はフードコートが最高なのか?

バンコクの朝食といえば、多くの人が屋台のずらりと並ぶ風景を思い浮かべるでしょう。それももちろん魅力的な体験ですが、初めてバンコクを訪れる方や女性のひとり旅、小さな子ども連れの旅行者にとっては、屋台にも劣らない数々の利点がフードコートにはあるのです。
圧倒的なコストパフォーマンス
まず何より驚かされるのは、そのリーズナブルさです。ショッピングモール内という立地からは想像しにくいですが、ローカル価格で本格的なタイ料理を楽しめます。カオマンガイやクイッティアオ(タイ風ラーメン)が50バーツ(約200円)前後で味わえることも珍しくありません。フルーツシェイクも非常にお手頃な価格で手に入り、多種多様な料理を少しずつ試しても財布に優しいのが、食べることが好きな旅人にとっては何よりの喜びでしょう。
清潔で快適な環境
東南アジアを旅する際に気になるのが衛生面で、特に屋台では体調が不安になることもあります。ですが、デパートやショッピングモール内のフードコートは、ほとんどの場合衛生管理がきちんと行き届いています。冷房が効いた涼しい空間の中で、清潔なテーブルや椅子に座ってゆったりと食事を楽しむ安心感は格別です。暑い朝に汗だくになることなく快適な環境で食事に集中できるのは大きな魅力で、清潔なトイレが利用できる点も女性にはうれしいポイントです。
言葉の壁を越える「指差し注文」
現地の食堂では、メニューがタイ語だけで注文に戸惑うことも少なくありません。しかしフードコートの多くの店舗では、料理の写真やサンプルが展示されているため、タイ語が話せなくても指で「これ」と示し、「This one, please」と伝えれば十分です。こうした言葉の壁を感じさせない手軽さが、旅のストレスを大いに軽減してくれます。
タイの食文化の縮図
フードコートには、タイ各地の多彩な料理が一堂に集まっています。チェンマイ発祥のカレーヌードル「カオソーイ」や、東北イサーン地方のピリ辛サラダ「ソムタム」、さらにバンコクの定番メニューまで、まさにタイ料理のミニチュア展示場と言っても過言ではありません。多彩なブースを見て回るだけで、タイの豊かな食文化に触れることができます。また、朝の定番であるお粥「ジョーク」や、豆乳と共にいただく揚げパン「パトンコー」を提供する店も多く、ローカルな朝の食習慣を気軽に体験できるのも魅力です。
【完全攻略】バンコクフードコート利用マニュアル
魅力は理解できたけれど、実際にはどう使うの?そんな疑問を持つあなたに向けた、ステップ・バイ・ステップのガイドです。この手順を押さえておけば、どのフードコートでもスマートに楽しめますよ。
STEP 1: 「カードカウンター」を見つけて専用カードを手に入れる
バンコクの多くのフードコートは、現金の直接支払いができない「プリペイドカード方式」を採用しています。これは衛生面を考慮し、店員が現金を触った手で調理しないためのシステムといわれています。
まず、フードコートの入口付近にある「Card Counter」や「Coupon」と表示されたカウンターを探しましょう。そこで食事用の専用カードを受け取ります。
手続きの流れ
- カウンターに並ぶ:もし列ができていたら、順番を待ちます。
- チャージをする:スタッフにチャージしたい金額を現金で渡します。「Top up, 200 baht, please.」(トップアップ、200バーツでお願いします)と伝えればOK。朝食の場合、150〜200バーツ(約600〜800円)チャージすれば、料理とドリンクのセットを十分楽しめます。足りなくなっても、同じカウンターでいつでも追加チャージが可能です。
- カードを受け取る:お金を渡すと、その金額がチャージされたカードが渡されます。時にはデポジット(保証金)として10バーツ前後が必要な場合もありますが、カード返却時に返金されるので安心してください。レシートも一緒にもらえることが多いので、念のため保管しておくと良いでしょう。
準備と持ち物のポイント
カードカウンターでは、高額紙幣(1000バーツ札など)だとお釣りが出にくく嫌がられることもあります。できるだけ100バーツ札などの小額紙幣を用意しておくとスムーズです。
STEP 2: 席を確保する
カードを手に入れたら、すぐに注文へと進みたくなりますが、まずは席を確保するのがバンコク流。特にランチタイムの混雑時は席の争奪戦になることも多いです。
空いているテーブルを見つけたら、ハンカチやポケットティッシュ、ガイドブックなど盗まれても惜しくない物を置いて席をキープしましょう。絶対にスマートフォンや財布、パスポートなどの貴重品は置かないでください。 世界共通のルールとして、「ここは使っています」という印をつけるだけで十分です。
STEP 3: お気に入りのお店を選んで注文!
席を確保したら、いよいよお店選びの時間。フードコート内を一周して、どんな店があるのか見て回りましょう。行列ができているお店はやはり人気の証拠。地元の人が何を食べているか観察するのも楽しいですよ。
注文のポイント
- 指差し注文が便利:気になる料理を見つけたら、写真やサンプルを指差して注文するのが最も簡単で確実です。「アオ・アンニー・カップ(男性)/カー(女性)」(これください)とタイ語で言えれば、お店の人も笑顔になるでしょう。
- 辛さの調節も可能:タイ料理は辛いものが多いですが、辛さを調整してもらうこともできます。注文時に「マイ・ペット」(辛くしないで)や「ペット・ノイ」(少しだけ辛く)と言ってみましょう。メニューに唐辛子のマークがあることが多いので、それを目安にすると良いです。
- ドリンクも忘れずに:料理を選んだら、ドリンクコーナーへ。搾りたてのフレッシュフルーツジュースや、甘く濃厚なタイミルクティー「チャーイェン」は、暑いタイでの食事の強い味方です。
支払い方法
注文が済んだら、先ほど入手したプリペイドカードを店員に渡します。店員が専用端末で決済し、カードを返してくれます。残高表示の端末があるお店もあるので、残高を確認するのもおすすめです。
STEP 4: 食事を楽しんで片付ける
料理を受け取ったら、席に戻ります。多くのフードコートには調味料コーナーがあり、ナンプラー(魚醤)、砂糖、唐辛子、お酢などを加えて、自分好みの味に調整する楽しみ方もあります。
食後の食器はどうするの?ほとんどのフードコートでは、食器をテーブルに置いたままで問題ありません。清掃スタッフが巡回して片付けてくれます。ただし、返却カウンター(Return Point)があるセルフサービス方式の店舗もありますので、周囲の様子を見て判断してください。
STEP 5: カード返却と返金手続きを忘れずに
食事を終え、フードコートを出る前に重要な手続きがあります。カードに残っているお金を返金してもらうことです。
最初にカードを受け取ったカウンターへ戻り、カードを渡します。「Refund, please.(リファンド、プリーズ)」と言えば、スタッフがカードの残高とデポジットがあればその分も含めて現金で返金してくれます。ほとんどの場合、この返金手続きは当日限り有効なので、忘れずに行いましょう。せっかく節約した旅費を無駄にしないためにも大切なポイントです。
【エリア別】亜美セレクト!朝から行きたいバンコク厳選フードコート

バンコクには数多くのフードコートがありますが、今回は特にアクセスが便利で旅行者におすすめのスポットを厳選してお届けします。それぞれの特徴を知ることで、あなたの旅にぴったりの場所が必ず見つかるでしょう。
1. Pier 21 Food Court(ターミナル21・アソーク)
「リーズナブルで美味しく、清潔感も抜群」。バンコクのフードコートの中で三拍子そろった名店といえるのが、BTSアソーク駅直結のショッピングモール「ターミナル21」5階にある「Pier 21」です。ここは私のフードコート初体験の場所でもあり、今なお一番のお気に入りです。
特徴
- 圧倒的なコスパ: 市内の他店と比べてもひときわ安価です。カオマンガイやパッタイは40〜50バーツ程度から注文でき、気にせずお腹いっぱいになれます。
- 清潔で開放的な空間: 店内は白を基調に明るく、清掃も行き届いています。大きな窓からはアソークの街並みが眺められ、開放的な気分で食事が楽しめます。
- 多彩なメニュー: 定番のタイ料理に加えてデザートやドリンクも充実。特に評判の良いカオニャオ・マムアン(マンゴーともち米のデザート)が名物です。
朝食におすすめの一品
朝は優しい味わいの「ジョーク」(タイ風お粥)や、豚肉の串焼き「ムーピン」ともち米「カオニャオ」のセットが特におすすめ。体にじんわり染みる美味しさで、一日のスタートを優しくサポートしてくれます。
アクセス
BTSアソーク駅1番出口、またはMRTスクンビット駅3番出口から直結しており、雨季でも濡れずに行ける便利さが旅行者には大きな魅力です。営業時間はモールに準じ、朝10時の開店と同時に多くの店舗が営業を開始します。
ターミナル21公式サイトでもPier 21は「バンコクで最も知られるフードコートの一つ」として紹介され、その人気の高さがうかがえます。
2. Gourmet Eats(サイアム・パラゴン)
バンコクのトレンド発信地である高級デパート「サイアム・パラゴン」。その地下1階に位置するフードコート「Gourmet Eats」は、先に紹介したPier 21とは対照的に、少し贅沢な雰囲気と厳選された名店の味が魅力です。
特徴
- 有名店が一堂に: 市内の名高いレストランや、行列のできる人気屋台の支店が多数出店しています。本店にわざわざ足を運ばずとも、ここで名店の味を楽しめるのが大きな強みです。
- 高いクオリティ: 価格帯はやや高め(一品100バーツ前後〜)ですが、素材や味付けへのこだわりを強く感じられます。贅沢な気分で質の良いタイ料理を味わいたいときにおすすめです。
- 洗練された空間: 高級デパートにふさわしく、モダンでスタイリッシュなデザイン。席間もゆったりしており、落ち着いて食事ができます。観光客も多く、英語が通じやすい点も安心です。
朝食におすすめの一品
少し豪華なシーフード入りパッタイや、有名店の豚足煮込みご飯「カオカームー」などをぜひ試してみてください。朝からしっかりエネルギーをチャージしたい日にぴったりです。
アクセス
BTSサイアム駅直結。駅のプラットフォームからデパートへの連絡通路があり、アクセスは抜群に良好です。
3. MBK Food Island(MBKセンター)
「アジアらしい熱気と活気を味わいたい」という方には、巨大ショッピングモール「MBKセンター」6階にある「MBK Food Island」がおすすめ。地元の学生や家族連れにも人気で、いつも賑やかな雰囲気が魅力です。
特徴
- 地元感あふれる雰囲気: 周囲の会話はタイ語ばかりで、まるで地元の市場の食堂に迷い込んだようなディープな空気感が楽しめます。雑多な感じこそ、旅行気分をさらに盛り上げてくれます。
- 安価でボリューム満点: Pier 21にも劣らないリーズナブルさで、量もたっぷりの料理が楽しめるのが学生に人気の理由です。
- ハラルフードの充実: イスラム教徒向けのハラル料理専門エリアが設けられているのも特徴のひとつ。多様な食文化が共存するバンコクらしさを感じられます。
朝食におすすめの料理
ぜひイサーン料理に挑戦してみてください。スパイシーなひき肉サラダ「ラープ」や鶏肉のグリル「ガイヤーン」はもち米との相性抜群。朝からスパイシーな味でシャキッと目覚めるのもタイらしい体験です。
アクセス
BTSナショナル・スタジアム駅4番出口から直結。サイアム駅からもスカイウォークで徒歩圏内です。
4. SOOKSIAM(アイコンサイアム)
チャオプラヤー川沿いに位置するバンコクの新たなランドマーク「アイコンサイアム」。その地下1階に広がる「SOOKSIAM」は、もはや単なるフードコートとは呼べない、食のテーマパークのような空間です。
特徴
- 水上マーケットの再現: 施設内に運河が流れ、小舟の上で料理が調理・販売されています。伝統的なタイの水上マーケットの雰囲気を、快適で清潔な屋内で楽しめるという独特のコンセプトです。
- タイ全77県の味と文化が集結: 「SOOKSIAM」とは「タイの幸せな街」という意味。その名前どおり、全国の特産品や郷土料理が一堂に集まっており、バンコクにいながら全国を旅している気分になれます。
- エンターテイメント性: 伝統舞踊のパフォーマンスなども開催され、食事以外の楽しみも満載です。五感でタイ文化を堪能できる場所です。
朝食におすすめのメニュー
普段なかなか味わえない地方料理にトライしてみてください。小舟で売られている串焼きや伝統的なお菓子をつまみ歩くのも楽しいでしょう。多彩なメニューに迷ったら、直観で「美味しそう」と思うものを選ぶのが一番です。
アクセス
BTSサパーン・タークシン駅で降り、駅前のサトーン船着場から無料シャトルボートに乗るルートが最も便利で、旅気分も高まります。加えて、BTSゴールドラインのチャルンナコーン駅とも直結しています。
5. Emporium Food Hall(エンポリアム)
日本人駐在員も多く暮らす落ち着いたプロンポンエリア。BTSプロンポン駅直結の老舗高級デパート「エンポリアム」4階にある「Emporium Food Hall」は、ゆとりある上質な食空間を提供しています。
特徴
- 落ち着いた大人のムード: 他のフードコートに比べ、客層の年齢がやや高めで非常に穏やかな雰囲気。騒がしい空間が苦手な方もゆっくり食事を楽しめます。
- 選び抜かれた店舗: サイアム・パラゴン同様、質の高い人気店が揃っており、全体的に上品な味付けのお店が多い印象です。
- 快適な座席環境: ソファ席も用意されており、ショッピングの合間の休憩にも最適。窓際の席からは緑豊かなベンチャシリ公園を望めます。
朝食におすすめのメニュー
見た目も美しい「カオクルック・ガピ」(エビ味噌の混ぜご飯)や、繊細な味わいの「バミー」(タイ風中華麺)が特におすすめ。丁寧な仕事が光る料理で優雅な朝のひとときを演出します。
アクセス
BTSプロンポン駅直結で、アクセスは抜群に便利です。
タイ国政府観光庁の公式サイトでも、バンコクの多彩な食文化は大きな魅力として紹介されており、フードコートはその魅力を手軽に体験できる絶好の場所と言えるでしょう。
知っていると10倍楽しめる!フードコート活用術とトラブル対策
基本的な使い方を習得したら、次はより快適に、より深く楽しむための応用編に進みましょう。ちょっとした知識や準備が、あなたのフードコートでの体験をワンランクアップさせてくれます。
持っていると便利なアイテムリスト
- ウェットティッシュ&ポケットティッシュ:テーブルが少し汚れている時や手を拭きたい時に重宝します。タイの食堂ではティッシュが備え付けられていないことも多いため、持参しておくと何かと安心です。
- マイ・カトラリー:環境に配慮したい方や衛生面に気を使う方は、自分用の箸やスプーン、フォークを持っていくのがおすすめです。
- 小額紙幣(20バーツや100バーツ札):カードカウンターでのチャージをスムーズに行うために用意しましょう。もし高額紙幣しか持っていない場合は、フードコートに入る前に下の階にあるコンビニなどで何か購入して細かく崩しておくと便利です。
- スマートフォン(翻訳アプリ):どうしても食べたい料理の名前がわからない時や、アレルギーなど伝えたいことがある時に、翻訳アプリが頼りになります。
トラブルが起きたらどうする?対処法
旅先ではトラブルがつきものですが、あらかじめ対処法を知っていれば慌てずに対応できます。
- プリペイドカードをなくした場合
すぐにカードカウンターへ行き、紛失を伝えましょう。ただし、無記名のプリペイドカードの場合、残高の返金やカードの再発行は難しいことが多いです。ですので、一度に多額をチャージせずに、200バーツ程度ずつ小まめにチャージするのが安心です。
- 注文した料理と違うものが出てきた時
商品を受け取った際に「あれ?」と感じたら、その場で店員さんにすぐ伝えましょう。注文時に指差したメニューの写真を見せながら説明すると、スムーズに理解してもらえます。ほとんどの店員さんは丁寧に対応してくれます。
- カード返金時にお釣りが合わない場合
返金された現金は必ずその場で確認してください。もし誤りがあれば、カウンターを離れる前に必ず指摘しましょう。一度その場を離れると、再対応が困難になります。レシートを持っていれば、それを見せて説明すると対応が円滑です。
- お腹の調子が悪くなったら
フードコートは比較的衛生的ですが、慣れない香辛料や食材で体調を崩す可能性はゼロではありません。万が一に備えて、ショッピングモール内の薬局(Pharmacy)の位置を把握しておくと安心です。また、海外旅行保険への加入も必須です。クレジットカード付帯の保険でも構いませんので、補償内容を確認し、緊急連絡先を控えておきましょう。これらは外務省海外安全ホームページでも強く推奨されている基本的な準備です。
禁止事項や利用ルールについて
快適に利用するために覚えておきたいポイントがあります。
- 飲食物の持ち込み禁止
原則として、フードコートの外で買った飲食物の持ち込みは禁止されています。特に飲み物は厳しくチェックされることが多いため、フードコート内のドリンクスタンドで購入するようにしましょう。
- 服装について
基本的には自由な服装で問題ありません。Tシャツ、短パン、サンダルでも大丈夫です。ただし、一部の高級デパートではあまりにカジュアルすぎる格好(水着や上半身裸など)は入場を断られる場合があるので、常識の範囲内の服装を心がけましょう。
- 大声での会話や長時間の占有は避ける
フードコートは地元の人たちのくつろぎの場でもあります。食事を楽しむ場なので、大声で騒いだり、食事が終わった後に長時間席を占領するのは控えましょう。混雑時は特に、次に利用する方のために席を譲る気配りが大切です。
フードコートは、バンコクの日常へ続く扉

バンコクのフードコートは、ただ安くて美味しい食事を楽しめる場所にとどまりません。
制服を着た学生たちが放課後に賑やかにおしゃべりをし、ビジネスマンが忙しい合間にランチをとり、お年寄りがゆったりとお茶を楽しむ――そんなバンコクの人々の日常がぎゅっと詰まった空間なのです。
色鮮やかな料理が並ぶカウンターを眺め、湯気の向こうで働く人たちの真剣なまなざしを感じる。周囲のテーブルから響く、やわらかなタイ語の音色に耳を澄ます。こうした一瞬一瞬が、ガイドブックには載っていないリアルなバンコクの姿を教えてくれます。
朝日が差し込むフードコートで、ジョークを一杯ゆったりと味わう時間は、高級レストランのディナーにも引けを取らない、贅沢で心豊かな旅の思い出になるでしょう。
さあ、次のバンコク旅行では、ほんの少し早起きしてお気に入りのショッピングモールへ足を運んでみませんか?プリペイドカードを手に、熱気と美味しい香りが漂うフードコートを探検すれば、きっとあなただけの特別なバンコクの朝が待っています。そこは、旅をより深く、より味わい深くしてくれる魔法の場所なのです。

