MENU

都会のオアシスで味わう絶品ローカルフード!バンコク・ルンピニ公園フードコート完全ガイド

バンコクの旅といえば、きらびやかな寺院、活気あふれるナイトマーケット、そして最先端のショッピングモールを思い浮かべる方が多いかもしれません。もちろん、それらもバンコクが持つ魅力的な側面の一つです。けれど、アパレル企業で働きながら世界中を旅する私が本当に心惹かれるのは、その街に暮らす人々の日常が垣間見える、そんなささやかで温かい風景だったりします。高層ビル群の合間に、ふと息づくローカルな空気感。それこそが、旅の記憶をより一層色鮮やかにしてくれるスパイスだと思うのです。

今回ご紹介するのは、まさにそんなバンコクの日常が凝縮された場所。大都会の喧騒を忘れさせてくれる緑豊かな「ルンピニ公園」の中にある、知る人ぞ知るグルメスポット、フードコートです。ここは、豪華なレストランとは一味も二味も違う、本物のタイの味と活気に満ちあふれた、まさに都会のオアシス。この記事を読めば、あなたもきっと、次のバンコク旅行のプランに「ルンピニ公園でローカルランチ」と書き加えたくなるはずです。さあ、一緒にその扉を開けてみましょう。

このフードコートを訪れる前に、ルンピニ公園の魅力や歴史について知っておくと、より一層楽しめるでしょう。

目次

ルンピニ公園とは?都会の真ん中に広がる緑の楽園

lumphini-park-bangkok-urban-green-oasis

フードコートについて語る前に、まずはその舞台となるルンピニ公園について少しだけ触れておきたいと思います。この公園のことを知ることで、フードコートでの食事がより一層味わい深く感じられるはずです。

ルンピニ公園はバンコクの中心部に位置し、シーロム地区とウィッタユ(ワイヤレス)通りの間に広がる広大な都市公園です。面積は約57.6ヘクタールにも及び、東京ドーム約12個分の広さを誇ります。BTS(スカイトレイン)のサラデーン駅やMRT(地下鉄)のシーロム駅、ルンピニ駅がすぐそばにあり、アクセスが非常に便利なことから、まさに「都会のオアシス」と呼ぶにふさわしい場所となっています。

公園の歴史は古く、1920年代にラーマ6世の命によって造られました。元々はタイ国内の特産品を集めた博覧会の会場として計画された場所でしたが、国王の意向で国民の憩いの場となるタイ初の公共公園へと整備されました。「ルンピニ」という名前は、仏教の開祖であるお釈迦様の生誕地でネパールにある「ルンビニ」にちなむものです。その名に相応しく、園内は静かで穏やかな雰囲気に包まれています。

一歩園内に入ると別世界のようです。車のクラクションや街の騒音は遠ざかり、代わって鳥のさえずりや木々のざわめきが耳に心地よく響きます。園内には広大な人工湖が広がり、その周囲にはヤシの木や南国の花々が彩る遊歩道が続いています。早朝には太極拳やヨガをする人々、昼間は木陰で読書を楽しむ人やランチタイムを過ごすオフィスワーカー、夕方になるとジョギングやダンスに汗を流す人々で賑わいを見せます。ここは観光地であると同時に、バンコクの住民にとって生活の一部とも言える大切な場所なのです。

そしてルンピニ公園を語る上で欠かせない存在が、園内に生息するミズオオトカゲです。体長が1メートルを超える大型のトカゲが、湖畔で日向ぼっこをしたり、のんびりと芝生の上を歩いていたりする姿は、初めて見る人にとっては驚きかもしれません。彼らは非常におとなしく、人に危害を加えることはほとんどありませんが、あくまで野生動物であることを忘れてはいけません。見かけた際は静かに見守るのがマナーです。このミズオオトカゲとの出会いも、ルンピニ公園ならではのユニークな体験の一つと言えるでしょう。

このように、豊かな自然と人々の活気が調和するルンピニ公園。その一角に、今回ご紹介するフードコートは静かに、しかし確かな存在感を放ちながら佇んでいます。公園の美しい緑を眺めながら、美味しいタイ料理を堪能する。そんな贅沢なひとときが、ここには流れているのです。

いざ潜入!ルンピニ公園フードコートの歩き方

さて、いよいよ本題のフードコートへとご案内いたします。初めて訪れる方でも迷わず、スムーズに楽しめるように、アクセス方法からフードコート特有の利用システムまで、順を追って詳しく説明していきます。この記事を読めば、あなたもルンピニ公園フードコートの達人になれるでしょう!

まずは場所を確認!フードコートへのアクセス方法

フードコートは広大な公園内に位置していますが、正しいゲートから入ればすぐに見つけられます。最もわかりやすいのは公共交通機関を利用する方法です。

  • MRT(地下鉄)を利用する場合:シーロム(Silom)駅の1番出口を出るのが最短ルートです。出口の目の前にルンピニ公園の大きなゲート(ラーマ6世像があるゲート)が見えますので、そこをくぐって公園の中へ進みます。まっすぐ歩くとすぐに大きな時計台が見え、その左手奥、少し先に目的のフードコート「Lumphini Park Food Court (ศูนย์อาหาร สวนลุมพินี)」が現れます。ゲートから徒歩5分以内の距離です。
  • BTS(スカイトレイン)を利用する場合:サラデーン(Sala Daeng)駅で降ります。スカイウォークを経由してMRTシーロム駅の1番出口へ向かうのが最もわかりやすいですが、サラデーン駅の6番出口から出てシーロム通りを徒歩でルンピニ公園方面へ進む方法もあります。いずれにせよ、公園の南西角にある大きなラーマ6世像が目印となるでしょう。

フードコートは屋根付きの半屋外施設で、たくさんのテーブルと椅子が並んでいるため、すぐにわかります。特に平日のランチタイム(12時~13時頃)は周辺のオフィスワーカーが多く訪れ、大変賑わうので、その活気も参考になるかもしれません。

革新的なシステム!フードコート利用に欠かせない「クーポンカード」

ルンピニ公園のフードコートやタイの多くのフードコートでは、現金ではなく専用カードを用いて支払うシステムが導入されています。初めての方には少し戸惑うかもしれませんが、一度慣れると非常に簡単で衛生的です。では、利用手順を一緒に確認していきましょう。これが「読者が実際に体験できる」最初のステップです。

ステップ1:クーポンカウンターを探す

フードコートに到着したら、ずらりと並ぶ料理店のブースは一旦置いておき、「COUPON」や「CASH CARD」と書かれた看板が掲げられたカウンターを探しましょう。通常、フードコートの入口近くに設置されています。小さな窓口状の場所で、スタッフが座っているのが目印です。

ステップ2:カードにチャージする

カウンターのスタッフに、チャージしたい金額を現金で渡します。英単語やジェスチャーが役に立ちます。「クーポン、プリーズ」と言いながらお金を見せればスムーズに伝わります。チャージ額に迷う場合、一人なら100~150バーツ(約400円~600円)ほどあれば、一食分の食事とドリンクが十分に楽しめます。二人以上なら200~300バーツチャージしておくと安心です。タイのローカルフードは非常にリーズナブルなので、多めにチャージしすぎないことがポイントです。お金を渡すと、チャージ済みのプラスチックカードを受け取れます。これで準備完了です!

ステップ3:好きなお店で注文&支払い

カードを受け取ったら、お好みのお店を選びましょう。各店舗を見て回り、食べたいものが決まったら注文します。メニューを指さしたり、簡単な英語を使ったりすれば問題ありません。料理を受け取る際に、クーポンカードを渡すと、お店のスタッフがカードリーダーで料金を引き落とします。現金を触る必要がなく、非常にスムーズかつ清潔です。

ステップ4:利用後はカードを返却&残額返金

食事が終わり、カードに残高があれば、必ずクーポンカウンターへ戻りましょう。カードを返すと、残高を現金で返金してもらえます。返金手続きは通常当日中しか有効でないため、帰る前に忘れず立ち寄ってください。もしカードを記念に持ち帰りたいと思っても、デポジットがかかっている場合が多いため、基本的には返却がルールです。この返金システムのおかげで、少し多めにチャージしても安心して使えます。

このクーポンカード制度は、タイの文化を感じられる興味深い体験のひとつ。ぜひ臆せずトライしてみてください。

広々とした空間と活気ある雰囲気

ルンピニ公園のフードコートは天井が高く風通しの良い半屋外の造りで、多くの人がいても窮屈さを感じず、開放感にあふれています。席数は非常に多く、数百人が収容できる規模です。テーブルはシンプルなプラスチック製や金属製が中心で装飾はありませんが、清潔に保たれています。

来場する客層は非常に多様です。平日昼間は周辺オフィスビルのスーツ姿のビジネスマンやOLたちで混雑し、タイ語での会話が飛び交う風景はまさにバンコクのリアルな日常を映し出しています。また、観光客や公園で運動後のジャージ姿の地元民、のんびり新聞を読む高齢者など、さまざまな人々が同じ場所で食事を楽しむ様子は見応えがあります。

時間帯によって雰囲気も変わります。最も混み合うのは平日12時から13時過ぎですが、その時間を外せばゆったり過ごせます。朝早くから営業しているため、公園での朝散歩後にタイ式朝食を楽しむのもおすすめです。おかゆ(ジョーク)や揚げパン(パートンコー)など、朝にぴったりの優しい味わいのメニューも充実しています。

何を食べる?絶品タイ料理の数々を徹底レビュー!

thai-food-review-must-try-menu-and-recommended-restaurants

さて、お腹もそろそろ空いてきた頃かもしれません。ルンピニ公園フードコートの最大の魅力は、なんといっても豊富なメニューと驚異のコストパフォーマンスにあります。一皿40〜60バーツ(約160円〜240円)程度で、本格的なタイ料理を味わえるとは、まさに食の楽園と言えるでしょう。ここでは、私が実際に食べて自信を持っておすすめしたい絶品料理を詳しくご紹介します。

定番メニューから挑戦!絶対に外さない王道料理

初めてのフードコートで迷ったら、まずは定番のタイ料理を選ぶのが無難です。多くのタイ人にも愛されている王道メニューは、シンプルながらも奥深い味わいが楽しめます。

  • カオマンガイ(海南鶏飯)

タイ料理の代表とも言えるカオマンガイ。しっとり茹で上げられた鶏肉と、その茹で汁で炊いた香り豊かなご飯の組み合わせは、一度食べると忘れられない美味しさです。フードコート内にも専門店のブースが複数あり、私が訪れた店では弾力のある鶏肉が丁寧に骨から外され、ご飯の上にふんだんに載せられていました。ご飯には鶏の出汁がしっかり染み込んでおり、それだけで十分ご馳走。決め手となる辛味の効いたタレ(ナムチム)は、生姜やニンニク、唐辛子が効いており、鶏肉とご飯の旨味をさらに引き立てます。付け合わせのキュウリや鶏の出汁がきいた透明なスープも最高のサポート役。辛さが苦手な方にも優しい味わいの一皿です。

  • パッタイ(タイ風焼きそば)

米粉で作られた平たい麺(センレック)をエビや豆腐、もやしなどと甘酸っぱいタマリンドソースで炒めたパッタイ。屋台の定番料理ですが、フードコートならできたて熱々を座ってゆっくり味わえるのが魅力です。注文すると大きな中華鍋で豪快に調理してくれ、そのジュージューという音や香ばしい香りが食欲をそそります。出来上がったパッタイには、砕いたピーナッツ、生ニラ、もやし、そしてライムが添えられています。食べる直前にライムを絞り、全体をよく混ぜるのが本場流。卓上には唐辛子、砂糖、ナンプラー、酢漬け唐辛子などの調味料(クルワンプルーン)があり、自分好みの味に調整できるのも楽しみのひとつ。甘さ、酸味、辛味、そして食感のバランスが見事な一品でした。

  • ガパオライス(鶏肉のバジル炒めご飯)

日本でも人気のガパオライスは、本場タイでは「パット・ガパオ・ガイ・ラート・カオ」と呼ばれ、気軽に楽しめるランチの定番です。鶏や豚のひき肉をタイのホーリーバジル(ガパオ)、唐辛子、ニンニクと一緒に炒めたスパイシーで芳香豊かな料理。注文時に「ペット・ノイ(辛さ控えめ)」と伝えれば辛さの調整も可能です。私がいただいたガパオはバジルの爽やかな香りが印象的で、後からピリッとした唐辛子の辛味が追いかけてくる、まさに大人の味わい。忘れてはならないのが、ご飯の上にのる目玉焼き(カイダーオ)。半熟の黄身を崩して、スパイシーなひき肉と一緒にご飯に絡めると辛さがほどよく和らぎ、コクが増してスプーンが止まらなくなります。

スープと麺の魅力!心身ともに温まる一杯

タイは麺料理のバリエーションが豊富です。あっさり系から濃厚スパイシーなものまで、その日の気分に合わせて選べる楽しさがあります。

  • クイッティアオ(タイラーメン)

クイッティアオはタイのラーメンを指す総称で、スープや麺、トッピングを自由にカスタマイズできるのが魅力の一つ。注文は少し複雑に感じるかもしれませんが、指差しやジェスチャーで十分に伝わります。まずスープを選びます。鶏ガラベースのあっさりした透明スープ(ナームサイ)や、豚の血入りの濃厚スープ(ナームトック)などが代表的です。次に麺の種類を選択。細麺のセンミー、中太のセンレック、太麺のセンヤイ、そして中華麺のバミーがあります。最後に具材の選択で、豚肉(ムー)、牛肉(ヌア)、鶏肉(ガイ)、魚のつみれ(ルークチン・プラー)などが定番。私はナームサイのスープにセンレック、トッピングはルークチン・プラーを注文しました。透き通ったスープはさっぱりしつつも旨味が濃縮されていて、体に染み渡る味わい。ツルツルとした米粉麺との相性も抜群です。こちらもパッタイ同様、卓上の調味料で自分好みの一杯に仕上げられるのが楽しみです。

ご飯ものも豊富!一皿で満足感たっぷりのプレートランチ

タイの食堂定番といえば、ご飯に好きなおかずを載せて楽しむ「ぶっかけ飯」。フードコートでもこのスタイルのお店が大変人気です。

  • ぶっかけ飯(カオゲーン)

店頭には20種類以上のおかずがずらりと並んだ大皿があり、その光景は圧巻で見ているだけでワクワクしてきます。注文方法はシンプル。ご飯をよそってもらい、食べたいおかずを指差すだけ。2~3種類を選ぶのが一般的です。グリーンカレーやレッドカレーなどの定番カレー、豚肉と野菜の炒め物、魚の揚げ物、煮卵など実に多彩な料理が揃います。私が選んだのは、ココナッツミルクがまろやかなグリーンカレーと、甘辛く炒めた豚肉のムー・ワーン。スパイシーなカレーと甘い炒め物のコンビネーションがご飯の上で絶妙なハーモニーを奏でました。いろいろな味を少しずつ楽しめるのがカオゲーンの醍醐味。言葉が分からなくても見た目から選べるため、観光客にも気軽に挑戦できる料理です。

ドリンク&デザートでさっぱりクールダウン

スパイシーなタイ料理を堪能したあとは、冷たく甘いドリンクやデザートで口の中をリフレッシュしましょう。フードコートには専門のドリンクスタンドも多くあります。

  • チャーイェン(タイミルクティー)

鮮やかなオレンジ色が特徴のタイミルクティー。濃く煮出した紅茶にコンデンスミルクとエバミルクをたっぷり加えた、非常に甘くクリーミーな飲み物です。氷がぎっしり詰まったカップに注がれるため、暑いバンコクの気候にぴったり。唐辛子の辛さで熱くなった口の中を、この優しい甘さがやさしく癒してくれます。

  • フレッシュフルーツジュース

南国ならではの醍醐味のひとつ、新鮮なフルーツを使ったジュースも見逃せません。スイカ(テンモー)、マンゴー(マムアン)、パイナップル(サパロット)など多彩な果物が揃い、注文を受けてからミキサーで作ってくれます。私が特に推したいのは、スイカを丸ごと使った「テンモーパン」。自然な甘みと瑞々しさが喉の渇きをしっかり潤してくれます。砂糖を控えめにしてもらうことも可能です。

知っておくと安心!ルンピニ公園フードコート利用の心得

最高の地元グルメ体験を満喫するためには、いくつか事前に知っておくと便利な情報や注意点があります。しっかり準備を整え、食事とその場の雰囲気を心から楽しみましょう。

準備と持ち物リスト

フードコートを訪れる際にあると便利なアイテムをまとめました。持ち物が揃っていることで、旅がより快適になります。

  • 現金(特に小額紙幣): クーポンカードは現金のみでの購入となります。たとえば1000バーツ札のような高額紙幣だと、お釣りが出ない場合もあるため注意が必要です。100バーツ札や20バーツ札、硬貨を用意しておくとスムーズです。
  • ウェットティッシュやティッシュペーパー: ローカルのフードコートでは、テーブルにナプキンが備え付けられていないこともあります。食事前のテーブル拭きや、食後の手や口を拭くために携帯すると非常に役立ちます。
  • 虫除けスプレー: 公園内のため、特に夕方近くには蚊が出やすくなります。半屋外の環境なので、足元などにあらかじめスプレーしておくと安心です。特に敏感肌の方や女性は必携アイテムです。
  • エコバッグ: 料理を食べきれなかったり、テイクアウトしたいメニューがあったりした場合に備えて、小さなエコバッグがあると便利です。お店によっては持ち帰り用の容器を用意してくれます。
  • 簡単なタイ語の指差し会話帳: なくても問題ありませんが、あるとコミュニケーションが一層楽しくなります。「辛くしないでください(マイ・ペット)」や「美味しいです(アロイ)」などの簡単なフレーズを覚えていくと、お店の方と親しくなれるかもしれません。

ルール・マナーと注意点

多くの人が利用する公共のスペースだからこそ、守ってほしいルールやマナーがあります。気持ちよく過ごすため、以下のポイントを心に留めておきましょう。

  • 服装について: 特に厳しい規定はありません。公園内の施設なので、Tシャツやショートパンツ、スニーカーなど動きやすくカジュアルな服装で問題ありません。ただし、公園は市民の憩いの場ですので、水着や過度な露出の服装は控えるのが無難です。
  • 持ち込みについて: 基本的にはフードコート内で購入した食事を楽しむのがルールです。ただし、ペットボトルの水など個人の飲み物の持ち込みはあまり厳しくありません。なお、アルコール類の持ち込みおよび飲酒は公園の規則で禁止されています。これはタイ国政府観光庁の案内でも強調されている重要なルールなので必ず守りましょう。
  • 衛生面について: フードコート全体は比較的清潔に保たれていますが、日本のレストランと同等レベルの清潔さは期待しづらいかもしれません。多くの店は食器を熱湯消毒して提供していますが、衛生面が気になる場合は注文を受けてから調理するメニューや、火を十分に通した料理を選ぶと安心です。
  • スリ・置き引き対策: バンコクのどこでも共通しますが、貴重品の管理には常に気を配る必要があります。特に混雑時は要注意です。バッグは体の前で抱え、スマホや財布をテーブルの上に放置しないようにしましょう。席を確保するために荷物だけ置いて離れるのは非常に危険です。必ず誰かが見ているか、貴重品は身に付けてから注文に行くのが安全です。

トラブル時の対処法

もしもの時に慌てず対応するために、いくつかのポイントを押さえておきましょう。

  • クーポンを使い切れなかった場合: 先述の通り、食事後は必ずクーポンカウンターへ行き、カードを返却して残額を返金してもらってください。カウンターはフードコート営業時間中のみ営業し、通常は夕方に閉まるため、ランチ利用の場合は当日中に手続きを済ませましょう。
  • 注文と違う料理が出てきた場合: 受け取った際にすぐ伝えましょう。簡単な英語で「Sorry, this is not my order.」と言うか、メニューを指差せばほとんどの場合対応してくれます。タイの人々は基本的に親切なので、丁寧に伝えれば問題なく解決します。
  • 公式情報の確認: 公園の規則や開園時間、イベント情報などは変わることがあります。最新かつ正確な情報を得るため、公式サイトや現地の案内をチェックしましょう。また、バンコクの移動にはBTS(スカイトレイン)の公式サイトがルート検索や運行状況の確認に便利です。信頼できる情報を基に旅の計画を立てることが、安全で楽しい旅行の基本です。

フードコートだけじゃない!ルンピニ公園の楽しみ方

food-court-dake-janai-lumphini-park-no-tanoshimikata

せっかくルンピニ公園を訪れたのなら、フードコートでの食事だけで終わらせるのは非常に勿体ないです。お腹を満たした後は、ぜひ広大な園内を散策してみてください。そこにはバンコクの別の魅力が隠れています。

朝夕の定番の風景

ルンピニ公園が最も活気づくのは、涼しい朝と夕方の時間帯です。早朝には、中国伝統の健康体操である太極拳のグループが、ゆったりとした動きで気を整えている光景が見られます。また、園内のあちこちでジョギングやウォーキングを楽しむ人々の姿も目に入ります。バンコク市民の健康志向のライフスタイルが垣間見られる瞬間です。

特におすすめしたいのは、夕方のアクティビティです。毎日18時頃になると、公園内の広場で大音量の音楽に合わせてエアロビクスが始まります。誰でも無料で参加でき、インストラクターの動きを真似しながら、数百人が一緒に汗を流します。その光景は圧倒的な迫力があります。観光客も地元の人々も関係なく、一体となって体を動かす体験は、きっと心に残る思い出となるでしょう。少し恥ずかしく感じるかもしれませんが、ぜひ勇気を出して参加してみることを強くお勧めします。

湖でゆったりボート遊び

公園の中央に広がる人工湖では、スワンボート(アヒル型ボート)に乗ることが可能です。料金も手頃で、30分単位で貸し出しされています。都会の真ん中にいるとは思えないほど静かな湖面を、ゆったりとボートで進む時間はまさに至福のひとときです。高層ビル群を背にボートを漕ぐ、バンコクならではのユニークな写真スポットとしても人気があります。

公園に暮らす生き物たちとのふれあい

ルンピニ公園は、多様な生き物たちが住む都会のオアシスでもあります。先に紹介したミズオオトカゲはもちろんのこと、さまざまな種類の野鳥も観察できます。バードウォッチングが趣味の方は、双眼鏡を持参して訪れるのもおすすめです。さらに、園内には多くの猫が暮らしており、木陰でのんびり昼寝をする姿に癒されるでしょう。ただし、現地報道でも指摘されていますが、これらの野生動物にむやみに餌を与えることは控えてください。彼らの生態系を守るためにも、静かに見守ることが大切です。

バンコクの日常に溶け込む、最高のローカル体験を

ルンピニ公園のフードコートは、単なる食事の場にとどまりません。そこはバンコクという大都市の中心で、人々の生活の息づかいが感じられる生きた舞台です。汗をかきながら働く人々がひとときの休息を求めて集い、家族が食卓を囲み、友人同士が語り合う。そんな温かな日常の情景に触れることで、旅行者である私たちも、ほんの少しその街の一員になったような不思議な感覚を味わうことができます。

一皿数十バーツというリーズナブルさの中に込められた、作り手の愛情と本物の味わい。高級レストランで提供される洗練された料理も素晴らしいですが、このフードコートで楽しむ気取らない一皿には、それに勝るとも劣らない魅力と価値が詰まっています。公園の緑を見渡し、そよ風を感じながら地元の人々の活気に包まれて味わうタイ料理は、きっとあなたのバンコク旅行の中でひときわ鮮やかな思い出になるでしょう。

この記事を読んで、もしルンピニ公園フードコートに対する興味が少しでも芽生えたなら、これ以上の喜びはありません。次回のバンコク旅行では、ぜひ一歩踏み出してこのローカルな食のオアシスを訪れてみてください。そこには、ガイドブックには載っていない、あなただけの特別な発見が待っていることでしょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いたトラベルライター

アパレル企業で培ったセンスを活かして、ヨーロッパの街角を歩き回っています。初めての海外旅行でも安心できるよう、ちょっとお洒落で実用的な旅のヒントをお届け。アートとファッション好きな方、一緒に旅しましょう!

目次