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イギリス旅行の愛煙家必見!喫煙ルール完全ガイド【2024年最新版】罰金や電子タバコ事情も徹底解説

こんにちは、旅ライターの亜美です。アパレル企業で働きながら、長期休暇を見つけては世界の街角を巡っています。歴史とファッションが交差するイギリスは、私のお気に入りの旅先の一つ。石畳の道を歩き、趣のあるパブで一息つく時間は、何物にも代えがたい魅力がありますよね。

さて、そんな素敵なイギリス旅行ですが、喫煙者の方にとっては少し注意が必要な国でもあります。日本とは比較にならないほど厳しい喫煙ルールが存在し、知らずにいると思わぬトラブルに巻き込まれたり、高額な罰金を科されたりする可能性もゼロではありません。「どこで吸えるの?」「電子タバコは大丈夫?」そんな疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、そんな愛煙家の皆さんが安心してイギリスの旅を満喫できるよう、2024年最新の喫煙事情を徹底的に解説します。法律の基本から、具体的な喫煙場所の見つけ方、タバコの持ち込みや現地での購入方法、そして近年利用者が急増している加熱式タバコや電子タバコ(VAPE)の扱いに至るまで、旅の前に知っておきたい情報をすべて詰め込みました。

厳しいルールをただ知るだけでなく、それをイギリスの文化として理解し、スマートに旅を楽しむためのヒントもご紹介します。この記事を読めば、あなたのイギリス旅行がより快適で、思い出深いものになるはずです。さあ、一緒に旅の準備を始めましょう。

イギリスの旅では、厳しい喫煙ルールを理解した上で、ぜひ英国料理の真実に迫ることも旅の楽しみの一つに加えてみてはいかがでしょうか。

目次

イギリスの喫煙事情 – 日本との決定的違いを理解する

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イギリスの街を歩いていると、路上でタバコを吸っている人を思いのほか見かけることがあるでしょう。しかし一方で、パブやレストランの室内では誰も喫煙していないことに気づくはずです。この様子こそ、イギリスの喫煙文化を象徴しています。まずは、日本とは異なるイギリスの基本的なルールを理解することから始めましょう。

厳格な屋内全面禁煙法「Health Act 2006」

イギリスの喫煙規制を語る上で欠かせないのが、2007年にイングランドで施行された「Health Act 2006」です。この法律により、イングランド、ウェールズ、北アイルランド、スコットランドの全地域で、公共の場所や職場の「屋内」が原則として全面禁煙となりました。

「屋内」の定義は非常に広範で、「屋根や壁に囲まれた、あるいはほぼ囲まれた空間」はすべて対象です。具体例として、以下のような場所が挙げられます。

  • パブ、バー、クラブ
  • レストランやカフェ
  • ホテルやB&B(指定された喫煙可能な客室は極めて少ない)
  • ショッピングセンター、デパート、スーパーマーケット
  • 劇場、映画館、美術館、博物館
  • 空港ターミナルビルや駅の構内(プラットホームも含む)
  • バス、電車、タクシーなどの公共交通機関
  • オフィスビルの内部

日本の飲食店のように「喫煙席」「禁煙席」に分かれていたり、喫煙ルームが設置されていることはほとんどありません。これほど厳しい法律が導入された背景には、受動喫煙による健康被害から国民、特にサービス業に従事する人々を守ろうという強い意志が存在します。施行から15年以上経過し、現在ではこの「屋内全面禁煙」がイギリス社会の常識として完全に定着しています。旅行者もこのルールを尊重し、必ず守ることが求められます。

喫煙可能年齢は18歳以上

イギリスでは、タバコ製品(電子タバコを含む)の購入および喫煙が法律で認められるのは18歳以上です。日本の20歳より2歳若いものの、年齢確認の厳格さには注意が必要です。

スーパーマーケットやコンビニ、いわゆるコーナーショップでタバコを買う際には、年齢確認を求められることが多くあります。特にアジア人は実年齢より若く見られやすいため、30代や40代であっても身分証明書の提示を求められるのは珍しくありません。

この時、日本の運転免許証は認められない可能性が高いです。店員が日本語を理解できず、生年月日を確認できないためです。旅行者が年齢を証明する最も確実な方法はパスポートの提示です。タバコ購入時には、パスポートのコピーではなく原本を携帯することを強くおすすめします。もしパスポートを持ち歩くのが不安であれば、国際運転免許証が通用する場合もありますが、やはりパスポートが一番確実です。

驚かされるパッケージデザインの統一化

イギリスで初めてタバコを買うと、そのパッケージデザインに驚くかもしれません。2017年から導入された「プレーン・パッケージング」規制により、すべてのタバコ製品はブランドロゴや鮮やかな色彩の使用が禁止され、くすんだ深緑色の統一パッケージで販売されています。ブランド名は小さな文字で記載されているのみです。

加えて、パッケージの大部分には喫煙が引き起こす健康被害を示す衝撃的な写真(肺がんの画像や病気に苦しむ人の姿など)と大きな警告文が印刷されています。これはタバコのブランドイメージを排除し、特に若者の喫煙開始を防止することを目的としています。

日本の洗練されたパッケージデザインに慣れていると、少し戸惑うかもしれませんが、これもイギリスが喫煙に対して非常に厳しい姿勢を示す一例です。お土産に買おうと思っても、このデザインを見るとためらってしまうこともあるでしょう。

【重要】どこで吸える?喫煙場所の見つけ方とマナー

屋内が全面禁煙であることは理解できましたが、それなら一体どこでタバコを吸えばよいのでしょうか。愛煙家にとって最も切実なこの疑問に対し、具体的な喫煙場所の見つけ方と守るべきマナーを詳しくご紹介します。

基本は「屋外の公共スペース」

イギリスにおける喫煙場所の基本は、法律で禁じられていない「屋外」です。多くの人はオフィスビルの外や街角の路上で一服しています。ただし、「屋外ならどこでも良い」というわけではなく、いくつか注意しなければならないポイントがあります。

  • 建物の出入口付近は避ける: レストランやショップ、オフィスの出入り口すぐそばでの喫煙はマナー違反とみなされます。煙が室内に入るのを防ぎ、出入りする人に配慮するため、数メートル離れて吸うのが暗黙のルールです。
  • 標識に注意を払う: 公園や広場、駅周辺などでは「No Smoking」の標識が掲示されていることがあります。自治体によってルールが異なるため、喫煙前には周囲に禁煙サインがないか必ず確認しましょう。特に子どもの遊び場の付近は厳しく禁煙措置がとられている場合が多いです。
  • 人混みを避ける: 混雑した歩道やバス停で待つ人のそばでの喫煙は控えましょう。周囲への配慮は日本以上に求められると心得ておくと良いでしょう。

助かる存在!パブやレストランの屋外喫煙スペース

喫煙者にとってイギリス滞在中のありがたいスポットが、パブやレストランの屋外喫煙エリアです。

  • ビアガーデン (Beer Garden): イギリスの多くのパブには中庭や裏庭にあたるスペースがあり、「ビアガーデン」と呼ばれています。天気の良い日には多くの人がビール片手に談笑し、テーブルには灰皿が用意されているのが普通です。ここでは気兼ねなくタバコを楽しめ、パブ文化を満喫しながら一服できる最良の場所といえます。
  • テラス席 (Terrace / Outside Seating Area): レストランやカフェの店先に設置されているテラス席も、多くの場合喫煙が許されています。ただし、店舗によってはテラスも禁煙のところがあるため、灰皿の有無を確認するか店員に尋ねるのが確実です。
  • 喫煙エリアの探し方: お店に入ったら、”Do you have a smoking area?”(喫煙スペースはありますか?)や”Is it okay to smoke outside?”(外で吸ってもいいですか?)と尋ねれば、親切に教えてもらえるでしょう。

ホテルについても同様です。ほとんどのホテルは館内禁煙ですが、エントランスから離れた場所に指定の喫煙エリア(Designated Smoking Area)を設けていることが多いため、チェックイン時に場所を確認しておけば滞在がスムーズになります。

路上喫煙と吸い殻のポイ捨て問題

先に述べた通り、多くの路上での喫煙は法律で禁止されていません。ただし、絶対に守らなければならないのが「吸い殻のポイ捨てをしない」という点です。

イギリスではタバコの吸い殻を含めたゴミのポイ捨て(Littering)に非常に厳しい罰則が課せられます。これは単なるマナー違反ではなく、明確な犯罪行為とみなされます。もし警察官や専門の監視員に現場を目撃されると、その場で高額な罰金(Fixed Penalty Notice)が科されます。罰金額は自治体によって異なり、80ポンド(約16,000円)から150ポンド(約30,000円)にのぼる場合もあります。

街中には多数のゴミ箱(Bin)が設置されていますが、吸い殻を直接捨てるのは火災の危険を伴うため避けるのが望ましいです。火を完全に消してから捨てるか、できれば携帯灰皿を利用するのが最も安全でスマートな方法です。

読者の皆さんへ:携帯灰皿は旅の必需品 イギリス旅行を計画している喫煙者の方は、日本から必ず携帯灰皿を持参してください。これは必須のアイテムです。もし忘れた場合は、現地のタバコ専門店(Tobacconist)や大型スーパーなどで購入可能です。ポケットに収まるコンパクトなものから、デザイン性の高いものまでさまざま揃っています。お気に入りの携帯灰皿を持つことがポイ捨て防止につながり、快適な旅を送るための第一歩となるでしょう。

旅行前に知っておきたい!タバコの持ち込みと現地購入

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イギリスでの喫煙ルールを把握したら、次に検討すべきは「タバコの入手方法」です。日本から持ち込むのか、それとも現地で買うのか。それぞれの方法に関するルールや注意点を整理しました。

日本からのタバコ持ち込み(免税範囲)

日本で慣れ親しんだタバコを吸いたい、あるいはイギリスのタバコは高額と聞くため持っていきたいという方は多いでしょう。個人使用を目的として日本からタバコを持ち込むことは可能ですが、税金がかからない「免税範囲」が定められています。

2024年現在の英国政府の規定によると、日本などEU圏外からグレートブリテン(イングランド、ウェールズ、スコットランド)へ持ち込む際の免税限度は以下のとおりです。

  • 紙巻きタバコ: 200本(1カートン)
  • または細葉巻(シガリロ): 100本
  • または葉巻(シガー): 50本
  • または刻みタバコ: 250g

上記のいずれか1種類を上限まで持ち込むか、複数種類を組み合わせても構いません。例えば、紙巻きタバコ100本(免税範囲の半分)と葉巻25本(同じく半分)という組み合わせなら、合計が100%となり免税となります。

免税範囲を超えた場合の対応 免税範囲を超えて持ち込む場合は、イギリス到着時に税関で必ず申告し、関税や消費税の支払いが必要です。申告を怠ると、持ち込んだタバコが没収されるだけでなく、罰金が科される可能性もあります。正確な申告が最も重要です。申告は空港内の税関にある赤い「Goods to Declare」カウンターで行います。

最新情報の確認について 免税範囲の規定は変更されることがありますので、渡航前に必ず最新の情報を公式サイトでご確認ください。詳しくは英国政府公式サイト(GOV.UK)をご参照ください。

イギリスでのタバコ購入方法

イギリス国内でのタバコ購入も可能ですが、日本のコンビニのように商品が陳列されている光景はあまり見られません。

  • 購入可能な場所:
  • スーパーマーケット: Tesco、Sainsbury’s、Asdaなどの大手スーパーでは、カスタマーサービスカウンターや専用のキオスクで販売されており、レジで直接購入することはあまりありません。
  • オフライセンス/コーナーショップ: 日本のコンビニや小規模個人店のようなお店で、”Off-Licence”(酒類販売許可)を掲げていることが多いです。
  • タバコ専門店(Tobacconist): 葉巻やパイプタバコも扱う専門店で、特にロンドン中心部には歴史ある店舗があります。
  • ガソリンスタンド: 通り沿いのガソリンスタンド併設ショップでも購入可能です。
  • 購入時の流れ:

イギリスでは法律でタバコ製品を客の目に触れる場所に陳列することが禁止されているため、商品はカウンターの背後にあるシャッター付き棚や引き出しに隠されています。購入時は店員に銘柄を正確に伝えることが求められます。例として「Marlboro Gold, please.」や「A pack of Benson & Hedges, please.」などです。銘柄がわからない場合は「Do you have a list of cigarettes?」と尋ねると、商品リストを見せてもらえることもあります。

また、購入時には厳格に年齢確認が行われるため、パスポートの携帯を忘れないようにしましょう。

イギリスのタバコは高額!驚きの価格帯

イギリスでタバコを買う際に特に驚かれるのが、その価格の高さです。健康政策の一環で重い税金が課せられており、日本の2倍から3倍以上することも珍しくありません。

2024年現在の主要銘柄の紙巻きタバコ(20本入り)1箱は、14ポンドから16ポンド程度が相場です。日本円に換算すると、約2,800円から3,200円(1ポンド=200円換算)にもなります。1日に1箱吸う人の場合、1週間の滞在中にタバコ代だけで2万円以上かかる計算です。

この価格高騰は今後も続くと考えられます。旅行の予算計画において、タバコ代は無視できない点です。免税範囲内で日本から持ち込むか、この機会に本数を減らす「減煙旅行」を試みるのも一つの方法かもしれません。

加熱式タバコと電子タバコ(VAPE)の最新事情

近年、世界中で利用者が増加している加熱式タバコ(IQOSやgloなど)や電子タバコ(VAPE)。イギリスにおいては、これらの製品はどのように取り扱われているのでしょうか。特にVAPEに関しては、日本とは全く異なる文化が根付いています。

イギリスで発展するVAPE文化

イギリスの街中を歩くと、VAPE(ベイプ)を吸う人を非常によく目にします。カラフルなデバイスからフルーティーな香りを伴う蒸気を吐き出す様子は、すでに日常風景の一部となっています。

驚くべきことに、イギリスではVAPEが禁煙支援のツールとして、政府や国民保健サービス(NHS)により推奨されている面があります。国民保健サービス(NHS)の公式サイトでは、「VAPEは完全に無害とは言えないが、喫煙に比べてはるかに害が少ない」という見解が示され、禁煙を目指す喫煙者にとって有効な選択肢の一つとして紹介されています。

このような背景もあり、街には多くの「VAPE SHOP」が点在し、多様なデバイスやリキッドが販売されています。使い捨ての簡易型から、本格的にカスタマイズ可能な製品まで幅広く揃っており、その品揃えは圧倒的です。もしVAPEに興味があれば、専門店でスタッフに相談するのも面白い体験でしょう。

加熱式タバコ(IQOS、gloなど)の現状

一方、日本で人気のIQOS(アイコス)やglo(グロー)といった加熱式タバコは、イギリスではVAPEほどは普及していません。これらはタバコ葉を直接使用するため、法律上VAPE(ニコチンリキッドを使うもの)とは区別され、基本的に紙巻きタバコと同様の取り扱いとなります。

つまり、Health Act 2006の規定により、屋内公共スペースでの使用は禁止されています。喫煙する際は、紙巻きタバコと同様に屋外の指定喫煙エリアを利用しなければなりません。

また、デバイス本体や専用のタバコスティックは、ロンドンなどの大都市にあるIQOSストアや特定の専門店でしか購入できないことが多く、地方や小規模な町では入手が難しいです。加熱式タバコ利用者は、滞在中に必要なデバイスや充電器、タバコスティックを日本から持参する必要がある場合が多いでしょう。

VAPE(電子タバコ)に関するルールと旅行者への注意点

イギリスではVAPEが広く普及していますが、どこでも自由に吸えるわけではありません。旅行者が押さえておきたい主なルールをまとめました。

  • 屋内での使用: VAPEも加熱式タバコ同様、法律上は屋内の公共スペースでの使用が禁止されています。パブやレストラン、公共交通機関内での使用は認められていません。ただし、施設独自の規制で例外的に許可される場合もあります。ごくまれに、パブなどで「VAPEのみ店内利用可」として認められる例もありますが、これは非常に珍しいケースです。使用前には必ずお店のスタッフに確認し、自己判断での使用はトラブルにつながるので避けましょう。
  • リキッドの持ち込み: 日本から愛用のリキッドを持参することは可能です。個人使用の範囲内であればニコチン入りリキッドも問題ありません。ただし、飛行機に持ち込む場合は液体物制限に従う必要があり、通常は100ml以下の容器に分けて透明な袋にまとめてください。
  • 飛行機での持ち込み: VAPE機器はリチウムイオンバッテリーを搭載しているため、航空会社の規定により受託手荷物(預け入れ荷物)としての搭載は禁止されています。必ず機内持ち込み手荷物として携帯する必要があります。安全面の重要なルールですので、荷造りの際は誤らないよう注意しましょう。詳細は利用する航空会社の公式サイトで手荷物規定を確認してください。

知らないと怖い!罰金とトラブル対策

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イギリスの喫煙規則を軽視すると、楽しいはずの旅行が思わぬトラブルで台無しになることがあります。ここでは、万一の状況に備え、罰金制度やトラブル対処法について詳しく説明します。

禁煙場所での喫煙に対する罰金

もし法律で禁煙とされている屋内の公共施設で喫煙しているところを見つかった場合、罰則が科されます。一般的には、現場で「Fixed Penalty Notice(FPN)」という違反切符を発行され、罰金の支払いを求められます。

  • 罰金額: イングランドやウェールズでは通常50ポンド(約10,000円)の罰金が課されます。支払いを拒否したり期限内に支払わなかった場合は、訴追されて裁判になり、最高2,500ポンド(約50万円)もの罰金に増額されることもあります。
  • 取り締まり担当者: 警察官だけでなく、地方自治体が任命した専門職員(Enforcement Officer)も巡回して取り締まりを行っています。

「少しならば気づかれないだろう」といった考えは通用しません。法律は厳格に運用されているため、禁煙場所での喫煙は絶対に避けましょう。

ポイ捨てに対するより厳しい罰則

喫煙所以外での喫煙以上に厳しく、そして頻繁に取り締まられているのが吸い殻のポイ捨てです。これは「Littering(ごみの不法投棄)」という犯罪行為とみなされます。

  • 罰金額: ポイ捨てに対する罰則は自治体によって異なりますが、年々厳しくなる傾向にあります。多くの地域で80ポンドから150ポンド(約16,000円〜30,000円)の高額な罰金が設定されています。
  • 取締りの厳格さ: 主な観光地や繁華街では、私服の監視員が常に厳しい目を光らせています。観光客であっても見逃されることはなく、火の付いた吸い殻を足元に落とした瞬間に監視員に発見されて違反切符を切られるケースが頻発しています。

こうした罰金は、その場で支払いを要求されたり、後日指定の方法で支払うよう求められたりします。支払いを拒否すると裁判に発展する恐れもあるため、トラブルを避けるには携帯灰皿を持ち歩く習慣をつけることが重要です。

トラブルに巻き込まれた場合の対応

もしうっかりルール違反をして罰金を科せられた際には、次のように行動してください。

  • 冷静に対応する: まずパニックにならずに、担当者の指示に落ち着いて従いましょう。現場での強い抗議や逃走は状況を悪化させるだけです。
  • 身分証明書を提示する: 身分証の提出を求められたら、パスポートを提示しましょう。
  • 違反切符の内容を確認する: 渡された違反切符(FPN)には違反内容、罰金額、支払い方法、支払い期限が記載されています。英語が理解しにくい場合は、その旨を伝えて説明を受けてください。
  • 速やかに支払う: 罰金は記載された期限内に必ず支払いましょう。多くはオンライン決済が可能です。
  • 相談窓口の利用: もし取り締まりが不当だと感じたり、法外な金額を請求されたりした場合は、一人で抱え込まずに在英国日本国大使館・総領事館に連絡し、助言を受けることができます。連絡先は事前に控えておくと安心です。

愛煙家におすすめのイギリスでの過ごし方

厳格なルールが多く、息苦しさを感じたかもしれません。しかし、ご安心ください。ルールとマナーを守れば、イギリスでも喫煙を楽しみながら充実した時間を過ごすことが十分に可能です。ここでは、愛煙家にぴったりのイギリスでの楽しみ方をご紹介します。

喫煙スポットに困らない!パブ巡りの魅力

イギリス文化の象徴とも言えるのが、街のあちこちに点在するパブ(Public House)です。パブは単なる飲み屋ではなく、地域の人々が集う社交の場として生活に深く根ざしています。そして、多くのパブには喫煙者が快適に過ごせる空間も用意されています。

心地よい日差しの下でビアガーデンや通り沿いのテラス席で、エールやラガーとともに一服するひとときは格別です。そこでは地元の人たちが楽しげに語り合い、旅行者同士が情報交換をするなど、和やかな雰囲気が感じられます。思いきって隣の人に話しかけてみれば、思いがけない出会いや交流が生まれるかもしれません。

ロンドンには歴史を感じさせるパブから、モダンで洗練されたガストロパブまで、多彩な選択肢が揃っています。食事の後や観光の合間に一服する場所としてパブを活用し、旅のスケジュールを組んでみるのはいかがでしょう。きっと、単にタバコを吸うだけでなく、豊かな体験が味わえます。

公園や広大な自然の中でリフレッシュ

都会の喧騒を離れ、広々とした公園でリラックスするのもイギリスらしい過ごし方です。ロンドンのハイド・パークやリージェンツ・パーク、地方都市にある風光明媚な公園など、イギリスには手入れの行き届いた緑豊かな場所が豊富にあります。

これらの広大な公園では、人があまりいない開けたスペースを選び、風向きを考慮すれば、比較的気兼ねなく喫煙することが可能です。もちろん、子どもの遊び場やカフェのテラス周辺は避けるべきですが、ベンチに腰を下ろして美しい景色を眺めながらの一服は、至福のひとときと言えるでしょう。

この場面でも決して忘れてはならないのが、携帯灰皿の携行です。美しい公園の景観を保つため、吸い殻は必ず持ち帰りましょう。澄んだ空気と緑に包まれた中での一服は、旅の忘れ難い思い出の一つになることでしょう。

携帯灰皿は旅の必需品!お気に入りを見つけよう

この記事で繰り返しお伝えしているように、イギリスを訪れる喫煙者にとって携帯灰皿は、パスポートに匹敵するほど重要な必須アイテムです。もし日本から持参し忘れた場合や、もっと素敵なものを求めたくなったら、現地で探すのも楽しみの一つです。

ファッションやデザインにこだわる方なら、旅行の小物にもお気に入りを見つけたいですよね。イギリスには、紳士用品店やセレクトショップ、アンティークマーケットなど、おしゃれな携帯灰皿が手に入りやすい場所が数多くあります。例えば、レザー製で上品なデザインや、独特のデザインが施されたヴィンテージ品など、探してみると意外な掘り出し物に出会えるかもしれません。

単なる喫煙具としてだけでなく、旅の記念や自分へのお土産として、お気に入りの携帯灰皿を見つける――そんな小さな目標を持つことで、街歩きがより一層楽しくなるはずです。

イギリス喫煙ガイド:旅行者が実践すべきアクションリスト

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これまでにさまざまな情報をお伝えしてきましたが、最後に旅行者が実際に行うべきことを、具体的なチェックリスト形式でまとめます。このリストを活用して、万全の体制でイギリス旅行に臨んでください。

出発前の準備チェックリスト

  • タバコの準備: 愛用のタバコを免税範囲内(紙巻きタバコの場合は200本まで)で用意してください。現地での購入は非常に高額になることを覚えておきましょう。
  • 携帯灰皿の用意: 携帯灰皿を必ず準備し、常にバッグやポケットに入れて持ち歩けるようにしてください。
  • 加熱式タバコ・VAPEの持ち込み: 利用者はデバイス本体や充電器に加え、滞在期間に見合う十分なタバコスティックやリキッドを日本から持参しましょう。
  • 航空会社のルール確認: VAPEや電子機器の機内持ち込みルールについては、必ず利用する航空会社の公式サイトで最終確認を行ってください。
  • 緊急連絡先の控え: 在英国日本国大使館および総領事館の連絡先を必ずメモしておくこと。

現地での行動チェックリスト

  • タバコ購入時の注意点: スーパーやコンビニでタバコを買う際は、パスポートをすぐ提示できる状態にし、商品名を英語で伝えられるように準備しておくこと。
  • 喫煙場所の原則: 喫煙は基本的に屋外で行いましょう。建物の出入口や人混みは避け、禁煙の標識がないか確認してください。
  • パブ・レストランでの喫煙: 喫煙したい場合は入店時に「Do you have a smoking area?」と尋ね、指定されたスペースを利用します。灰皿の設置有無も確認しましょう。
  • ポイ捨て厳禁: 吸い殻は必ず携帯灰皿に入れるか完全に消火してからゴミ箱に捨ててください。路上でのポイ捨ては高額な罰金の対象となることを肝に銘じてください。
  • 周囲への配慮: 煙が他の人にかからないよう風向きに注意し、常に周囲への気配りを忘れないこと。

トラブル時の対応心得

  • 罰金を科された場合: 慌てず冷静に誠実に対応しましょう。その場での抗議や逃走は絶対に避けてください。
  • 指示への従順: 担当者の指示に則り、身分証明書を提示し、違反切符を受け取ること。
  • 期日内の支払い: 罰金は指定された期限内に必ず支払ってください。
  • 困ったときは相談: 不当な扱いや法外な要求など、重大なトラブルが生じた場合は、速やかに在英国日本国大使館・総領事館に連絡しましょう。

新しい旅のスタイルを見つけるきっかけに

イギリスの厳格な喫煙規制は、一見すると愛煙家にとって窮屈に感じられ、旅の楽しみを損なうようにも思えます。私自身も最初は、その厳しいルールに少し戸惑いを覚えました。

しかし、これらの規則は受動喫煙から人々を守り、公共の場を誰もが快適に過ごせるようにするために社会全体で取り組んでいる証でもあります。その背景にある文化や価値観に触れることこそ、旅の醍醐味のひとつでもあります。

指定された場所で周囲に気を配りながら一服する時間は、慌ただしい観光の合間にふと立ち止まり、街並みを眺めたり旅の計画を練り直したりする貴重な「余白」になるかもしれません。また、ビアガーデンでの一服が地元の人との思いがけない交流のきっかけになることもあります。

この旅を機に、タバコとの付き合い方を見直してみるのも良いでしょう。1日に吸う本数を少し減らしてみたり、イギリスで人気のVAPEを試してみたりすることで、新たな発見があるかもしれません。

ルールを理解しマナーを守ることは、窮屈な制約ではなく、その土地の文化を尊重し旅人としてスマートに振る舞うための大切なエチケットです。ぜひこのガイドを参考に万全の準備を整え、思い出深い素晴らしいイギリスの旅を実現してください。あなたの旅が、煙のように消えてしまう一瞬の記憶でなく、心に深く刻まれる体験になることを願っています。

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この記事を書いたトラベルライター

アパレル企業で培ったセンスを活かして、ヨーロッパの街角を歩き回っています。初めての海外旅行でも安心できるよう、ちょっとお洒落で実用的な旅のヒントをお届け。アートとファッション好きな方、一緒に旅しましょう!

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