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日韓観光協力、新時代へ。地方誘客と未来世代の交流で関係深化を目指す

日本と韓国の観光当局は、両国間の観光交流をさらに促進するための二国間協議を開催しました。この協議では、特に「地方への観光客誘致」と「未来を担う世代の交流活性化」をテーマに、具体的な連携策について意見が交わされました。関係改善が進む日韓間で、観光分野での協力が新たなステージに入ろうとしています。

目次

加速する日韓観光交流とその背景

今回の協議は、急速に回復・拡大する日韓間の人的交流を背景に行われました。日本政府観光局(JNTO)によると、2023年に日本を訪れた韓国人旅行者数は約696万人に達し、国・地域別で最多を記録。これは、コロナ禍以前の2019年の水準を上回る勢いです。

一方、韓国観光公社のデータによれば、2023年に韓国を訪れた日本人旅行者も約232万人と、訪韓外国人の中で第2位の規模を誇ります。この活発な往来は、両国関係の改善ムードや航空路線の回復・増便が大きく後押ししています。

しかし、現状では観光客が東京や大阪、ソウルや釜山といった大都市圏に集中する傾向があり、両国共通の課題となっています。この課題を克服し、持続可能な観光を実現するため、今回の協議では地方への誘客が重要なテーマとなりました。

協議の焦点:地方の魅力発信と若者世代の交流

地方への観光客誘致で新たな魅力を発見

協議では、両国の地方都市が持つ独自の文化、食、自然といった観光資源を共同でプロモーションしていく方針が話し合われました。具体的には、以下のような連携が期待されます。

  • 共同プロモーションの実施: 両国の旅行博への共同出展や、オンラインでの地方観光キャンペーンなどを通じて、これまで知られていなかった地方の魅力を発信します。
  • 地方空港路線の活性化: 地方空港を結ぶ航空路線の新規開設や増便を後押しし、大都市を経由しない新たな旅行ルートの創出を目指します。これにより、旅行者はより手軽に地方へアクセスできるようになります。

旅行者にとっては、まだ見ぬ日本の地方都市や、韓国の隠れた名所を訪れる新しいきっかけが生まれることになります。次の旅行先として、これまで候補に挙がらなかった地域が注目を集めるかもしれません。

未来世代の交流が築く新しい関係

もう一つの重要なテーマは、両国の未来を担う若者世代の交流活性化です。修学旅行や教育旅行、スポーツ・文化イベントなどを通じた交流を促進し、相互理解を深めることを目指します。

若者同士の交流は、政治的な情勢に左右されにくい、長期的な友好関係の土台となります。SNSなどを通じて個人レベルでの繋がりが生まれやすい現代において、リアルな体験を共有する機会を増やすことは、両国関係の未来にとって大きな財産となるでしょう。

今後の展望と旅行者への影響

この二国間協議をきっかけに、日韓の観光協力はさらに加速することが予測されます。旅行者にとっては、以下のようなポジティブな影響が期待できるでしょう。

  • 多様な旅行先の選択肢: 大都市だけでなく、魅力的な地方都市への旅行がより身近になります。地方ならではの体験を盛り込んだ新しいツアー商品が登場する可能性もあります。
  • アクセスの向上: 地方空港間の直行便が増えれば、移動時間とコストを削減でき、より効率的な旅行プランが立てやすくなります。
  • 共同キャンペーンによるメリット: 両国が連携した観光キャンペーンが実施されれば、航空券や宿泊施設の割引など、旅行者にとってお得な特典が提供されるかもしれません。

今回の協議は、日韓の観光交流を量的な拡大から質的な深化へと導く重要な一歩です。両国の地方が持つ多様な魅力が発見され、未来世代の交流が活発になることで、日韓関係はより成熟し、安定したものになっていくことでしょう。旅行者として、私たちはその最もポジティブな変化を肌で感じることができるはずです。

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この記事を書いたトラベルライター

SimVoyage編集部は、世界を旅しながら現地の暮らしや食文化を体感し、スマホひとつで快適に旅する術を研究する旅のプロ集団です。今が旬の情報から穴場スポットまで、読者の「次の一歩」を後押しするリアルで役立つ記事をお届けします。

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