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感謝祭後のUターンラッシュを大雪が直撃、米空港で1000便以上が欠航

米国の感謝祭休暇の終わりを告げるUターンラッシュが、上部中西部から北東部にかけてを襲った大雪と凍結により、深刻な交通混乱に見舞われています。主要空港では1000便を超えるフライトが欠航し、凍結した滑走路で旅客機がスリップする事故も発生。多くの旅行者が空港で足止めされ、休暇最終日のスケジュールに大きな影響が出ています。

目次

凍結した滑走路でのスリップ事故、空港機能は麻痺状態に

ABC Newsの報道によると、悪天候の影響で、ある空港では着陸した旅客機が誘導路へ向かう際に凍結した路面でスリップする事態が発生しました。幸いにもこの事故による負傷者は報告されていませんが、冬の嵐がもたらす航空輸送への危険性を象徴する出来事となりました。

航空情報サイトのデータによれば、この悪天候の影響で全米で少なくとも1,000便以上のフライトがキャンセルされ、数千便に遅延が発生しています。特にミネソタ州のミネアポリス・セントポール国際空港やウィスコンシン州、ミシガン州の空港では影響が深刻で、多くの便が欠航となりました。この混乱は、感謝祭を家族と過ごし、自宅へ戻ろうとする何百万人もの旅行者の足を直撃しました。

背景:一年で最も混雑する旅行シーズンを襲った冬の嵐

感謝祭の連休、特に最終日の日曜日は、米国において一年で最も航空需要が高まる時期の一つです。AAA(米国自動車協会)は、今年の感謝祭期間中に数千万人が長距離移動すると予測しており、空港は帰宅する人々でごった返します。

この最も混雑するタイミングを、強力な冬の嵐が襲いました。大雪と氷点下の気温は、航空機の運航に多岐にわたる影響を及ぼします。

  • 除氷作業の遅延: 機体の翼や胴体に付着した氷雪は、安全な飛行の妨げとなるため、出発前に「デアイシング(除氷)」作業が必須となります。この作業には時間がかかり、フライトの遅延を招きます。
  • 滑走路の閉鎖: 降り積もった雪の除雪や、路面凍結を防ぐための作業が追いつかない場合、滑走路は一時的に閉鎖されます。これにより、空港全体の発着能力が大幅に低下します。
  • 視界不良: 吹雪による視界不良は、パイロットが安全に着陸操作を行うことを困難にし、遅延や目的地変更(ダイバート)の原因となります。

これらの要因が複合的に絡み合い、今回の広範囲にわたる航空網の混乱を引き起こしています。

今後の見通しと旅行者が取るべき対策

気象専門家によると、この冬の嵐は東へと移動を続けるため、今後ニューヨークやボストンなど北東部の主要空港でも影響が拡大する可能性があります。

航空網の混乱は、天候が回復した後もすぐに正常化するわけではありません。欠航便の振り替えを求める乗客が後続の便に集中するため、今後数日間にわたって混雑や遅延が続くことが予測されます。

旅行者へのアドバイス

この時期に米国への渡航や米国内での移動を予定している方は、以下の点に注意してください。

  • 最新の運航状況を確認する: 空港へ向かう前に、必ず利用する航空会社の公式ウェブサイトやアプリで、最新のフライト情報を確認してください。EメールやSMSでの通知サービスに登録しておくことも有効です。
  • 航空会社の特別対応をチェックする: 多くの航空会社は、悪天候の影響を受けるフライトを対象に、予約変更手数料を免除するなどの特別対応を発表しています。自身の航空券が対象となるか確認しましょう。
  • 時間に十分な余裕を持つ: 空港でのチェックインや保安検査は、通常よりも時間がかかることが予想されます。予定より早めに空港に到着することをお勧めします。
  • 代替交通手段を検討する: フライトが大幅に遅延または欠航した場合に備え、近距離であれば鉄道やバス、レンタカーといった他の移動手段も視野に入れておくと安心です。

冬の旅行シーズンは、今回のような突然の悪天候によるリスクが常に伴います。旅行を計画する際は、最新の気象情報と交通情報を常に注視し、安全を最優先に行動することが求められます。

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この記事を書いたトラベルライター

SimVoyage編集部は、世界を旅しながら現地の暮らしや食文化を体感し、スマホひとつで快適に旅する術を研究する旅のプロ集団です。今が旬の情報から穴場スポットまで、読者の「次の一歩」を後押しするリアルで役立つ記事をお届けします。

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