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「ブギウギ」のロケ地を巡る旅|ドラマの世界へ飛び込もう!シニアのためのゆったり聖地巡礼ガイド

「ズキズキ ワクワク」――。 軽快なリズムと、底抜けに明るい歌声で日本中を元気にしたNHK連続テレビ小説「ブギウギ」。主人公・福来スズ子のモデルとなった笠置シヅ子さんのエネルギッシュな生涯は、多くの人々の心を打ちました。ドラマが終わってしまった今、「スズ子ロス」を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私たち夫婦も、毎朝の放送を心待ちにしていた一人です。子育てが一段落し、時間にゆとりができた今、ドラマや映画の世界を実際に訪ねる旅は、何よりの楽しみとなっています。画面の向こう側にあった風景が、目の前に広がる感動。それは、物語をもう一度、自分の足で、自分の心でなぞるような、特別な体験です。

この記事では、ドラマ「ブギウギ」の感動を追体験できる素敵なロケ地を、私たちと同じシニア世代の方がゆったりと、そして安心して楽しめるように、具体的な情報と共にご紹介します。賑やかな大阪の街角から、心安らぐ滋賀の風景、そしてスターへの道を駆け上がった東京の舞台まで。さあ、一緒に「ブギウギ」の世界へ旅立ちましょう。

「ブギウギ」の世界を存分に楽しんだ後は、他のドラマの世界へも旅してみてはいかがでしょうか。朝ドラ「らんまん」のロケ地巡りも、きっと新たな感動をもたらしてくれるはずです。

目次

【大阪エリア】スズ子の故郷・はな湯が聞こえる街へ

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物語の原点となる場所、それはスズ子が生まれ育った大阪の街です。人情味あふれる下町の銭湯「はな湯」の賑わいや、夢を追いかけた少女たちの歌劇団の華やかな舞台が目に浮かびます。まずは、スズ子のエネルギーの源となったこの大阪の街を巡ってみましょう。

梅丸少女歌劇団(USK)の拠点「大阪松竹座」

スズ子が才能を開花させた「梅丸少女歌劇団(USK)」。その活動拠点として、ドラマに何度も登場し、実際のロケも行われたのが、道頓堀にそびえる「大阪松竹座」です。1923年に開館したネオ・ルネッサンス様式の美しい建物で、正面に大きなアーチを持ち、道頓堀のランドマークとして現在も多くの人々を魅了しています。

この劇場の前に立つだけで、トップスターを目指し稽古に励んだスズ子やリリー、若手たちの情熱が伝わってくるようです。昼間は太陽の光を浴びて優雅に、夜はライトアップされ幻想的な姿を見せてくれます。まずは外観をじっくり眺め、記念に写真を撮れば、旅の素敵な思い出になるでしょう。

旅程に余裕があれば、ぜひ観劇もおすすめします。歌舞伎やレビュー、コンサートなど多彩な演目が催され、その華やかな雰囲気は格別です。

旅をさらに楽しむために:大阪松竹座での観劇ガイド

観劇は旅の大きな楽しみですが、準備が大切です。

  • チケットの購入方法

チケットは様々な方法で購入可能です。最も便利なのはインターネットの「チケットWeb松竹」で、パソコンやスマートフォンから24時間いつでも座席指定しながら予約できます。電話予約もあり、オペレーターと相談しつつ席を決めたい方に安心です。劇場の窓口で直接購入も可能ですが、人気公演はすぐに売り切れることがあるため、旅の計画が決まり次第早めに手配しましょう。

  • 座席選びのヒント

座席選びは観劇の快適さに大きく影響します。1階席の前方は役者の表情まで克明に見えますが、舞台全体を見渡すには中央や少し後方が向いています。2階席や3階席は手頃な料金で、舞台構成や照明の美しさを楽しめます。足腰に不安がある方は、エレベーターの近くや通路側の席を選ぶと移動が楽になります。

  • 準備と持ち物

劇場内は空調が効いていることが多いので、夏でもショールやカーディガンなど羽織るものを持参すると安心です。また、役者の細かな表情や衣装をより詳しく楽しみたい方は、オペラグラスがあると便利です。貸し出しもありますが、慣れたものを持参すると安心です。

  • 観劇のマナー

上演中は私語や携帯電話の操作、飲食を控えましょう。写真撮影や録音・録画は禁止されています。また、後方の方の視界を遮らないよう、帽子は脱ぐのがマナーです。皆が心地よく観劇できるよう、思いやりを持って楽しみたいですね。

公演スケジュールやチケットの詳細は、大阪松竹座公式サイトで最新情報を必ずご確認ください。

人情と活気が溢れる「道頓堀」

大阪松竹座の正面に広がるのが、大阪ミナミの象徴「道頓堀」です。ドラマでは、スズ子が故郷を離れるシーンや悩みを抱え歩く場面で、その時代の人々の暮らしやにぎわいが描写されていました。グリコの巨大看板や動くかに道楽の看板、提灯の灯りが川面に映る風景は、今も昔も変わらぬ大阪の活力を感じさせてくれます。

私たち夫婦はあえて人通りの少ない平日の午前中に訪れることが多いです。戎橋の上から穏やかに流れる道頓堀川や行き交う人々を眺めていると、まるでドラマの一場面に入り込んだかのような気分になります。

旅を満喫するために:道頓堀の歩き方

  • おすすめの散策ルート

まずは戎橋から川沿いの遊歩道「とんぼりリバーウォーク」を散策してみましょう。水辺を歩くのは爽やかで、車道を気にせず安全に歩けます。沿道には個性的な看板や魅力的な店が多く、歩くだけで楽しい発見があります。時間が取れれば「とんぼりリバークルーズ」にも乗船してみてください。約20分の小旅行ですが、水上からの景色は格別で、ガイドの楽しい案内で大阪の歴史や文化にも触れられます。チケットは遊歩道沿いの乗り場で購入可能です。

  • 治安への注意

道頓堀は国内外の観光客で非常に混雑します。特に週末や夜間は人が多いので、スリや置き引きには十分注意が必要です。バッグは体の前で抱えるように持ち、貴重品は内ポケットに入れるなど、基本的な防犯対策を心がけましょう。

昭和の趣を色濃く残す「新世界・通天閣」

スズ子が歩いた昭和初期の雰囲気をより深く感じたい方は、少し足を伸ばして「新世界」へ。大阪のシンボル「通天閣」がそびえ、派手な看板が立ち並ぶ街並みは、まるで時代が逆戻りしたかのようです。ドラマで描かれたたくましく生きる人々の力強さが、この街には今も息づいています。

通天閣の展望台からは大阪の街が一望でき、足の裏を撫でると幸運が訪れると言われる「ビリケンさん」へのご挨拶もぜひどうぞ。

そして新世界の名物といえば「串カツ」。揚げたての串カツを片手に冷たいビールを味わうのは旅の醍醐味です。多くの店が軒を連ね、どの店に入っても活気あふれる楽しい時間を過ごせます。

旅をより楽しくするために:新世界のルール

  • 串カツのマナー

ほとんどの串カツ店では共有のソース入れがあり、「二度漬け禁止」が絶対の掟です。一度口をつけた串カツを再びソースに浸すのはNG。ソースが足りなくなったら、付け合わせのキャベツでソースをすくってかけるのが通の方法です。

  • 持ち物について

新世界は食べ歩きも楽しめるエリア。串カツやたこ焼きなど、小銭で支払うことが多いので、少し多めに小銭を用意しておくと支払いがスムーズです。

レトロ建築の宝「大阪市中央公会堂」

スズ子がその歌声を響かせたであろう、歴史と風格ある美しいホール。ロケ地の一つとして用いられたのが、中之島にたたずむ「大阪市中央公会堂」です。赤レンガと青銅の屋根が印象的なネオ・ルネッサンス様式の建物で、国の重要文化財にも指定されています。

内部は華麗な装飾で彩られ、特に大集会室の天井画やステンドグラスは圧巻の美しさです。ドラマのシーンを思い浮かべながらこの空間に身を置くと、スズ子の歌声が聞こえてくるような気がします。

旅を充実させるために:公会堂の見学案内

  • 見学の可否と方法

大阪市中央公会堂は現在もコンサートや講演などで活用されている現役施設です。そのため、いつでも自由に見学できるわけではありません。ただし、利用がない日には無料で見学可能なエリアが解放されます。さらに建物の歴史や見どころを専門ガイドが説明する有料ツアーも定期的に実施されています。

訪問前に必ず大阪市中央公会堂公式サイトで、その日の見学可能エリアやツアー情報を確認すると安心です。せっかく訪れたのに入れなかった、ということがないように事前チェックを忘れずに。

【東京・茨城エリア】スターへの階段を駆け上がった場所

故郷の大阪を離れて上京したスズ子は、東京で作曲家・羽鳥善一と出会い、「ブギの女王」への歩みをスタートさせます。恋愛と別れ、戦争、そして新たな音楽との出会いを経験しながら、彼女の激動の人生が描かれる東京の街並みの多くは、実は茨城県にある広大なロケ施設で撮影されました。

ドラマの世界そのままの空間「ワープステーション江戸」

「ブギウギ」東京編のシーンで登場した、日帝劇場(日本劇場がモデル)の近辺やレコード会社、スズ子の下宿先があった街並みなど、昭和の風景の大部分は茨城県つくばみらい市に位置する「ワープステーション江戸」で撮影されています。この施設はNHKが管理し、江戸時代から昭和初期までの日本の街並みを広大な敷地内に忠実に再現しています。

一度足を踏み入れれば、そこはまさにドラマの世界そのもの。路面電車が行き交い、モダンなビルと昔ながらの商店が入り混じる景観は、まさにスズ子が暮らした昭和の東京そのものです。羽鳥先生と初めて出会った劇場の前、レコード会社の看板、戦時中のポスターが貼られた壁──それぞれの風景がドラマの感動を鮮やかに呼び起こします。

この施設は通常、一般公開されていないことが多いものの、期間限定で特別に公開されることもあります。また、主催されるイベントや見学ツアーが行われることもありますので、訪れる機会があればぜひ見逃せない聖地です。

より充実した旅のために:ワープステーション江戸訪問のポイント

一般公開の機会が限られているため、計画的な訪問が必要です。

  • 情報収集と行動のコツ

訪問の機会を逃さないためには、こまめな情報収集が欠かせません。まずはワープステーション江戸公式サイトやNHKのイベント情報を定期的にチェックしましょう。一般公開やイベントの際は、多くの場合、事前申し込みやチケット購入が必要です。募集が始まったらすぐに対応できるよう準備しておくことが大切です。

  • アクセス方法

都心からのアクセスにはつくばエクスプレス(TX)が便利で、みらい平駅からはバスやタクシーを利用します。車での来訪も可能ですが、イベント開催時は駐車場が混み合うことがあるため、公共交通機関の利用を基本に、時間に余裕を持った計画をおすすめします。

  • 準備と持ち物

広大な敷地はほぼ屋外のため、天候対策はしっかりと。帽子や日傘、サングラスに歩きやすい靴は必携です。特に夏場は熱中症対策として飲料や塩分補給ができる飴なども持参しましょう。また、感動的な風景を撮影するためのカメラも忘れずに。

  • 見学時の注意点

施設内には撮影セットがそのまま残されており、立ち入り禁止の場所や触れてはいけない小物もあります。現地の案内や注意事項を必ず守り、撮影が許可されたエリアでも他の見学者への迷惑にならないよう気配りをしましょう。

羽鳥善一の邸宅「旧古河庭園」

スズ子の才能を見出し、多くの名曲を生み出した天才作曲家・羽鳥善一。彼のモダンで文化的な暮らしぶりを感じさせる洋館のロケ地は、東京都北区にある「旧古河庭園」です。

武蔵野台地の斜面に位置するこの庭園は、丘の上に英国人建築家ジョサイア・コンドル設計の洋館があり、斜面には洋風庭園が、低地には日本庭園が広がるという和洋折衷の美しさが魅力です。ドラマで羽鳥邸として使われた重厚な石造りの洋館は、大正時代の趣を今に伝えています。

特に春と秋のバラの季節は圧巻で、約100種200株のバラが咲き誇る洋風庭園は、まるでヨーロッパの宮殿を訪れたかのような雰囲気。バラの香りに包まれつつ、羽鳥先生がピアノを弾く姿やスズ子が歌のレッスンを受ける様子を思い浮かべるのもまた趣深いものです。

より楽しい散策のために:旧古河庭園のポイント

  • アクセスと入園情報

JR京浜東北線の上中里駅や東京メトロ南北線の西ケ原駅から徒歩圏内にあります。入園料が必要で、開園時間も決まっているため、訪問前に公式サイトで最新情報を確認しましょう。

  • おすすめの過ごし方

まずは洋館の外観をじっくりと鑑賞し、その後バラ園が広がる洋風庭園を散策。さらに斜面を下りて心字池を中心とした日本庭園へと足を運びましょう。趣の異なる二つの庭園をゆったりと巡るだけで、心安らぐ時間を過ごせます。洋館内には喫茶室もあり、庭園を眺めながらお茶を楽しむことも可能。散策で疲れた際には、ここでひと息つくのもおすすめです。

  • 服装と準備

庭園内には坂道や階段、砂利道があるため、ヒールの高い靴は避け、歩きやすいスニーカーなどが適しています。季節によっては日差しが強いため、帽子や日傘の用意も忘れずに。

【滋賀・京都エリア】心安らぐ風景と歴史の舞台

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ドラマでは、スズ子の故郷である香川の風景や、夫・村山愛助との思い出が詰まった場面を通じて、心に残る美しい自然が映し出されました。これらの多くは、豊かな自然と歴史ある街並みが今なお息づく滋賀県や京都府で撮影されました。大阪や京都からのアクセスも良好で、少し足を伸ばして訪れてみたいスポットです。

スズ子と愛助の思い出の道「メタセコイア並木」

スズ子と愛助がオープンカーでドライブを楽しむ、ロマンチックで印象的なシーンに登場した美しい並木道は、滋賀県高島市にある「メタセコイア並木」です。農業公園マキノピックランドからマキノ高原へ続く約2.4kmもの道沿いに約500本のメタセコイアが並んでいます。

まっすぐに天へと伸びるメタセコイアが織りなす緑のトンネルは、まさに絶景そのもの。新緑の季節には鮮やかな緑、夏には涼やかな深緑、秋には燃えるような赤褐色に染まり、冬は雪に包まれた風景と、四季折々異なる表情を楽しめます。

この並木道を実際に車で走り抜けると、まるでドラマの主人公になったかのような高揚感が味わえます。風を感じながらスズ子と愛助の幸せなひとときを思い浮かべる…そんな贅沢な体験をしてみてはいかがでしょう。

より充実した旅のために:メタセコイア並木へのドライブ

  • アクセス方法

メタセコイア並木を満喫するには、車でのドライブがおすすめです。公共交通機関でのアクセスはやや不便なため、レンタカーの利用や観光タクシーの手配が便利です。京都や大津からの日帰りドライブにも最適な場所です。

  • 訪問時の注意事項

この並木道は観光名所であると同時に、地域の方々の日常の生活道路でもあります。美しい景色に見とれて車道に出ての撮影は非常に危険です。車は必ず指定の駐車場に停め、歩道から安全に見学や撮影をお楽しみください。特に紅葉シーズンは観光客が多く混雑しますので、譲り合いの気持ちを忘れずに過ごしましょう。

  • 周辺スポット情報

並木道の入り口にある「マキノピックランド」では、地元特産品の購入やカフェでのひと休みができます。中でもジェラートが好評ですので、ドライブの合間にぜひ訪れてみてください。

幼少期のスズ子が遊んだ「八幡堀」

ドラマの冒頭で、幼いスズ子(鈴子)が友人たちと遊ぶ故郷・香川の穏やかな水辺の風景は、滋賀県近江八幡市にある「八幡堀」で撮影されました。豊臣秀次が築いた城下町の一角で、かつては琵琶湖と町を結ぶ重要な物流路として賑わいました。

現在では、白壁の土蔵や伝統的な商家が堀沿いに並び、情緒豊かな美しい景観を保っています。柳の葉が風になびき、水面をゆったりと進む屋形船を眺めていると、時がゆっくり流れるように感じられます。ここを歩けば、スズ子の無邪気で輝かしい少女時代が目に浮かぶかのようです。

より楽しむために:八幡堀の散策案内

  • 屋形船体験

八幡堀を存分に満喫するには、「和船(わぶね)」と呼ばれる手漕ぎの屋形船に乗るのが一番のおすすめです。船頭さんの巧みな竿さばきや歴史解説に耳を傾け、水上からのんびりとした景色を楽しめます。乗り場はいくつかあり、予約なしで乗船できることが多いですが、出発前に近江八幡観光物産協会のウェブサイトで運行情報を確認しておくと安心です。

  • 周辺散策スポット

堀のほとりには遊歩道が整備されており、散策にもぴったりです。さらに歩を進めると、重要伝統的建造物群保存地区に指定されている「新町通り」など、昔ながらの町並みが広がります。近江商人の邸宅を公開している資料館や、趣のあるカフェ、個性的な雑貨店も点在し、見どころが満載です。歩きやすい靴で、時間をかけてじっくり巡ることをおすすめします。

時代劇の聖地「東映太秦映画村」

京都に位置する「東映太秦映画村」も、「ブギウギ」撮影の舞台の一つでした。ここは時代劇のオープンセットを持つテーマパークで、江戸時代の町並みがリアルに再現されています。ドラマの特定のシーンのみならず、昭和初期を背景にした作品の撮影にも頻繁に利用されており、その雰囲気は「ブギウギ」の世界観と共鳴しています。

映画村の醍醐味は、セットの見学だけでなく、俳優による殺陣ショーや忍者ショーなど、生き生きとしたライブパフォーマンスも楽しめるところです。また、着物や侍、町娘などの衣装に着替えて、江戸時代の住人になりきり散策することもできます。

より楽しむために:映画村での過ごし方

  • チケット購入とスケジュール確認

入場券は当日窓口でも購入可能ですが、オンラインで事前に購入すると入場がスムーズです。ショーやイベントは決まった時間に開催されるため、入場後はまず園内マップやショースケジュールを確認し、1日のプランを立てましょう。

  • シニアの方へのおすすめポイント

園内は広いため、一日中歩き回ると疲れてしまうこともあります。興味のあるショーを中心に鑑賞し、適度にカフェで休憩を取りながら無理のないペースで楽しんでください。江戸の町並みを再現した食事処で、時代劇の世界観に浸りつつランチを味わうのも良いでしょう。

  • 万が一の体調不良時の対処

夏の暑さや混雑時に体調がすぐれない場合は、無理をせず近くのスタッフに声をかけましょう。園内には救護室が設けられています。自身の体調を最優先に考え、楽しい思い出づくりを心がけてください。

【特別編】モデル・笠置シヅ子の故郷を訪ねて

ドラマの主人公・スズ子のモデルとなった笠置シヅ子さんは、ドラマの舞台である香川県(現在の東かがわ市)の出身です。ロケ地ではありませんが、「ブギウギ」の旅を締めくくるならば、彼女のルーツであるこの土地を訪れることに味わい深さを感じるでしょう。

香川県東かがわ市

笠置シヅ子さん(本名:亀井静子)は、現在の香川県東かがわ市(かつての相生村)に生まれました。生後まもなく大阪の米屋に養女として迎えられたため、香川での記憶はほぼないそうですが、ここが彼女の原点であることには変わりありません。

市内では彼女の功績を称える動きがあり、生誕地には記念碑が設置されています。また、ドラマのヒットを受けて、彼女にまつわる資料を集めた記念館設立の構想も浮上しているようです。

旅をより楽しむために:東かがわ市への訪問

  • 情報収集

東かがわ市を訪れる際は、まず東かがわ市観光協会の公式サイトなどで、笠置シヅ子さんゆかりのスポットに関する最新情報を確認しましょう。記念碑の所在地や関連展示のある施設を事前に調べておくことで、効率よく巡ることができます。

  • アクセス

高松市からはJR高徳線の利用が一般的です。ゆかりの地は駅から少し距離がある場合もあるため、現地ではタクシーなどの利用も検討すると良いでしょう。

この土地を訪れることで、一人の女性が「ブギの女王」と呼ばれるまでの壮大な物語の序章に触れることができるかもしれません。ドラマの感動を胸に、彼女の故郷の風を感じる旅もまた、素敵な体験となるでしょう。

シニア世代のための「ブギウギ」ロケ地巡りモデルプラン

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ここまで紹介したロケ地を、私たちの世代が無理なく快適に巡るためのモデルプランを二つご提案します。あくまで例のひとつですので、ご自身の体力や興味にあわせて自由にアレンジしてくださいね。

ゆったり2泊3日 大阪・滋賀満喫プラン

大阪の人情あふれる街並みと滋賀の美しい自然、双方を満喫できるコースです。

  • 1日目:大阪・ミナミの魅力を味わう

昼頃に新大阪駅に到着後、ホテルへ荷物を預けたらタクシーで道頓堀へ。ランチは名物のお好み焼きやたこ焼きを楽しみます。その後、とんぼりリバーウォークをのんびり散策し、大阪松竹座の美しい外観を撮影。夕方は早めにホテルへ戻って一息つき、夜はライトアップされた道頓堀の夜景を眺めながら、予約したお店でゆったりとした夕食を堪能。

  • 2日目:近江八幡の歴史散策と絶景ドライブ

朝はゆったり過ごし、大阪駅からJRで近江八幡へ。駅からはタクシーで八幡堀へ向かい、屋形船に乗って水上からの風景を楽しみます。続いて古い町並みを歩き、趣あるカフェで休憩。午後は予約した観光タクシーでメタセコイア並木をドライブ、美しい緑のトンネルを満喫した後、琵琶湖畔の温泉宿へ。湖を眺めながら、旅の疲れをゆっくり癒しましょう。

  • 3日目:歴史と文化に触れたのち帰路に

宿でおいしい朝食をいただいた後、京都へ移動。荷物は京都駅のコインロッカーに預けて身軽にし、東映太秦映画村で江戸時代の雰囲気を体感。昼食後は京都駅でお土産を購入し、新幹線で帰路につきます。

じっくり3泊4日 東京・茨城探訪プラン

スズ子がスターへと駆け上がった東京と、昭和の面影を残す茨城をゆったり巡る計画です。

  • 1日目:東京の中心、日本橋を歩く

東京駅に到着後ホテルにチェックイン。少し休んだら歴史と現代が融合する日本橋エリアへ。老舗百貨店を覗いたり、日本橋の麒麟像を眺めたりして散策。夜は少し奮発して、老舗で味わい深い料理を楽しむのもおすすめです。

  • 2日目:ドラマの世界へタイムスリップ

この日はワープステーション江戸(一般公開日に合わせて計画)へ、つくばエクスプレスとタクシーを乗り継いで向かいます。広大な敷地を休憩をはさみつつゆっくり見学し、ドラマの撮影シーンを思い返しながら昭和の街並みを満喫。夕方には都内のホテルへ戻ります。

  • 3日目:優雅な庭園と下町散策を楽しむ

午前中は旧古河庭園を訪れ、美しい洋館と庭園を散策後、喫茶室でゆったりティータイム。午後は都バスやタクシーを使い浅草へ。仲見世通りを歩いて浅草寺へお参りし、下町の活気を満喫します。

  • 4日目:旅の余韻に浸りながら出発

ホテルの朝食をゆったり味わい、その後チェックアウトまで部屋でくつろぎます。時間に余裕があれば駅のカフェで旅の思い出話を楽しむのも素敵。お昼過ぎの新幹線で、ゆっくり帰路につきましょう。

旅の準備と心構え:安心して楽しむために

楽しい旅は、しっかりと準備を整えることから始まります。特に私たちの世代では、無理のないスケジュールと万一の備えが欠かせません。

忘れてはいけない持ち物リスト

  • 健康関連の必需品

健康保険証はコピーではなく原本を必ず携帯し、お薬手帳や普段飲んでいる常備薬も忘れずに持っていきましょう。旅先で体調を崩した際、これらがあるだけで大きな安心感につながります。痛み止めや胃腸薬、絆創膏などは、小さなポーチにまとめておくと便利です。

  • 快適に過ごすためのアイテム

何よりも重要なのは、履き慣れた歩きやすい靴。できれば二足用意しておくと、雨に濡れた場合などに安心です。服装は着脱しやすく、温度調整がしやすいものが重宝します。カーディガンやストールは冷房対策や日差し除けとして役立ちます。

  • その他の便利グッズ

スマートフォンとモバイルバッテリーは今や欠かせません。地図アプリや乗り換え案内、店舗予約など、あらゆるシーンで活用できます。さらに、旅先でのどが渇いた時のために、小型の水筒を持参すると経済的で環境にも優しいでしょう。

移動手段と宿泊施設の選び方

  • 交通手段について

長距離移動には、新幹線や特急のグリーン車を利用すると、広い座席と深くリクライニングできるので体への負担が少なくなります。現地ではICカードに余裕を持ってチャージしておくと切符購入の手間が省けて便利です。階段の上り下りが困難な場所では、無理せずタクシーを利用するのも賢明です。

  • 宿泊先のポイント

ホテルは駅からアクセスの良いところを選ぶと、移動がスムーズになります。予約時にはバリアフリー対応の部屋があるか、大浴場やエレベーターの有無など、自分たちの希望をしっかり伝えて確認しましょう。口コミサイトの静かさや清潔さに関する評価も参考にすると安心です。

緊急時の備えに関して

楽しい旅を過ごすためにも、万が一に備えておくことが重要です。現地の自治体のウェブサイトなどで救急対応の病院リストを事前に調べ、スマートフォンのメモ機能などに保存しておくと安心です。また、家族の緊急連絡先を書いたメモを、お財布とは別の場所に携帯しておくこともおすすめします。

ドラマが描いた時代と音楽の力

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「ブギウギ」の撮影地を訪ねる旅は、単に美しい風景や歴史的建造物を鑑賞するだけではありません。それは、福来スズ子や笠置シヅ子が生き抜いた激動の時代に想いを馳せる旅でもあります。

戦前の華やかなレビュー界から、戦争による困難な時期、そして戦後の復興へと続く彼女たちの歌声は、常に人々の心に寄り添い、希望の灯を絶えず灯し続けました。「東京ブギウギ」の軽快なリズムは、焼け跡から立ち上がろうとする日本を励まし、「買物ブギー」のユーモラスな歌詞は、日常の中に小さな楽しみを見つける人々の心をつかみました。

ロケ地の街角に立ち、ドラマの名曲をスマートフォンで聴いてみてください。きっと、スズ子の歌声がいっそう心に響いてくるはずです。道頓堀の喧騒やメタセコイアの木漏れ日、羽鳥邸の庭園など、その場所の空気を感じながら音楽を堪能することで、物語の世界がより深まり、旅の体験が一層忘れがたいものになるでしょう。

この旅は私たちに教えてくれます。どんな時代であっても、歌やエンターテインメントは人々に力を与え、心を豊かにするのだと。そして、一つのことに情熱を注ぎ、懸命に生きる人の姿は、時代を越えて私たちの胸に響くのだと。

さあ、次はあなたの番です。このガイドを手に、「ブギウギ」を追いかけるあなただけの旅に出かけてみませんか。きっと、心が躍るような素敵な出会いが待っていますよ。

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この記事を書いたトラベルライター

子育てひと段落。今は夫と2人で「暮らすように旅する」を実践中。ヨーロッパでのんびり滞在しながら、シニアにも優しい旅情報を綴ってます。

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