米国の連邦政府機関の一部閉鎖が、全米の航空システムに深刻な影響を及ぼしています。連邦航空局(FAA)や運輸保安庁(TSA)の職員不足が原因で、2025年11月12日時点で米国内のフライトは1200便以上が欠航となり、多数の便で大幅な遅延が発生。空港は旅行者で溢れ、深刻な混乱が続いています。
政府機関閉鎖が航空網を直撃、その背景とは
今回の混乱の直接的な原因は、米議会での予算案の対立による政府機関の一部閉鎖です。これにより、航空システムの安全と円滑な運航を支える重要な職員が影響を受けています。
航空管制官と保安職員の不足が深刻化
米国の航空管制官(ATC)はFAAに所属する連邦政府職員です。政府機関閉鎖に伴い、多くの管制官が一時帰休や無給での勤務を強いられています。これにより各地の管制塔で人員が不足し、離着陸できる便の数が制限される事態となりました。
同様に、空港の保安検査を担当するTSAの職員も無給状態となり、欠勤者が増加。保安検査場では長蛇の列が発生し、搭乗手続きに通常以上の時間がかかるようになっています。
全米で1200便超が欠航 – 具体的な影響
報告によると、今回の事態で欠航となった便はすでに1200便を超えています。特に、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港やラガーディア空港、アトランタのハーツフィールド・ジャクソン国際空港といった主要なハブ空港での影響が大きく、全米の航空ネットワークに波及しています。
欠航や遅延は国内線だけでなく、国際線にも影響を及ぼしており、米国への渡航や米国内での乗り継ぎを予定している旅行者は注意が必要です。
今後の見通しと旅行者が取るべき対策
政府機関閉鎖がいつまで続くかは不透明であり、政治的な解決がなされない限り、航空システムの混乱はさらに長期化、深刻化する可能性があります。
ホリデーシーズンへの影響は必至か
感謝祭やクリスマスといった年末のホリデーシーズンが間近に迫る中、この混乱が続けば、旅行需要のピークと重なり、欠航や遅延はさらに増加すると予測されます。航空券の価格高騰や予約困難な状況も懸念されます。
渡米・米国内移動の際の注意点
これから米国への渡航や米国内での移動を計画している方は、以下の点に注意してください。
- 運航状況の確認を徹底する
出発前には、必ず利用する航空会社の公式ウェブサイトやアプリで最新の運航情報を確認してください。フライトの変更や欠航の通知を見逃さないようにしましょう。
- 空港へは時間に十分な余裕を持つ
保安検査場の混雑が予想されるため、空港には通常よりも大幅に早く到着することをお勧めします。国際線の場合は出発の4〜5時間前、国内線でも3時間前を目安にすると良いでしょう。
- 旅行保険の内容を確認する
加入している海外旅行保険が、フライトの遅延や欠航、それに伴う追加の宿泊費などをカバーしているか、事前に補償内容を確認しておくことが重要です。
- 旅程の柔軟な見直しも検討
可能であれば、旅程の変更や代替交通手段の検討も視野に入れましょう。
今回の事態は、政治的な問題が一般市民の移動の自由にまで影響を及ぼすという現実を浮き彫りにしました。simvoyageでは、引き続き現地の最新情報に注視し、旅行者の皆様に役立つ情報をお届けしてまいります。

