息を呑むような頭脳戦、人間の欲望が渦巻く不動産の世界。Netflixシリーズ『地面師たち』は、その緻密なストーリーと豪華キャストの競演で、多くの視聴者を虜にしました。主人公・辻本拓海が駆ける大都会の喧騒、大物地面師たちが暗躍する重厚な空間、そして事件の裏で交錯する人々の葛藤。この物語のリアリティを支えているのが、東京という街が持つ多面的な顔です。
華やかなオフィス街の裏側、歴史を刻む豪奢なホテル、そして開発の波に揺れる湾岸エリア。ドラマの登場人物たちが息づいた「あの場所」は、実は私たちのすぐそばに存在します。この記事では、ドラマ『地面師たち』の撮影が行われた、あるいはその世界観を色濃く反映した東京のロケ地を、アパレル企業で働きながら世界を旅する私、亜美の視点から巡っていきます。
ただ場所を訪れるだけでなく、その空気を肌で感じ、物語の登場人物になったかのような没入体験をするためのヒントや、女性一人でも安心して楽しめるプラン、散策の際の注意点まで、詳しくご紹介します。この記事を読めば、あなたもきっと、カメラを片手に東京の街へ飛び出したくなるはず。さあ、ドラマの記憶を道しるべに、スリリングで知的な聖地巡礼の旅へ出発しましょう。
このドラマの世界を巡る旅を通じて、東京の多面的な魅力に、より一層深く触れてみませんか。
物語のプロローグ:『地面師たち』が描いた東京

まず、『地面師たち』という作品が描く世界観を簡単に振り返ってみましょう。この物語は、不動産詐欺の専門集団「地面士」をテーマにしています。彼らは土地の所有者を装い、売買代金を騙し取る巧妙な手口で知られています。実際の事件に着想を得ており、その鮮やかな詐欺の技術や、欲望に囚われた人間模様が視聴者に強い印象を与えました。
物語の舞台は、世界有数の大都市・東京です。煌びやかな超高層ビルがそびえ立つ一方で、路地裏に足を踏み入れれば昭和の趣を残す街並みが広がり、複雑な権利関係の土地が今も点在しています。この光と影のコントラストが、「地面士たち」が暗躍する背景となり、ドラマの重要な要素となっています。
彼らのターゲットは、都心の一等地にある「100億円」の価値を持つ土地です。この壮大な詐欺計画の舞台は、日本の経済を動かすエリートたちが集うビジネス街であり、政財界の重鎮たちが密談を交わす高級料亭、そして計画のほころびが現れる殺伐とした倉庫街でもあります。
私たちがこれから訪れるのは、単なるロケ地という枠に留まらない場所です。そこは、東京という都市が持つ「光」と「影」、そして「富」と「欲望」が凝縮された物語の核心に迫る場であり、ドラマの世界を追体験するだけでなく、普段何気なく見ている東京の景色の裏側を垣間見る特別な体験になるでしょう。
辻本拓海が暗躍するビジネスの最前線 – 東京・丸の内エリア
主人公の辻本拓海(綾野剛)をはじめ、多くのキャラクターが奔走したのが、日本ビジネスの中心地である丸の内エリアです。整然とそびえる高層ビル群、洗練されたショーウィンドウ、そして忙しげに行き交うエリートたち。ここは、彼らの詐欺計画が最も大胆かつ緻密に遂行された、物語の中心舞台といえるでしょう。
丸の内仲通り – 洗練された街並みの中に漂う緊張感
東京駅と皇居を結ぶ丸の内仲通りは、このエリアの象徴的なストリートです。石畳が敷かれた道に街路樹が続き、高級ブランドの路面店や洗練されたカフェ、さらにはアート作品が点在し、まるでヨーロッパの街角のような雰囲気を醸し出しています。ドラマでは、この華やかな通りを舞台に辻本たちがターゲットと接触したり、仲間同士で情報をやり取りしたりするシーンが何度も登場しました。
昼間はビジネスパーソンの活気に満ち、週末にはショッピングや散策を楽しむ人々で賑わいます。しかしドラマの視点でこの通りを歩くと、行き交う人々のすべてが、何か大きな取引に関わっているかのように見えてくるから不思議です。
聖地巡礼のポイントと楽しみ方
訪れるなら特におすすめの時間は平日の夕暮れ時。オフィスビルの窓に灯りがともり、街路灯が柔らかな光を放つ頃、街は一日の喧騒を終えて落ち着きを取り戻します。辻本が物思いにふけりながら歩いていたのも、きっとこんな時間帯だったのではないでしょうか。
散策時はファッションにも少し配慮してみましょう。この街の雰囲気に溶け込むために、ややドレッシーなコートや上質なレザーバッグを取り入れるだけで、まるでドラマの登場人物に近づけるはず。ただし、石畳は意外と歩きづらいため、ヒールを避け、フラットな靴やデザイン性の高いスニーカーを履くのが賢明です。長時間の散策を快適にするためには履き心地の良さを最優先しましょう。
疲れたときは、「新丸ビル」7階にある「丸の内ハウス」が特におすすめ。複数のジャンルのレストランやバーが揃い、共有テラス席からはライトアップされた東京駅舎を一望できます。その夜景は、まさに100億円の価値があるとも言え、ドラマの登場人物たちが次の計画を練りながら祝杯をあげていそうな雰囲気が漂っています。
- 準備・持ち物リスト
- 歩きやすい靴(スニーカーやローヒール推奨)
- 場の雰囲気に合わせたいくぶんおしゃれな服装
- カメラ(特に夜景撮影に強いものがベター)
- モバイルバッテリー(地図アプリなどの使用で予想以上に消耗します)
東京駅 – 物語の始まりを告げる巨大ターミナル
赤レンガ造りの美しい東京駅もまた、重要なロケ地の一つです。出会いと別れ、新たな旅立ちの舞台となるこの場所は、登場人物たちの運命が交錯する象徴的なスポットとして描かれています。特に丸の内駅前広場から望む駅舎のアングルは、ドラマのキービジュアルや重要なシーンで印象的に使われました。
広大な駅構内は、巨大な迷路のような構造です。地面師たちが人混みに紛れて尾行をかわしたり、取引の相手とひそかに落ち合うには最適な場所でしょう。ここを歩きながら、柱の影に隠れて誰かを待つ辻本の姿を想像してみるのも一興です。
撮影アングル探しの楽しみ
聖地巡礼の醍醐味の一つは、ドラマと同じアングルで写真を撮ること。KITTE丸の屋上庭園「KITTEガーデン」は、東京駅丸の内駅舎を正面から美しく一望できる絶好の撮影スポットです。昼間の雄大な姿も見応えがありますが、ライトアップされた夜の駅舎は格別の美しさ。ドラマのワンシーンを思い浮かべながら、シャッターを切ってみてはいかがでしょうか。
- 巡礼の手順
- 東京駅丸の内中央口を出て駅前広場へ向かう。
- まず広場から駅舎全体の写真を撮影。
- 続いて駅前の商業施設「KITTE丸の内」へ移動。
- エレベーターで6階へ上がり、屋上庭園「KITTEガーデン」へ(入場無料)。
- 三脚使用は制限されている場合が多いので、手持ちで夜景撮影できる準備をしておくとよいでしょう。
大物たちの密会 – 都内の超高級ホテルと料亭

地面師たちの計画に欠かせないのが、社会的信用を得るための「ハコ」、つまり舞台装置です。彼らが大物政治家や資産家と接触を図る場として選んだのは、誰もが知る超高級ホテルや、格式ある一見お断りの料亭でした。こうした場所は一般の私たちにとっては少々敷居が高く感じられるかもしれませんが、工夫次第でその世界観の一端に触れることも十分に可能です。
ホテル椿山荘東京 – 壮麗な庭園が織りなす非日常の空間
ドラマの重要な密談シーンのロケ地として、都内のラグジュアリーホテルが数多く登場しました。なかでも文京区に佇む「ホテル椿山荘東京」は、その圧巻の庭園美と歴史的な重厚感が、ドラマの世界観に見事な深みを与えています。
都心とは思えないほど広大で緑豊かな庭園は、四季折々の表情を見せ訪れる人々の心をつかみます。ドラマ内では、庭園を見渡せるラウンジやスイートルームで緊迫した交渉が繰り広げられていたことでしょう。この非日常の空間が、詐欺という非合法行為に一種の説得力と荘厳さをもたらしているのです。
宿泊なしでも楽しめる利用プラン
「高級ホテルは宿泊しないと入れないのでは?」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際はそうではありません。館内のレストランやラウンジは宿泊客でなくても利用できます。
特におすすめしたいのが、ロビーラウンジ「ル・ジャルダン」のアフタヌーンティー。美しい庭園を眺めながら優雅な時間を過ごせば、まるで地主の令嬢か、情報収集に励む女詐欺師になりきれるかもしれません。季節ごとにテーマが変わるアフタヌーンティーは大変人気なので、必ず事前予約が必要です。公式サイトからオンライン予約ができるため、余裕をもって準備しましょう。
- 予約の流れ(アフタヌーンティーの申し込み)
- ホテル椿山荘東京の公式ウェブサイトにアクセス。
- レストランのページから「ル・ジャルダン」を選択。
- アフタヌーンティープランを選び、希望日時でオンライン予約を完了。
- 予約確認メールが届けば手続き完了です。
- 服装についての注意点(ドレスコード)
- 多くの高級ホテルでは厳格なドレスコードは設けられていませんが、「スマートカジュアル」が推奨されています。
- Tシャツや短パン、サンダルといったカジュアルすぎる服装は避け、男性なら襟付きシャツやジャケット、女性ならワンピースやブラウスにスカートもしくはパンツが無難です。
- アパレル勤務の私から見ても、少しおしゃれを意識することで、空間の雰囲気をより楽しめるでしょう。旅先での恥はかき捨てるのではなく、その場に敬意を払うことが大切です。
- トラブル時の対処法
- やむを得ず予約をキャンセルする場合は、必ずホテルの規定に沿って連絡を行いましょう。
- キャンセルポリシーは予約時に明示されています。多くの場合、前日や当日のキャンセルにはキャンセル料が発生するため、事前に公式サイトで確認しておくことが望ましいです。
神楽坂の石畳 – 料亭街に漂う裏社会の匂い
地面師のリーダーたちが腹の探り合いを繰り広げていた場所として、神楽坂の料亭街の雰囲気も重要な舞台となります。黒塗りの車が停まる石畳の路地、格子戸の奥からこぼれる灯り。こうした光景は、一見穏やかに見えながらも、その裏で巨額な取引が行われていると想像せずにはいられません。
神楽坂は昔ながらの花街の風情を残しつつ、フレンチレストランやお洒落なビストロも点在する新旧混在の魅力的な街です。特にメインストリートから一本入った「かくれんぼ横丁」や「芸者小道」の路地裏は、まさにドラマの世界観そのもの。昼の散策も楽しいですが、提灯に火が灯る夕暮れから夜にかけての時間帯が最も雰囲気があります。
料亭の空気を気軽に味わう方法
高級料亭の個室はハードルが高いですが、ランチタイムの利用なら比較的手頃な価格で雰囲気を楽しめます。また近年、料亭プロデュースのカフェや甘味処も増えており、予約不要で気軽に立ち寄れるスポットも多くあります。
- 散策時の注意点
- 神楽坂の路地は狭く車も通ります。散策や写真撮影に夢中になるあまり周囲を疎かにせず、安全確保に注意を払ってください。
- 料亭や個人宅の撮影はプライバシーに配慮し、無断で敷地内に入ったり、しつこく人を撮影したりしないようにしましょう。あくまで「街の雰囲気を味わう」スタンスを大切にしてください。
- 治安は比較的良好ですが、夜間の細い路地を女性が一人で歩く際は十分に注意を払い、周囲に警戒を怠らないこと。貴重品は体の前でしっかりと抱えるなど、基本的なスリ対策も忘れずに。
事件の核心へ – 開発の波が寄せる湾岸エリア
物語が終盤に差し掛かり、計画のほころびが見え始めると、舞台は華やかな都心から無機質で殺伐とした湾岸エリアへと移り変わります。広大なコンテナヤード、そびえ立つ巨大なクレーンが並ぶ埠頭、そして夜の闇に浮かぶ工場の灯火。このインダストリアルな風景は、登場人物たちの焦燥や絶望感を象徴する重要な背景となりました。
豊洲・有明 — 再開発が織りなす光と影
近年、豊洲市場や有明アリーナを中心に再開発が著しいこのエリアですが、少し離れるとドラマで描かれたような倉庫街や埠頭が広がっています。特に夜の倉庫街は人通りがまばらで、街灯の光がコンクリートの壁に長く影を落とす様子は、まさにクライムサスペンスの舞台そのものです。
辻本が敵対組織から逃げたり、仲間と最後の取引を交わした場面は、こうした場所で撮影されたのでしょう。昼間は大型トラックが行き交い活気に満ちた場所も、夜になると静寂に包まれ、波の音や遠くのサイレンだけが響く、まったく異なる顔を見せます。
湾岸エリア散策のポイントと安全対策
このエリアを訪れる際は、公共交通機関の利用が基本です。ゆりかもめに乗り、車窓から未来都市と工業地帯が共存する独特の景色を眺めるだけでも十分楽しめます。
特におすすめなのは夕暮れ時の豊洲ぐるり公園です。レインボーブリッジや東京タワー、対岸のビル群を一望できるこの公園は、絶好の夜景スポットとなっています。ドラマのダークなイメージとはやや異なりますが、彼らが目にしたであろう東京の夜景の美しさを、安全な場所から堪能するのもまた趣があります。
- 準備・持ち物リスト
- 軽く羽織れる上着(海風は想像以上に冷たく感じます)
- 歩きやすい靴(公園や埠頭周辺は意外と歩く距離が多いです)
- 交通系ICカード(ゆりかもめやバスの利用に便利です)
- 禁止事項・ルール
- 埠頭や倉庫街の多くは私有地や立ち入り禁止区域です。関係者以外の立ち入り禁止の看板がある場所には絶対に入らないようにしましょう。トラブルの原因になります。
- 撮影禁止の場所も多いため、現地の表示や指示には必ず従ってください。
- トラブル時の対応(特に女性の夜間の一人歩きについて)
- 湾岸エリアの夜間は人通りが極端に減ります。特に倉庫街周辺での女性の夜間一人歩きは避け、安全を最優先に行動してください。
- 聖地巡礼で訪れる場合は、必ず複数人で行動するか、明るい日中に限定して訪れることをおすすめします。
- もし危険を感じた場合は、すぐに大通りへ出る、近くのコンビニなど明るい場所に避難する、ためらわずに110番通報を行うなどの対策を心がけましょう。
- 公共交通機関の最終便は都心部より早い場合が多いので、事前に時刻を確認し、乗り遅れないよう計画的に行動してください。
登場人物たちの素顔が垣間見える場所

巨額の詐欺を行う地面士たちも、一人の人間です。ドラマでは、彼らの束の間の休息や葛藤が描かれるシーンが強く印象に残りました。そうした場面の舞台となったのは、都心に位置しながらもどこか懐かしく、落ち着いた空気が漂う街角でした。
谷中・根津・千駄木 — “谷根千”が醸し出すレトロな風情
山手線の内側にありながら、戦災という試練を奇跡的に免れた谷中・根津・千駄木のエリア、通称「谷根千(やねせん)」。ここには、昔ながらの商店街や風格ある木造家屋、数多くの寺社が点在し、ゆったりとした時間の流れを感じさせます。
ドラマの中で、追われる身となった登場人物が身を潜めたり過去を振り返ったりするシーンには、まさにこうした古き良き東京の風景がぴったりとフィットします。例えば、夕日の名所として知られる「夕やけだんだん」の階段に腰かけて物思いにふけるシーンや、迷路のような路地裏に佇む古民家カフェで束の間の安らぎを得る様子など、あの情景が目に浮かぶようです。
「谷中ぎんざ商店街」を歩けば、美味しいメンチカツや昔ながらのお惣菜が並び、その魅力に心惹かれます。食べ歩きを楽しみながら、この街の日常に溶け込むのもまた格別でしょう。地面士たちも、偽りの身分を捨てて、こんな普通の暮らしを夢見ていたのかもしれません。
登場人物が好んだであろう隠れ家バー
仕事の関係でファッションやアート関係者と会食する機会が多いのですが、そうした際に重宝するのが恵比寿や代官山、あるいは西麻布あたりにある隠れ家的なバーです。ドラマの登場人物たちも、きっと馴染みのバーで情報を交換したり、計画の成功を祝ったりしていたことでしょう。
特定のロケ地というわけではないものの、ドラマの雰囲気を味わえるバーを訪ね歩くのも、新しい聖地巡礼の楽しみ方です。例えば、重厚な木製カウンターがあり、バックバーにウイスキーの瓶がずらりと並ぶオーセンティックなバーや、薄暗い照明にジャズが静かに流れる秘密めいたラウンジなど。
こうした場所では、背筋を少し伸ばしながらドラマの登場人物になったつもりでカクテルを一杯注文してみてはいかがでしょうか。「ギムレットには早すぎる」というセリフを口にしなくても、バーテンダーにおすすめを尋ねて、静かで落ち着いた夜のひとときを楽しむだけで、旅の思い出が一層豊かなものになるはずです。
- お店選びのポイント
- 女性一人でも安心して入店できるよう、口コミサイトなどで事前に雰囲気をチェックしましょう。
- チャージ(席料)の有無や、一杯あたりの価格帯も事前に確認すると安心です。
- わからないことは遠慮せずにバーテンダーに尋ねるのが一番です。彼らは飲み物のプロであり、最高の接客サービスの担い手でもあります。
1日で巡る!『地面士たち』世界観没入モデルコース
これまでに紹介したスポットをめぐる、具体的なモデルコースをご提案します。あくまで一例ですので、ご自身の興味やスケジュールに合わせて自由にカスタマイズしてください。
午前:丸の内エリアでビジネスの最前線を体感
- 10:00 東京駅到着
- 丸の内駅前広場に出て、赤レンガの駅舎を背景に記念撮影を楽しみましょう。
- KITTE丸の内に立ち寄り、屋上庭園から駅舎の全景を見渡します。
- 11:00 丸の内仲通りを散歩
- 洗練された街並みをゆったりと歩きます。平日のこの時間帯は、まさにビジネスの最前線の雰囲気が漂っています。
- 通り沿いのカフェで一息つきながら、行き交う人々の様子を眺め、辻本たちの気分に浸ってみましょう。
昼食:神楽坂で和の風情を楽しむ
- 12:30 神楽坂へ移動
- 東京メトロ東西線で大手町駅から神楽坂駅へ向かいます。
- 石畳の細い路地を歩き、趣ある街並みを満喫しましょう。
- 13:00 ランチタイム
- 事前に調べておいた料亭や人気の和食店でランチを堪能。少し贅沢なひとときを過ごします。
午後:非日常の空間を満喫
- 15:00 ホテル椿山荘東京へ移動
- タクシーまたはバスで向かいます。
- 予約しておいたラウンジでアフタヌーンティーを楽しみ、広大な庭園を眺めながら優雅な午後の時間を過ごします。
- 余裕があれば、食後に庭園を散策するのもおすすめ。三重塔や滝など見どころが豊富です。
夕方から夜へ:湾岸エリアの光と影を堪能
- 18:00 豊洲エリアへ移動
- 東京メトロ有楽町線などを使い、豊洲駅へ向かいます。
- 18:30 豊洲ぐるり公園で夜景鑑賞
- 日が沈み、夜の灯りが輝き始めるマジックアワーを狙いましょう。
- レインボーブリッジや都心のビル群が織りなす壮大な夜景を楽しみ、ドラマのクライマックスシーンを思い浮かべてみてください。
- 20:00 夕食
- 豊洲駅周辺のレストランでディナーを楽しみます。
- 1日の聖地巡礼を振り返りながら、旅の締めくくりとしましょう。
このコースをまわる際は、都内の交通機関が乗り放題となる「東京メトロ24時間券」などを利用すると便利でお得です。事前に購入方法や利用エリアを確認しておきましょう。
ロケ地巡りから見えてくる、もう一つの東京

ドラマ『地面士たち』のロケ地を巡る旅は、単なる聖地巡礼にとどまらず、私たちが日常的に暮らす東京という都市が持つ多様な顔を改めて発見する旅でもあります。
世界経済を牽引する金融の中心地・丸の内。そのすぐ隣には、皇居の深い緑が広がり、悠久の歴史を現代に伝えています。少し電車に乗れば、神楽坂や谷根千のように、江戸の面影と昭和の温もりを残す街並みが姿を現します。そして、湾岸エリアに足を踏み入れれば、未来に向けて絶え間なく変貌を遂げる都市の活力を肌で感じ取ることができるでしょう。
地面師たちは、東京という都市の複雑な歴史と価値の狭間を巧みに利用して暗躍しました。彼らが狙った土地ひとつひとつ、密談の場となった場所のひとつひとつには、東京という街が重ねてきた時間の重みが刻み込まれています。
今回の旅では、ぜひあなた自身の視点でドラマのシーンと現実の風景を重ね合わせてみてください。辻本拓海が見上げたビルの窓、大物たちが視線を交わした先に広がる庭園の緑、追われる者が最後に目にしたであろう湾岸の夜景。そこには、スクリーン越しには伝わらなかった生々しい空気感や匂い、街の息遣いが感じられるはずです。
旅の終わりには、きっとあなたの東京の地図がより立体的で魅力的なものへとアップデートされているでしょう。さあ、次の休日はドラマの記憶を胸に、東京の光と影を探す冒険に出かけてみませんか。

