韓国のLCC(格安航空会社)ティーウェイ航空は、2026年3月29日より東京/成田〜釜山線を新たに開設することを発表しました。日韓間の旺盛な旅行需要を背景に、競争の激しい人気路線へ参入することで、旅行者の選択肢がさらに広がります。
成田から韓国へ3つ目の翼、期間限定で運航開始
今回発表された東京/成田〜釜山線は、1日1往復のデイリー運航を予定しており、機材はボーイング737-800型機などが使用されます。ティーウェイ航空にとって、成田空港から韓国への路線は、既存のソウル/仁川線、大邱線に次いで3路線目となります。
まずは期間限定での運航となり、スケジュールは以下の通りです。
- 第1期: 2026年3月29日〜5月20日
- 第2期: 2026年9月1日〜10月24日
春の大型連休や秋の行楽シーズンといった、旅行需要が高まる時期を的確に捉えた運航スケジュールとなっており、多くの利用が見込まれます。
LCC参入でさらに激化する成田〜釜山線の競争
既に4社がひしめく人気路線
東京/成田〜釜山線は、首都圏から韓国第2の都市・釜山へ向かう重要な路線であり、既にチェジュ航空、エアプサン、大韓航空、ジンエアーの4社が運航しています。LCCからフルサービスキャリアまでが競合するこの路線にティーウェイ航空が加わることで、合計5社による競争が繰り広げられることになります。
背景にある記録的な日韓交流
この路線拡充の背景には、コロナ禍を経て急速に回復し、過去最高水準に達している日韓間の旅行需要があります。日本政府観光局(JNTO)によると、2023年の訪日韓国人旅行者数は約696万人に達し、コロナ禍前の2019年(約558万人)を大幅に上回り、国・地域別で最多を記録しました。
一方で、韓国を訪れる日本人も増加傾向にあり、両国間の航空需要は非常に高い水準で推移しています。ティーウェイ航空は、この旺盛な需要を確実に取り込むべく、ネットワークの拡充を急いでいると考えられます。
旅行者への影響と今後の展望
選択肢の増加と価格競争への期待
ティーウェイ航空の新規参入は、旅行者にとって大きなメリットをもたらします。航空会社の選択肢が増えることで、利用したい時間帯やサービスに応じたフライトを選びやすくなります。
さらに、LCCの参入は価格競争を促進する大きな要因となります。既存の航空会社も対抗策としてセール運賃を打ち出す可能性があり、旅行者はこれまで以上に手頃な価格で釜山への旅行を楽しめるようになるかもしれません。
ティーウェイ航空の次なる一手は
今回の就航は、ティーウェイ航空が日本市場をいかに重要視しているかを示すものです。まずは期間限定での運航となりますが、搭乗率などの実績が好調であれば、通年運航への切り替えや、さらなる増便も十分に考えられます。
激戦区への参入で日本での存在感を高めようとするティーウェイ航空。その動向は、今後の日韓路線の価格やサービスに大きな影響を与えることになりそうです。釜山への旅行を計画している方は、各社の運賃比較から目が離せません。

