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【速報】日本版ESTA「JESTA」導入決定!2028年からの日本旅行、何が変わる?

simvoyageをご利用の皆様に、日本の渡航制度に関する重要なニュースをお届けします。2024年3月10日、日本政府は、ビザなしで日本を訪れる渡航者に対し、事前の電子渡航認証を義務付ける新制度「JESTA」の導入を閣議決定しました。

これは、アメリカの「ESTA」やヨーロッパの「ETIAS」と同様のシステムで、2028年頃の開始を目指しています。これにより、今後の日本旅行の準備が少し変わることになります。この記事では、JESTAの概要から、導入の背景、そして私たち旅行者に与える影響までを詳しく解説します。

目次

日本版ESTA「JESTA」とは?

「JESTA(ジェスタ)」は、「Japan Electronic System for Travel Authorization」の略称で、日本の電子渡航認証システムを指します。これまでビザ(査証)が免除されていた国・地域からの渡航者が、日本へ出発する前にオンラインで渡航認証を申請・取得することを義務付ける制度です。

JESTAの概要

  • 対象者: 現在、日本への入国にビザが免除されている74の国・地域(2024年3月時点)の旅行者。
  • 手続き: 渡航前に専用のウェブサイトやアプリから、氏名、生年月日、国籍、パスポート情報、そして滞在先や渡航目的などを申告します。
  • 手数料: 申請には一定の手数料が必要となります。金額はまだ発表されていませんが、他国の例を参考にすると、数千円程度になる可能性があります。
  • 目的: テロリストや不法就労目的の人物などを事前にスクリーニングし、日本の安全性を高めることが主な目的です。
  • 開始時期: 2028年頃の施行を目指して準備が進められます。

航空会社も、搭乗手続きの際に乗客がJESTAの承認を得ているかを確認する義務を負うことになります。承認がない場合、日本行きの飛行機に搭乗できなくなるため、旅行者にとっては必須の手続きとなります。

なぜ今、JESTAが導入されるのか?

この制度導入の背景には、国際的な潮流と日本の国内事情があります。

世界標準となりつつある電子渡航認証

電子渡航認証システムは、すでに多くの国で導入されています。

  • アメリカ: 2009年から「ESTA(電子渡航認証システム)」を導入。
  • カナダ: 「eTA(電子渡航認証)」
  • オーストラリア: 「ETA(電子渡航許可)」
  • 欧州連合(EU): 2025年半ばから「ETIAS(欧州渡航情報認証制度)」を開始予定。

このように、主要な観光大国では、保安強化と入国管理の効率化のために同様のシステムを導入するのがスタンダードになっています。日本もこの流れに加わり、国際的な安全基準に合わせる形となります。

観光客急増と水際対策の課題

コロナ禍を経て、日本のインバウンド観光は急速に回復しています。日本政府観光局(JNTO)によると、2023年の訪日外客数は約2,507万人に達し、コロナ禍前の8割近くまで戻りました。

一方で、観光客の増加に伴い、オーバーステイ(不法残留)の問題も懸念されています。出入国在留管理庁の発表では、2024年1月1日時点での不法残留者数は79,113人と、前年から増加傾向にあります。JESTAは、こうした不法滞在や不法就労を目的とする入国を未然に防ぐための「水際対策」の切り札として期待されているのです。

旅行者と観光業界への影響は?

では、JESTAの導入は私たち旅行者にどのような影響を与えるのでしょうか。

旅行者への影響:渡航準備に新たな一手間

最も大きな変化は、日本旅行の計画に「JESTAの申請」という新たなステップが加わることです。

  • 事前の手続きが必須に: これまでパスポート一つで気軽に来日できた国の人々も、必ずオンラインでの事前申請が必要になります。申請を忘れると旅行自体がキャンセルになりかねないため、注意が必要です。
  • 手数料の発生: 少額であっても、旅行費用に新たなコストが加わります。
  • 偽サイトに注意: ESTAやETIASでも問題になっていますが、公式を装った高額な代行申請サイトが出現する可能性があります。申請は必ず公式サイトから行うようにしましょう。

一方で、事前に審査が完了することで、日本の空港での入国審査がスムーズになる可能性も期待されています。

観光業界への影響:安全性向上と短期的な懸念

日本の観光業界にとっては、長期的にはプラスに働くとの見方が優勢です。

  • 「安全な国」のブランド強化: 保安レベルが向上することで、日本がより安全で安心な旅行先であるという国際的な評価が高まり、富裕層やファミリー層をさらに惹きつける可能性があります。
  • 短期的な影響への懸念: 制度開始直後は、手続きの手間を嫌って一時的に旅行者数が落ち込む可能性や、アジアの近隣諸国(同様の制度がない場合)に旅行者が流れる可能性も指摘されています。

まとめ:今後の最新情報に注目を

JESTAは、日本の安全性を高め、国際基準に沿った入国管理を実現するための重要な一歩です。私たち旅行者にとっては、渡航準備に一手間増えることになりますが、安全で快適な旅行のための仕組みと理解することが大切です。

制度の具体的な申請方法や手数料、開始時期などの詳細は、今後数年かけて決定されていきます。simvoyageでは、今後もこのJESTAに関する最新情報を追いかけ、皆様にお届けしていきます。2028年以降に日本への旅行を計画する際は、外務省などの公式サイトで最新情報を確認することを忘れないようにしましょう。

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この記事を書いたトラベルライター

SimVoyage編集部は、世界を旅しながら現地の暮らしや食文化を体感し、スマホひとつで快適に旅する術を研究する旅のプロ集団です。今が旬の情報から穴場スポットまで、読者の「次の一歩」を後押しするリアルで役立つ記事をお届けします。

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